
FPを駆使して上海ディズニーを制覇しよう!
この記事について
今回は、上海ディズニーリゾートの「ファストパス」についてご紹介したいと思います。「取得方法」「使い方」「対象のアトラクション」はもちろんのこと、「取得のタイミング」「リターン時間」「効率的に回るコツ」など、訪問する前に知っておきたい情報や知識について、分かりやすく解説いたします。

画期的なシステムとして長年愛されています
1999年に登場して以来、施設の優先入場システムとして君臨してきた「ディズニー・ファストパス(Disney FastPass)」は、上海ディズニーリゾートにおいても導入されています。
追記
現在「ディズニー・ファストパス」はお休みしています。混雑する時間帯を中心に、人気の高いアトラクションには「スタンバイパス」、通常より短時間でアトラクションへアクセスできる「ディズニー・プレミア・アクセス」といったシステムが導入されており、それらは ” 公式モバイルアプリ ” にて取得または購入可能となっています。
ファストパスの対象アトラクション

トロンもFPの対象です
ファストパスの対象アトラクション(エンタテインメント施設を含む)は、上海ディズニーランド・パークで「7種」となっています。
上海ディズニーランド・パーク
- ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン
- ロアリング・ラピッド
- 七人のこびとのマイン・トレイン
- ピーターパン空の旅
- プーさんの冒険
- トロン・ライトサイクル・パワー・ラン
- バズ・ライトイヤー・プラネット・レスキュー
簡単!3ステップでFP取得できます!

より快適に取得できるようになりました
ファストパスは、公式モバイルアプリ【上海ディズニーリゾート・アプリ】を経由して取得します。
主な流れは、以下の3ステップとなっています。
- STEP 1:アプリのダウンロード&アカウント登録
- STEP 2:パーク入園後、アプリを起動
- STEP 3:画面の指示通りに操作を進めてFPを取得
それでは、具体的な手順について、紹介していきたいと思います。
STEP 1:アプリのダウンロード&アカウントを登録する

スマホから簡単に登録できます
まずは、公式アプリ(上海ディズニーリゾート・アプリ)のダウンロード&アカウント登録から始めます。時間&電池の節約にもなるので、事前にご自宅などで済ませておきましょう。
アプリのダウンロードは【こちら】から
STEP 2:パーク入園後、アプリを起動

アプリの操作は慎重に
パークのメイン・エントランスを抜けると、デバイスのGPS機能により、ゲストがパーク内にいることが認識されるため、その後であればアプリにてファストパスの取得作業ができるようになります。
STEP3:画面の指示通りに操作を進めてパスを取得

上海では「トロン」には絶対乗りたい!
今回は「トロン・ライトサイクル・パワー・ラン」のファストパスを取得するというケースにて説明したいと思います。
(1)公式アプリを起動する

パークに入ったらすかさずサインインしよう
上海ディズニーリゾートの公式モバイルアプリを起動し、画面中央付近にある「Make Plans」内の「Get Fastpass」をタップ(押下)します。
(2)パークチケットの認証

人数分チェックするのを忘れずに(参照画像:TDR版)
取得する全員分のチケットを選択し、下部の「Confirm(確定)」ボタンをタップします。紙チケットの場合は、画面中央の「スキャン」を押下し、パークチケットの二次元コードをスマホのカメラレンズにかざしてスキャン(読み込み)します。
(3)パスの取得

トロンのファストパス(上海ディズニー公式アプリより)
FPの対象となっているアトラクションの一覧から、取得したいファストパスを選択(タップ)します。
取得前に「希望施設名」「時間」「取得数」などを確認し、その後「Confirm(確定)」をタップします。
(4)取得内容の確認

この画面が出たら取得完了です
取得後、対象施設や時間が反映されているか確認しておきましょう。
公式アプリの「My Plans」内には、取得したファストパスが一覧で表示されています。
各パスの「Redeem Selection(有効化)」ボタンをタップすると、入場に必要な「二次元コード」が表示されます(利用可能時間までは二次元コードは非表示となっています)。
使い方について

時間には余裕を持ってエントランスへ
それでは、実際にファストパスを使用するためにはどのような手順、流れとなっているのか、リターン時間の目安や注意事項について、具体的に紹介していきたいと思います。
スキャナーにかざして入場

スマホをスキャナーにかざしているところの図
TDRと同様、施設へ入場するためには、モバイルアプリに表示される「二次元コード」の提示が求められます。
上海ディズニーの場合、入場時(キャストさん)と施設内(スキャナー)の計2ヶ所にて二次元コードのチェックが行われます。入る前にアプリを起動し「My Plans」内にリスト化されているファストパスを「有効化(Redeem Selection)」しておく必要があります。
スマホの画面が暗いとスキャナーが反応しないこともあるため、かざす際は明るい状態にしておきましょう。
リターン時間の目安は?

朝イチは30分の ” マイン・トレイン ” もお昼には90~120分待ちに
日々の混雑状況にもよりますが、取得から「約90~120分後」を目安にリターン(戻り)時間が設定されていることが多いようです。
私たちが訪問した際は、
- FP取得(1回目)→ リターンは1時間後(FPの新規取得可)
- FP取得(2回目)→ 1時間後に新規FP取得可、リターンは2時間後
となっていました。

上海はFPの取得が困難なパークのひとつ…
ちなみにその日は混雑日(7~8万人入園)でしたので、時間が経てば経つほどリターン時間の間隔が長くなりました。もう少し落ち着いている日であれば、戻り&取得可能時間の間隔は、多少短縮されるかもしれません。
注意事項
アプリでFPを取得できるようになったことならではの注意点や留意点を、以下に列挙します。準備が必要なものもあるため、パークに入る前に確認しておきましょう。
GPSはONにしておく

上海ディズニー内にいることをしっかりと誇示しよう(笑)
パーク内にいるという確認がとれないとファストパスの取得はできないため、GPSは常にONの状態にしておきましょう。
充電は十分に

デッド・バッテリーは悲劇的!!
ファストパスの取得&使用には、スマホのモバイルアプリを立ち上げる必要があるため、安定した通信環境と電池残量の確保が重要です。上述のようにGPSをONにしておくと電池が消耗しやすいため、スマホの電池がなくならないよう、モバイルバッテリーの準備もお忘れなく。
Wi-Fiルーターがあると◎

安定した通信環境はマスト
上海ディズニーにて提供されている無料のWi-Fiは、あまり良い通信環境とは言えないため、安定したインターネット接続を必要とされる方は、予め、日本でWi-Fiルーターを契約しておいた方が安心かもしれません。
どのFPを優先取得すればいいの?

やっぱり ” これ ” ですよね…
上海ディズニーは基本的に混雑しているため、ファストパスは日に「2~3回」しか取れないものと思っておいた方が賢明です。
優先順位をつける、取得可能時間になったら即座に次のアトラクションのFPを取るといった、早め早めの行動を心がけておくようにしましょう。

最も早く発券が終了してしまうアトラクションは??
真っ先になくなってしまうファストパスは、やはり「ソアリン」です。混雑日には「30分~1時間」以内に発券終了となります。
また、午前中には「マイン・トレイン」、お昼前後には「ロアリング・ラピッド」や「トロン」の発券も終了してしまいます。
FP発券終了の順番(参考)
- ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン
- 七人のこびとのマイン・トレイン
- ロアリング・ラピッド
- トロン・ライトサイクル・パワー・ラン
- ピーターパン空の旅
- プーさんの冒険
- バズ・ライトイヤー・プラネット・レスキュー

対象施設の数が減ると、残りのFPの進みも早くなります…
また「ピーターパン」「プーさん」「バズ」は比較的遅くまでFPが残っていますが、それでも「~15:00」頃には、すべての施設の発券が終了となってしまうようです。
FPをフル活用して上海のディズニーを楽しもう!

カリブ落選の裏に ” プレミア・アクセス ” の存在が...!?
今回は、上海ディズニーリゾートの「ファストパス(FP)」についてのまとめ記事をお届けしました。
FPは、画期的な「優先入場案内システム」として長らく愛されていましたが、上海にて先行導入された「ディズニー・プレミア・アクセス(DPA)」をはじめ、有料パスの波が押し寄せています。混雑必至の「カリブの海賊」がFPの対象から外されているのは「プレミア・アクセスへの誘導が狙いなのではないか」という穿った見方をしてしまうのは、私だけでしょうか(笑)。
DPAのようなサービスは、より有意義にパークを満喫できるシステムであるため、個人的には歓迎しています。これらを巧く活用して、上海ディズニーをもっと深く、味わってみてはいかがでしょうか。