パリのレストランを舞台とした可愛らしいアトラクションです
この記事でわかること
- アトラクション「ラタトゥイユ(レミーのおいしいレストラン):ザ・アドベンチャー(パリ)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
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海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、パリのディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★
パリを感じさせる風景が広がっています
ラタトゥイユ(Ratatouille:The Adventure)は、ディズニー映画(ピクサー作品)『レミーのおいしいレストラン』の世界を再現した「4D体験型(※)」のライド・アトラクションです。レミーと同じサイズに縮小されてしまったゲストは「ラット・モービル」に乗り込み、目の前で繰り広げられる数々のハプニングに巻き込まれてしまうことに…。
補足(※)
4D体験型:3D(立体映像)に加えて、熱や匂いなども感じられるアトラクションのこと。
アトラクションのデータ
ラタトゥイユ(Ratatouille:The Adventure)
- 所要時間:約4分30秒
- アトラクションタイプ:3D・トラックレス・ダークライド(ファミリー向け)
- エリア:トゥーン・スタジオ(ウォルト・ディズニー・スタジオ)
- 開始日:2014年7月10日
- 混雑状況:★★★★★
- ファストパス:〇
- シングルライダー:〇
パリ限定のアトラクションです
ウォルト・ディズニー・スタジオの「ラタトゥイユ」と同タイプのアトラクションは、他のディズニーパークには導入されていません。世界で唯一、パリにしかない貴重な存在であることから、ディズニーランド・パリ訪問の際は、是非、体験していただきたいアトラクションのひとつとなっています。
追記
現在はパリ限定となっていますが、2021年、ウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)の「エプコット」にて、同型のアトラクションが導入される予定だそうです(ちなみに、ワールド・ショーケース内の「フランス館」にオープンするとのこと)。
映画『レミーのおいしいレストラン』について
この小さなねずみくんが主人公の映画です
アトラクションの背景となっている『レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』は、2007年に公開されたディズニー映画(ピクサー作品)です。
レミーの憧れ「グストー」は「イーゴ」の酷評後、帰らぬ人に…
舞台は華の都 ” パリ ” にあるレストラン「グストー(Gusteau)」。主人公は、料理の才能があるねずみの「レミー(Remy)」と、料理が苦手な見習いシェフの「リングイニ(Alfredo Linguini)」。
ふたりはタッグを組み、お互いに足りないモノを補いながら、” パリ一番のシェフになること ” を目指します。
パリのオペラ地区には「マキシム」など名店揃い
リングイニの料理(実際に作っているのはレミー)はとても評判が良く、レストランは繁盛するのですが、それを快く思わない人物がいました。
それは、グストー亡き後、彼の後釜を務めていた料理長の「スキニー」です。
いかにも悪そうな顔つきをしていますね(笑)
大のねずみ嫌いでもあったスキニーは、料理を作っているのがレミーだという事実知ると、難易度の高い料理をわざと作らせたり、ねずみ駆除の衛生局を呼んだりといった嫌がらせを始めます。
しかしながら、” DNA鑑定 ” により、グストーの息子がリングイニであることが判明すると、レストランの正式な後継者として彼(リングイニ)が新しいオーナーに。
その後、スキニーは店を退くこととなりました。
南仏を代表する郷土料理です
ある日、リングイニのレストランに料理評論家の「イーゴ」がやってきました。絶品と噂される料理を酷評するためにです。しかしながら、彼にふるまわれた一皿が冷徹な彼の心を温めました。
その料理というのは、彼が幼い頃に食べた思い出の味 ” ラタトゥイユ ” だったからです。
混雑状況について
エクストラ・マジック・タイムの対象となっています
待ち時間/混雑する時間帯など
パーク内で最も待ち時間の長いアトラクションのひとつとなっています。平日でも50~60分程度の待ちは覚悟しておく必要があります。混雑日には120分を越えることも。
一時的に混雑が緩和される時間帯(15:00~16:00、など)もあるようです(その場合の目安は「~45分」程度)。どうしてもスタンバイで並ぶ場合には、朝イチの他、そういったタイミングを狙ってみるのも良いでしょう。
また、エクストラ・マジック・タイム(早朝優先入場)の時間帯にも稼働しているため、そういった制度を適宜利用するのも◎
ファストパスには対応しているの?
タイムスロットの切り替わりは早めです
ファストパスの対象となっているアトラクションです。
ラタトゥイユは大変人気が高く、ファストパスの発券はすぐ(多くの場合「お昼前」には)終了してしまいます。
故、早めかつ計画的に取得されることをおすすめします。
ディズニーランド・パリのファストパスの絵柄は味気ないものが多いのですが、ラタトゥイユに関しては ” レミー ” が描かれたとても可愛らしいデザインとなっています。絵柄が気に入ったので、私たちはパスを使わず、記念に持って帰りました。
シングルライダーには対応しているの?
シングルライダーの対象となっているアトラクションです。
本アトラクションのライドは3人掛けのため、比較的、1人分の空きが出やすいです。シングルライダーに相応しいアトラクションのひとつだと言えるでしょう。
体験レポート
今回の訪問では計3回体験してきました
それでは、ウォルト・ディズニー・スタジオのアトラクション「ラタトゥイユ(レミーのおいしいレストラン)」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
朝陽に照らされるラタトゥイユのエクステリア
パリの街中にあるようなレストランを模した外観となっています。屋根のネイビー、そして象牙色をした壁のコントラストが印象的です。コック帽をかぶったレミーがトレードマークとなったブルーの看板も可愛らしく、隣接しているレストラン「ビストロ・シェ・レミー(Bistrot Chez Rémy)」との調和も保たれています。
Qラインについて
優先入場制度を上手く利用して必ず乗りたい
エクストラ・マジック・タイム(早朝優先入場)の時間帯は、しばらく「5分」待ち状態が続いているため、Qラインは閑散としています。比較的、回転率の良いアトラクションではありますが、開園後には120~150分程度の待ち時間が発生することもあるため、なるべく早めの時間帯に列へ並ばれることをおすすめします。
内部はどうなっているの?
グストーがゲストをお出迎え
レストランの中へと入ると、今は亡き天才シェフ「グストー」をモチーフとしたネオン看板を見ることができます。少し、アンニュイな顔を浮かべているところは、今もあの頃と変わりません。内部は少し暗めですが、アコーディオンの音色が流れており、パリの雰囲気が感じられる空間となっています。
乗り場にて
ここまで来ると、乗り場まではあと少しです
しばらく道なりに進んでいくと、ライドの乗り場が見えてきます。
薄暗いプラットホームにてしばし待機。ラタトゥイユは比較的、回転率の良いアトラクションなので、すぐにライドが到着します。
ライドは ” ねずみ ” 型
この乗り物は「ラット・モービル」と言います
ゲストは可愛らしい ” ねずみ型 ” のライドに乗ってアトラクションを体験します。ひとつのライドにつき定員は6名(前列3名+後列3名/1ライド)。3台で1編成となっています。ルート上にレールの無いトラックレス・タイプのライドなので、予測不可能な動きを楽しめます。
おすすめの席はどこ??
このシートでしか味わえない ” サプライズ ” も
基本的には、どの席に座っても見え方が大きく変わるようなことはありませんが、おすすめのシートは存在します。それは、2台目(真ん中)ライドの前列の中央です。このシートは他では味わえない ” 特別な体験 ” ができるのです。内容はサプライズということで、ここでは割愛しますが、チャンスがあれば、是非、真ん中の席を狙ってみてください。
さあ、” レミー ” の世界へ!
ラタトゥイユは、主に、4つのシーン(セクション)で構成されています。「プーさんのハニーハント(TDL)」と同様に、場面ごとに区切られた部屋を順番に回っていくことで、映画『レミーのおいしいレストラン』の世界観を味わえる、という趣旨となっています。
それでは、本アトラクションの詳細について「前半」と「後半」に分けてご紹介していきたいと思います。
本編(前半)
アトラクションの前半部分は、主人公「レミー」と憧れのシェフ「グストー」のダイアローグから、厨房での ” ハプニング ” までのストーリーをメインとしたシーンで構成されています。
レストランのガラス屋根にて
3Dメガネをかけるのを忘れずに~
レストラン「グストー」の屋根上のシーンからこのアトラクションは始まります。
レミーが幽霊姿のグストーにゲストにもてなす料理について相談していると、突然、ガラス屋根が開き、真っ逆さまに落ちていきます。
落ちながら、ゲストはねずみのサイズに縮小されてしまいます。
厨房のシーン
落っこちてくるお皿や調理器具にも気を付けて(笑)
厨房へと落とされたレミー&ゲスト一行は、料理人たちの足に踏まれないよう、四方八方へと逃げ回ります。
目の前には散乱した野菜や果物、頭上には、巨大な魚や肉がぶら下がっているのが見えます。冷蔵庫やオーブンの横を通り過ぎる時には冷気や香り、熱なども感じます。このエリアは本アトラクションの特徴でもある「4D」を体験できるセクションのひとつとなっています。
その後、スキニーに見つかりそうになったレミー&ゲストを親友のリングイニが掃除用の ” モップ ” でサッと掃って隠します(笑)。
本編(後半)
アトラクションの後半部分は、ヒートアップする「スキニー」による壮烈なチェイス、そして「レミー」の ” 夢 ” が叶うまでのストーリーをメインとしたシーンで構成されています。
スキニーの追跡
彼の執拗なチェイスにも負けません
レミーはとうとうあのねずみ嫌いな料理長に見つかってしまいます。恐怖のあまりご乱心のスキニーは、ねずみが隠れていそうな隙間を覗いたり、手を突っ込んだりして、何とか追い出そうとします。レミーの大きさにまで身体が小さくなってしまうと、怒り狂った人間はとてつもなく恐ろしい「怪獣」のようにも見えます。
しかしながら、レミーはリングイニの助けもあり、何とか逃げ切ることに成功します。
レミーのキッチン
レミーと兄のエミール。ちなみに兄は食べることが専門です(笑)
スキニーの魔の手から逃れたレミーたちが向かったのは、ねずみたちの、ねずみたちによる、ねずみたちのための調理場 ” レミーのキッチン(Remy's kitchen)” です。
そこには「リングイニ」の姿もあります。もちろん、作りかけの「ラタトゥイユ」なども。
シャンパンのコルクに弾き飛ばされた後、いよいよフィナーレへ。
レストランの前にてお別れです
夢が叶って、本当に良かったですね
このアトラクションのラストは、シェフになるという夢を叶えたこの小さなねずみくんとその仲間のねずみたちにお別れを告げるシーンとなっています。
彼らの頭上には、なんと ” グストー ” の姿も。
お星さまとなった ” スターシェフ ”
道半ばでこの世を去った彼も、この新しいリトル・シェフが活き活きと料理を作っている姿を見て、心なしか安堵の表情を浮かべているようでした。
パリには ” レミーのおいしいレストラン ” が実在!?
アトラクションの余韻に浸れるレストランです
アトラクション「ラタトゥイユ」に隣接する「ビストロ・シェ・レミー(Bistrot Chez Rémy)」は、本格的なコース料理と絶品ラタトゥイユを堪能できるレストランです。レミーと同じサイズになって食事を楽しめる、ウォルト・ディズニー・スタジオにおいて最も人気のあるダイニングとなっています。
アトラクションの体験後は、こちらのレストランにもぜひ足を運び、より深く、より美味しく、作品の世界を味わってみてはいかがでしょうか。
レミーと一緒に ” ハプニング ” を味わおう!
パリにこそ相応しいアトラクションです
今回は、ウォルト・ディズニー・スタジオのアトラクション「ラタトゥイユ(レミーのおいしいレストラン)」についての体験レポートをお届けしました。
本アトラクションは、あくまで3D体験型という位置付けではありますが、熱や匂いなども感じられる「4D」のテクノロジーを取り入れたという点は、 ” おいしいレストラン ” を舞台とする「ラタトゥイユ」に大変相応しい演出であると感じました。
小さなシェフ ” レミー ” と同じサイズになって、ハラハラドキドキのハプニングを、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。
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