
ディスカバリーランドの要アトラクションのひとつです
この記事でわかること
- アトラクション「ノーチラス号の謎(パリ)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
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海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、パリのディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★

好奇心がくすぐられる世界が待っています
ノーチラス号の謎(Les Mystères du Nautilus)は、フランスの小説家「ジュール・ヴェルヌ」の作品『海底二万里』に登場するサブマリン(潜水艦)を再現した、ウォークスルー型のアトラクションです。ネモ船長の「プライベート・ルーム」「サロン」「エンジン・ルーム」といった、興味深い6つの部屋を探索することができ、没入感たっぷりに ” 海底の世界 ” へと潜り込むことができます。
アトラクションのデータ
ノーチラス号の謎(Les Mystères du Nautilus)
- 所要時間:制限なし(約10~15分程度)
- アトラクションタイプ:ウォークスルー(ファミリー向け)
- エリア:ディスカバリーランド(ディズニーランド・パーク)
- 開始日:1994年7月4日
- 混雑状況:★☆☆☆☆
- ファストパス:✕
パリ限定のアトラクションです
ディズニーランド・パーク(パリ)の「ノーチラス号の謎」と同タイプのアトラクションは、他のディズニーパークには導入されていません。世界で唯一、パリにしかない貴重な存在であることから、ディズニーランド・パリ訪問の際は、是非、体験していただきたいアトラクションのひとつとなっています。
映画『海底2万マイル』について

潜水艦はミステリアスな魅力がありますね
アトラクションの背景となっている『海底2万マイル(20,000 Leagues Under the Sea)』は、1954年に公開されたアメリカ映画(ディズニー制作)です。
時は1868年。南太平洋では船舶が襲撃されるという事故が多発していました。それは謎の生物による仕業という専らの噂でしたが、実際に船を襲っていたのは生物ではなく、その時代の科学を遥かに凌ぐ力を持った ” 潜水艦 ” でした。
潜水艦の名称は「ノーチラス(Nautilus)」。艦長の名は「ネモ(Nemo)」と言いました。

艦内には ” ダイオウイカ ” のフィギュアも
ノーチラス号の攻撃によって海に投げ出された海洋生物学者のアロナクスとその助手コンセイユ、ギター好きのネッド・ランドを助けた(実際は捕虜とした)ネモは、彼らと共に様々な冒険を繰り広げることとなります。
アトランティスの遺跡めぐり、人食い人種との遭遇、巨大なイカとの闘いなど、息をつく間もなく、冒険は続いていきます。
最後はもつれた人間関係によって引き起こされた ” 悲劇 ” により、幕を下ろすことに―。

アンモナイトは白亜紀末に絶滅…
海底を舞台としたSFファンタジーとして、今もなお人気のある作品のひとつとなっています。人間の醜さや愚かさといった様々な人間模様が描かれており、” ヒューマン映画 ” としても高い評価を得ています。
つい「ノーチラス号」と聞くと、どうしても『ふしぎの海のナディア』を思い出してしまうのは私だけでしょうか??(笑)。
ちなみに ” ノーチラス ” とは「オウムガイ」を意味しています。アンモナイトに似た、軟体動物の一種です。
混雑状況について

実質、待ち時間はありません
待ち時間/混雑する時間帯など
混雑はしていません。公式アプリでは待ち時間が「5分」と表記されていますが、実際には待つことなく、すぐに入場可能となっています。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
体験レポート

ここから ” 潜水艦の内部 ” へと入っていきます
それでは、ディズニーランド・パークのアトラクション「ノーチラス号の謎」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について

ディスカバリーランドの ” ラグーン ” に停泊しています
作品の中の「ノーチラス号」は ” 最新鋭の潜水艦 ” という描写となっていますが、その設定が「19世紀」のものであることや、本アトラクションを有する「ディスカバリーランド」のコンセプトが ” レトロフューチャー ” であることから、外観はやや古めかしいデザインとなっています。

こちらは ” TDS版のノーチラス号 ” です
古めかしいとは言えども、洗練された外装やシックな色合い、重厚感のあるボディなど、その見た目にはどこか ” 気品 ” が感じられます。
ディズニーシーのノーチラス号との外見上の違いもあるので、比較してみるのも楽しいかもしれません。
内部はどうなっているの?

意外と潜水艦の内部は広い
潜水艦の中へと入ると、ネモ船長のプライベート・ルームやメイン・サロン、エンジンルームといった興味深い部屋の数々を観賞できるようになっています。薄暗い艦内を歩きながら進んでいくので、重要スポットを見逃さないよう、お気をつけください。
さあ、” 海底2万マイル ” の世界へ!
ノーチラス号の謎は、6つのセクション(ルーム)で構成されています。各部屋を順番に回っていくことで、映画『海底2万マイル(20,000 Leagues Under the Sea)』の世界観を味わえる、という趣旨となっています。
それでは、本アトラクションの詳細について「前半」と「後半」に分けてご紹介していきたいと思います。
ルーム(①~③)
アトラクションの前半部分は、ノーチラス号の船長「ネモ」の部屋や「海図」の部屋がメインの観賞エリアとなっています。
① バラスト区画(The Ballasts Compartment)

潜水艦のバランスは ” お宝 ” の重さ次第!?
最初の部屋「バラスト(※)」区画内には、ネモ船長の金庫が隠されています。その中には彼が冒険の中で見つけた ” 宝物 ” や乗組員(ネッド・ランド)が愛用している ” ギター ” が保管されているとのこと。
補足(※)
バラスト:潜水艦のバランスをとったり、重量を増加させたりするために積み込む重しのこと。
② ネモ船長の部屋(Captain Nemo's Room)

デザイン性は高いものの、寝心地は…
ネモ船長のプライベート・ルームには、ベッドやバスルームの他、書籍や絵画などのコレクションがディスプレイされています。この潜水艦のキャプテンはなかなかの文化人のようです。
③ 海図の部屋(The Charts Room)

よくみると ” JAPAN ” と書かれた陸地もあります
艦内には「チャート(海図)」もあります。ネモ君はこの地図を頼りに、数々の冒険を繰り広げてきたのでしょう。
ルーム(④~⑥)
アトラクションの後半部分は、特殊効果を体験できる「サロン」や「エンジン・ルーム」がメインの観賞エリアとなっています。
④ ダイビング・チェンバー(The Diving Chamber)

エ、エイリアン??
壁にダイビング・スーツが掛けられた「ダイビング・チェンバー」は、他の部屋と比較すると、小さめの空間となっています。部屋の中央には海底へ通じるドアも設置されています。
⑤ メイン・サロン(The Main Salon)

オルガンの音色って、どうして恐怖を感じるのだろう
潜水艦の心臓部には「サロン」があります。その中心には ” オルガン ” が鎮座しており、バッハの『トッカータとフーガ(ニ短調)』の旋律が流れています。オルガンには ” ミラー ” が付いており、その中を覗いてみると ” ネモ船長 ” の顔がうすぼんやりと映し出されているのが分かります。
⑥ エンジン・ルーム(The Engine Room)

潜水艦にとって最も重要な部屋がこちらです
最後の部屋は「エンジン・ルーム」です。潜水艦の ” プロペラ ” に動力を送る機械がここには設置されてあります。煙が立ち込める演出なども、この部屋の見どころのひとつとなっています。
サロンの ” 窓 ” にも注目!!

ここを体験せずしてこのアトラクションは語れない!?
普段「メイン・サロン」にある ” 窓 ” は閉まっているのですが、定期的に開くようになっています。
その際は、是非、窓の外の様子にも注目してみてください。なんということでしょう。ダイオウイカの触手がノーチラス号に襲い掛かってくるではありませんか。
このイカはオーディオ・アニマトロニクスの技術で動作しているものです。二重ガラスによる気泡の表現と相まって、本当に海底で巨大なモンスターの襲撃を受けているような感覚を味わえます。
本アトラクションは「ウォークスルー」という特性上、意外とこのスポットをスルーしてしまうゲストも多いようです。窓が開くまでに少々、時間が掛かることも見逃す原因のひとつとなっているのでしょう。
サロンに着いたら、しばらくそこで待機し、是非、この巨大イカの ” 攻撃 ” を食らってみましょう(笑)。
パリの「ノーチラス号」は、元々〇〇〇〇〇だった…!?

艦内では ” プロメテウス火山 ” の原型も観られます
パリ版の「ノーチラス号」を有する「ディスカバリーランド」は、元々「ディスカバリー・マウンテン(Discovery Mountain)」という、複数のアトラクションやダイニング、エキシビションなどの施設で構成された複合的な屋内エリアとなる、という構想がありました。

その場所は ” ミステリアスアイランド ” との類似性が見られます
残念ながら、諸事情によりそのプランは実現されることはありませんでしたが、構想段階における「ノーチラス号」は、現在のものとはかなり異なったコンセプトで建設される予定だったようです。
そのひとつに ” 水中レストラン ” というアイディアがありました。

この場所でいつの日か「イカ料理」に舌鼓を打ちたい…
その構想によると、
- 潜水艦の中にあるダイニング
- ネモ船長好みの豪華絢爛なラウンジ
- シーフードを中心とした料理を堪能できる
- 壁や天井にはガラス窓が取り付けられている
- 窓の外には魚の群れや海の生物を眺めることができる
といった、数々の発想やアイディアがあったようです。
考えるだけで、とても幻想的なダイニングになりそうですね。

雰囲気はこちらのレストランと酷似…!?
今からでも遅くはないので、是非、このプランの復活を切望します(笑)。
というより、東京ディズニーシーの「ノーチラス号」に、このパリのアイディアに基づいたレストランが誕生して欲しいと、心から願っています。
もし実現することになったら、第2の「マゼランズ」といった位置付けの、エレガントなダイニングになるかもしれませんね。
ネモ船長と一緒に ” 海底 ” の旅へ!

ノーチラス号の ” 謎 ” を解き明かそう
今回は、ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「ノーチラス号の謎」についての体験レポートをお届けしました。
パリの「ノーチラス号」は『海底2万マイル』の世界観が見事に再現されており、ディテールにもこだわりが感じられるアトラクションとなっています。思いの外、歩く距離も長いので、その点にも驚きです(実際は潜水艦の中を探検しているわけではなく、地下に設けられた広大なスペースを歩き回っているため)。
東京ディズニーシーの「海底2万マイル」とはまた違った感覚で楽しめる ” サブマリン系アトラクション ” を、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。
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