
まさかWDSでエアロスミスが聴けるなんて…
ウォルト・ディズニー・スタジオにあるロックン・ローラー・コースター(Rock 'n' Roller Coaster starring Aerosmith)は屋内型のローラーコースターです。急発進、急降下、急上昇に加え、ループやコークスクリューといったエレメントを持つコースターであるため、ディズニーのテーマパークの中でも激しい部類のアトラクションになります。パリ以外ではオーランドにもあるアトラクションです。ライドにはスピーカーが搭載されており、音楽を聴きながら疾走します。楽曲はこのアトラクションの監修も務める「エアロスミス(Aerosmith)」のナンバー。『Walk This Way』、『Sweet Emotion』など、彼らの代表曲を聴きながらの絶叫体験ができます。
この記事の目次
アトラクションのデータ
ロックン・ローラー・コースター(Rock 'n' Roller Coaster starring Aerosmith)
- 所要時間:1分20秒
- 長さ:1,037m
- 最高時速:92km
- アトラクションタイプ:屋内ローラーコースター(ビッグ・スリル)
- エリア:バック・ロット(ウォルト・ディズニー・スタジオ)
- 開始日:2002年3月16日
- ファストパス:〇
- シングルライダー:〇
混雑状況など
待ち時間、混む時間帯など

あさイチだと5分で乗れます!
回転率がかなり良いので、長蛇の列になることは稀です。オープン直後だと5分待ちのことも多いので、連続して何回も乗れてしまいます。

Qラインもガラガラ…
ファストパスやシングルライダーには対応しているの?
ファストパス、シングルライダーの両方に対応しています。ただし、私たちが訪問した際は、終日5~15分程度の待ちであったため、ファストパスは発券していませんでした。
体験レポート
外観について

曲がりくねったレールに期待感しかありません
エレキギターが前面に押し出されたデザインが印象的な、少し派手めの外観をしています。The Rock!感がハンパないです。
内部はどうなっているの?ライドは?

ロック界のレジェンド達の ” お宝 ” がここに!
建物内部には楽器やポスターが飾られてあるので、それらを見ながら乗り場まで進んでいきます。

どうやらレーベル名は「トゥール・デ・フォース」というらしい
プレショーもあります

さぁ、スーパースターのお出ましです!
途中、エアロスミス主演のプレショーもあります。制作秘話などが聞けるので、なかなか興味深いものがあります。
乗り場にて

パリはやたらハーネス付きライドが多い印象…
ライドは24人乗り。オーランド版とは異なり、車両はリムジン型ではなく、「サウンド・トラッカー」と呼ばれるDJブース?のような形状のライドになっています。ライドは全部で5種類。乗車中に演奏される曲目と照明効果(ライトショー)のカラーバリエーションが車両ごとに異なるので、乗る度に違う体験ができます。
サウンドトラッカー(Soundtracker)の種類と楽曲
- マルチカラー: 楽曲『Love In An Elevator』、『Walk This Way』
- レッド&イエロー: 楽曲『Nine Lives』
- ブルー: 楽曲『Sweet Emotion』
- グリーン: 楽曲『Back In The Saddle』、『Dude Looks Like A Lady』
- パープル: 楽曲『Young Lust』、『F.I.N.E』、『Love In An Elevator』
ライドに乗り込み、ハーネスを胸まで下ろします

Are you ready…??
加速レーンの場所までライドが進み、一旦、停止。その後、5、4、3、2… とカウントダウンが始まり、急発進します!
スタートして2.8秒で時速92kmに達します
最高時速を記録した後、すぐに大きなループに入ります。ちなみにフランスで最もスピードの速いローラーコースターがこの「ロックン・ローラー・コースター」だそうです。
ライトショーはあるものの、基本、暗め…
曲調やコースレイアウトとシンクロしてピカピカっとライトが点灯するものの、基本的には真っ暗闇の中、ただただ突っ走っていく!といったアトラクションです。あとは身を任せるより他はありません(笑)
しかしながら、強めのGなどは感じられるので、ループやスクリューの瞬間は確実に分かります。あ、只今、回転中~、みたいな(笑)
エアロスミスの楽曲がマッチしていて気持ちよい
エアロスミスのロック感がこのスリリングなアトラクションにとてもよく合っていて、絶叫というよりは、爽快感が勝ります。
ウォルト・ディズニー・スタジオで最も激しいアトラクションの一つであることに変わりありませんが、とはいえ、ディズニーの絶叫マシンですので、本格的なスリルはありません。TDLのスペース・マウンテンやTDSのレイジング・スピリッツに乗れる方であれば、全然イケるアトラクションですので、躊躇せず頑張って乗りましょう!
ライド・フォトにも対応!
急発進時(スタート時)に撮影されているようです。カウントダウンが始まってドキドキしているところだとは思いますが、頑張って笑顔を作ってみましょう…か。

ライド・フォトの販売窓口は出口付近にあります
WDSイチの暴れん坊

日本にもこのレベルの絶叫アトラクションが欲しい…
絶叫の尺度は人によって異なるので、ランク付けというのは難しいのですが、スピード、ループ、スクリューなどのエレメントを考慮すると、ディズニーのアトラクションの中では、やはり上位に食い込んでくるようなスリル・ライドであると言えるでしょう。
ロックン・ローラー・コースターには訪問中、5回乗りました。朝に連続して乗れたので、予定より多めに体験することができました。
クローズ間近のアトラクション
このアトラクションはリニューアルのために2019年夏にはクローズとなります。改修後はアイアンマンやアベンジャーズをモチーフとしたアトラクションとなるようです。エアロスミスではなくなってしまうのは残念ですが、マーベルはマーベルで楽しそうですね。なくなる前に、ぜひエアロスミス・ヴァージョンのRRCも楽しんでみてはいかがでしょうか??