
至るところに ” アリス ” の世界が広がっています
この記事について
今回は、ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「アリスのキュリアス・ラビリンス」についてご紹介したいと思います。「混雑状況」や「攻略方法」はもちろんのこと、アトラクションの「背景」や「トリビア」など、体験する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 体験レポート ” と共にお届けいたします。

好奇心がくすぐられる世界が待っています
アリスのキュリアス・ラビリンス(Alice's Curious Labyrinth)は、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』に登場するメイズ(迷路)を再現した、ウォークスルー型のアトラクションです。迷路の中では「白うさぎ」「チェシャ猫」「トランプ兵」といった、お馴染みのキャラクターとも出会えます。ハートの女王のお城(ラビリンス)からの眺めも必見です。没入感たっぷりに ” ふしぎの国 ” へと迷い込むことができます。
アトラクションのデータ
アリスのキュリアス・ラビリンス(Alice's Curious Labyrinth)
- 所要時間:制限なし(約10~15分程度)
- アトラクションタイプ:ウォークスルー(ファミリー向け)
- エリア:ファンタジーランド(ディズニーランド・パーク)
- 開始日:1992年4月12日
- 混雑状況:★☆☆☆☆
- ファストパス:✕
パリ以外でこのアトラクションを楽しめるパークは??
ディズニーランド・パークの「アリスのキュリアス・ラビリンス」と同タイプのアトラクションは、以下のディズニーパークにも導入されています。
- 上海ディズニーランド・パーク
- ふしぎの国のアリスの迷路(Alice in Wonderland Maze)
パリ版は ” アニメーションの世界 ” をテーマとしています

アニメの世界から飛び出してきたようです
アトラクションの背景となっている『ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland)』は、1951年に公開されたディズニー映画です。不朽の名作『シンデレラ(Cinderella)』に続く、ミュージカル仕立ての長編アニメーションとなっています。
アリスのキュリアス・ラビリンス内に登場する、映画でもお馴染みのユニークなキャラクターたちは、アニメさながらの可愛らしい造作で表現されています。
混雑状況について

閉園より1~2時間早くクローズする傾向にあります
待ち時間/混雑する時間帯など
混雑はしていません。公式アプリでは待ち時間が「5分」と表記されていますが、実際には待つことなく、すぐに入場可能となっています。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
体験レポート

ここが ” ふしぎの国 ” の入り口です
それでは、ディズニーランド・パークのアトラクション「アリスのキュリアス・ラビリンス」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について

よく見ると目玉がグルグルと動いています
外側から確認できるものといったら、カラフルな花で彩られた愛嬌たっぷりの ” チェシャ猫 ” とクイーン・オブ・ハートが待ち構えている ” お城 ” ぐらいでしょうか。中の様子はどうなっているのか、入る前からドキドキです。
” アリスのキュリアス・ラビリンス ” という文字が掲げられた緑の門を潜り抜けると、そこはもう ” ふしぎの国 ” です。
内部はどうなっているの?

中は意外と混んでいる!?
施設の中へと入ると、可愛らしいキャラクターのフィギュアやオブジェ、ゲストを惑わす標識などがいくつもディスプレイされています。また、フォトスポットがあちらこちらにあるため、思いの外、内部は混雑(撮影待ちの列など)しています。
とはいえ、大人2~3人分くらいの道幅はあるので、撮影場所で立ち往生する、といったことはありません。
さあ、” ふしぎの国 ” の世界へ!
アリスのキュリアス・ラビリンスは、主に、2つの領域(「メイズ」および「ラビリンス」)で構成されています。共にフォトジェニックなスポットで盛り沢山となっているため、隈なく散策することで、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』の世界観を味わえる、という趣旨となっています。
それでは、本アトラクションの詳細について、ご紹介していきたいと思います。
迷路(メイズ)

バラの花を急いで赤く塗ろうよ~
1つ目の領域は「メイズ(迷路)」です。映画『ふしぎの国のアリス』にも登場する「ヘッジ・メイズ(※)」が再現されています。本アトラクションの大部分を占めており、お馴染みのキャラクターたちと共に、” ふしぎの国 ” へと迷い込むことができるゾーンとなっています。
補足(※)
ヘッジ・メイズ(Hedge Maze):剪定された緑の木々を利用して作られた巨大な迷路のこと。ヨーロッパによく見られる庭園デザインのひとつ。
どんなキャラクターがいるの??

Oo~ U E I O Aaa~ O R U ??(Who are you?)
迷路やお城の中では『ふしぎの国のアリス』に登場するキャラクターと会うことができます。お気に入りのキャラとの撮影会は、このアトラクションのお楽しみのひとつです。
主なキャラクターは、以下のとおりとなっています。
- 白うさぎ
- チェシャ猫
- キャタピラー
- ドードー
- クイーン・オブ・ハート(ハートの女王)
- キング・オブ・ハート(存在感の薄い王)
- トランプ兵、など

ボクは意外なところにいるので、見逃さないでね!
自分のペースで自由に散策できるので、キャラクターのオブジェ写真を、ぜひ、コンプリートしてみてはいかがでしょうか。
迷路はカンタン!?

ゲストを惑わす標識だらけのメイズ…
迷路自体は思いの外、距離があるので、ストレートに進めたとしても、大人の足で「5分」はかかります。

ちょっと見えているのは、もしかして…
また、きれいにトリミングされた緑の塀は思っている以上に丈があり、そう簡単には塀の向こう側を覗かせてくれません。

すごい迫力のおばちゃ…(ハッ) じょ、女王様です!
ちなみに ” デッド・エンド(行き止まり)” は全部で8ヶ所あるとのこと。この袋小路はハートの女王が仕掛けた ” ワナ ” だと言われています。
迷宮(ラビリンス)

お城がゴールです
2つ目の領域は「ラビリンス(迷宮)」です。こちらのゾーンでは、映画にも登場する「女王」が居住する、ハートであしらわれた可愛らしい ” お城 ” が再現されています。
この「クイーン・オブ・ハートのお城(クイーンズ・キャッスル)」が、迷路のゴールにもなっています。近くにあるようで、なかなか辿り着けないところも ” ふしぎの国 ” ならではの仕掛けとなっているようですね。

お城は意外と高いです…(怖)
ちなみに、お城の中は入場可能です。バルコニーからはファンタジーランドを一望できます。迷路の全景も見渡せる、眺めのいい場所となっています。いかにこのアトラクションがアニメーションを忠実に再現しているのか、ハッとさせられますね。
ふしぎの国の続きは、夢とおとぎの世界で…

私が子供の頃から恋焦がれていた場所でした
無事「クイーンズ・キャッスル」へと辿り着いたら、この ” ふしぎの国 ” とのお別れの時間がやってきます。去りし時には一抹の寂しさを覚えますが、この奇妙な世界の外では、夢とおとぎの国(ファンタジーランド)が、変わらずにゲストを笑顔で待ってくれています。
上海版との違いは…!?

上海に来るならアタシにも会いに来てよね
上述のとおり、アリスのキュリアス・ラビリンスと同タイプのアトラクションとして、上海ディズニーリゾートには「ふしぎの国のアリスの迷路(Alice in Wonderland Maze)」というアトラクションが存在しています。
映画『ふしぎの国のアリス』をテーマとしている点は両者共通していますが、” アニメ ” に基づいて造られたパリ版に対し、上海版は2010年に公開されたディズニー映画 ” アリス・イン・ワンダーランド(Alice in Wonderland)” をモチーフとしている、といった違いがあります。
故、全体的に可愛らしい演出となっているパリ版とは対照的に、上海版は実写ならではの ” リアルさ ” を特徴としています。

これはもう、トラウマ・レベル…
迷路上で見かけるキャラクターやオブジェなど、そのどれもがオドロオドロしく、不気味な造作となっています。
上海には「ホーンテッド・マンション」が導入されていないため、このウォークスルー型アトラクションが、” お化け屋敷 ” としての役目を果たしているのかもしれません(笑)。
アリス気分で ” ふしぎの国 ” を散策できます

この場所を目指して、迷路を進みましょう
今回は、ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「アリスのキュリアス・ラビリンス」についての体験レポートをお届けしました。
迷路を攻略するというよりは、ふしぎの国のアリスに登場するキャラクターを一つひとつ探し出していくつもりで歩くと楽しいです。写真を撮りながら散策していると、意外と時間が経っていることにも気が付きます。
足を踏み入れた瞬間、誰もが ” アリス ” になれる特別な場所です。その ” ふしぎ ” な感覚を、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。