
上海ディズニー独自のテーマランドです
上海ディズニーランドのオリジナル・テーマランドの一つ「トレジャー・コーブ(Treasure Cove)」は18世紀のカリブ海の港町を再現したエリアです。海賊たちが暴れまわる要塞やガリオン船、スカル・ロック(ドクロ岩)など、パイレーツ・オブ・カリビアンの世界観がその舞台となっています。

ラグーンを中心とした広大なエリアです
トレジャー・コーブの大半を占めているのが「海(ラグーン)」です。それ故、「東京ディズニーシーに似ている」と形容する方もいらっしゃるようですが、私はどちらかというと、ディズニーランド・パリの「パイレーツ・エリア(in アドベンチャーランド)」の方に雰囲気は近いのではないかと感じています。

ちなみにこちらはパリの「パイレーツ・エリア」

上海にもパリ同様「スカル・ロック」があります
この記事の目次
待ち時間、混む時間帯など
アドベンチャー・アイルやトイ・ストーリーランドほどではありませんが、常に一定の混雑が見込まれるエリアです。大人気アトラクション「カリブの海賊」の存在がその要因として大きいと考えられますが、他にも「サイレンズ・リベンジ」や「シップレック・ショア」といった子供も楽しめるインタラクティブなスポットもゲストが集中する一因となっています。

チャイナ・キッズも楽しそうに遊んでいます
雰囲気など

海賊たちが闊歩する町です
港町特有の陽気さが漂うエリアです。海賊たちが蔓延る町でもあることから、無法地帯的な匂いも若干漂わせています。
どんなアトラクションやレストランがあるの??
カリブの海賊(Pirates of the Caribbean: Battle for the Sunken Treasure)

最新鋭の技術を駆使したリアルな体験を味わうことができます
トレジャー・コーブの大人気アトラクションといえば、やはり「カリブの海賊」です。映画『Pirates of the Caribbean』をテーマに、ジャック・スパロウをはじめとしたお馴染みのキャラクターと共に財宝探しのスリリングな航海へと旅立ちます。
エクスプローラー・カヌー(Explorer Canoes)

皆と力を合わせて!?頑張って漕ぎましょう(笑)
約10分かけて、トレジャー・コーブの海をカヌーで一周します。カヌー側からしか見られない絶景も楽しめるチャンスですので、上海ディズニー訪問の際はぜひこの爽快なカヌー・クルージングにもチャレンジしてみてください。
バルボッサ・バウンティ(Barbossa's Bounty)

海の怪物「クラーケン」も食すことができます(笑)
お腹が空いたら、レストラン「バルボッサ・バウンティ」がおすすめです。「バルボッサ」とは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』に登場するキャラクターのこと。ジャック・スパロウのライバルとして有名なおじさん…、いや、「伝説の海賊」ですね(笑)

レストランの向こう側は「カリブの海賊」です
このレストランは「カリブの海賊」と隣接しており、アトラクションの一部を成す重要なエレメントにもなっています。東京ディズニーランドにおける「ブルー・バイユー・レストラン」と同じ位置づけです。
シップレック・ショア(Shipwreck Shore)

朽ちてゆくその姿も美しい
難破船が乗り上げたビーチは子供たちも楽しめるウォーター・プレイエリアになっています。大砲型の水鉄砲でカヌーを漕いでいるゲストに向かって水をかけることもできますよ(笑)。清涼感があるので、上海の蒸し暑い気候から逃れられる貴重なクールダウン・スポットでもあります。

潮だまりには取り残された魚たちが泳いでいます
サイレンズ・リベンジ(Siren's Revenge)

グロテスクなオブジェも(笑)
ガリオン船内部を探索するウォークスルータイプのアトラクション。動く肖像画や船長室など見どころは満載です。デッキからの眺めも必見の価値あり。

デッキからの景色。遠くに見えるのは「ロアリング・マウンテン」
上海ディズニーランドの「本気度」を感じられる場所
トレジャー・コーブは上海ディズニーのアイデンティティのようなものを感じられるエリアです。単にオリジナリティの追求というよりは、コンセプトが凝縮されているというか、上海ディズニーがやりたかったことをきちんと実現できた場所、という印象を受けます。
私たちは2時間半くらいかけて、上記4つのアトラクションとレストランを楽しみました。この世界観を損ないたくなかったので、トレジャー・コーブは時間をかけて ” 丸ごと味わう ” ことにこだわりました。

死してなおも生を望む…