パリには趣の異なる2つの ” 冒険島 ” があります
この記事でわかること
- アトラクション「アドベンチャー・アイル(パリ)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
月間 ” 100万PV越え ” 達成!
海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、パリのディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★
島内には ” パイレーツ ” をテーマとするエリアも
アドベンチャー・アイル(Adventure Isle)は、” 冒険 ” をコンセプトとする2島で成り立つ、ウォークスルー型のアトラクションです。島内は「スイス・ファミリー・ロビンソン・ツリーハウス」「パイレーツ・ビーチ」「ガリオン船」といった、複数のアトラクションで構成されています。他のディズニーパークの ” トムソーヤ島 ” に該当する位置付けとなっていますが、筏(いかだ)で渡ることはなく、陸続きとなっています。
アトラクションのデータ
アドベンチャー・アイル(Adventure Isle)
- 所要時間:制限なし(約15~30分程度)
- アトラクションタイプ:ウォークスルー(ファミリー向け)
- エリア:アドベンチャーランド(ディズニーランド・パーク)
- 開始日:1992年4月12日
- 混雑状況:★☆☆☆☆
- ファストパス:✕
パリ限定のアトラクションです
ディズニーランド・パーク(パリ)の「アドベンチャー・アイル」と同タイプのアトラクションは、他のディズニーパークには導入されていません。世界で唯一、パリにしかない貴重な存在であることから、ディズニーランド・パリ訪問の際は、是非、体験していただきたいアトラクションのひとつとなっています。
パリ版の ” アイランド ” は独自コンセプトにて建設
西部の町の河の真ん中にはあの ” 金鉱山 ” が
パリでも「トムソーヤ島」を作る構想はあったようですが、フロンティアランドの河(ファー・イースト)の中心には「ビッグサンダー・マウンテン」という巨大な島が既に存在していたため、” アイランド型 ” のアトラクションは、お隣のアドベンチャーランドに移設することになりました。
この大樹には島の ” コンセプト ” が込められています
移設に伴い「トムソーヤ」ではなく、” アドベンチャー(冒険)” という新たなコンセプトに基づいて島を建設。
ランドマークには「ツリーハウス」や「スカル・ロック(骸骨岩)」などを採用し、よりアドベンチャーランドに相応しい世界観を創出していきました。
一部、” ピーターパン ” の要素も取り入れられています
このような一連の改革は、どうやら「他のディズニーランドと一線を画すため」という思いもあったようです。
元々、アドベンチャーランドは「ジャングル・クルーズ」を主軸として設計されたテーマランドではあったのですが、本アトラクションが導入されることのなかったパリ・ディズニーは、独自のコンセプトに基づく ” アイランド ” を生み出す必要がありました。
それ故、上述のようなユニークな ” 冒険島 ” がパリには誕生し、従来の「アドベンチャーランド」の定義を覆す結果となった、というわけです。
混雑状況について
島へは4つの橋からアクセスできます
待ち時間/混雑する時間帯など
混雑はしていません。自分のペースで自由に散策することができます。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
体験レポート
さあ、心躍る ” 冒険 ” の始まりです
それでは、ディズニーランド・パークのアトラクション「アドベンチャー・アイル」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
2島を結ぶ吊り橋
アドベンチャー・アイルは「北島(The North)」と「南島(The South)」という、趣の異なる2つの小さな島に分かれています。両島は大きな木造の「吊り橋」や「樽橋」で繋がっています。
内部はどうなっているの?
アドベンチャー・アイルの地図
島の面積は思いの外広く、散策にはそれなりの時間を要します。サッと歩いて「10~15分」、隈なく歩き回るのであれば、両島併せて「30分」程度の時間を確保しておいた方が良いかもしれません。
さあ、” 冒険島 ” の世界へ!
アドベンチャー・アイルは、上述のとおり、2つの島(「北島」および「南島」)で構成されています。回る順番は特に決まっていないため、どちらからでも自由に散策は可能となっています。
それでは、本アトラクションの詳細について、ご紹介していきたいと思います。
北島(The North)
朽ち果てた難破船
北島(The North)は、1960年に公開されたアメリカ映画(ディズニー制作)『スイス・ファミリー・ロビンソン(Swiss Family Robinson)』をテーマとした領域となっています。
この大樹が「北島」の要となっています
島の中央には、ランドマーク「スイス・ファミリー・ロビンソン・ツリーハウス(La Cabane des Robinson)」が聳え立っており、” 洞窟 ” や ” 難破船 ” といった、作品にまつわる複数のスポットで構成されています。
南島(The South)
中央に見える山が ” スパイグラス・ヒル ” です
南島(The South)は、1950年に公開されたイギリス&アメリカ映画(ディズニー制作)『宝島(Treasure Island)』をテーマとした領域となっています。
島のランドマークとなっている「スパイグラス・ヒル(Spyglass Hill)」の内部は、迷路のような洞窟となっており、その中には ” 宝 ” が隠されています。
流木を用いて作られた ” 吊り橋 ” だそうです
北島と南島は、全長30mの木造の「吊り橋(Le Pont Suspendu)」で結ばれています。
しっかりとした造りとは裏腹に、歩く度に上下左右にグラグラと揺れる ” 覚束なさ ” がこの橋の最大の魅力です(笑)。私のような ” 高所恐怖症 ” の人間にとって、ディズニーのどんな絶叫マシンよりも、こういった何気ないスポットの方がよほどスリルを味わえます…(汗)。
パイレーツ・エリアについて
エリアの先には「カリブの海賊」の ” 要塞 ” が
南島には ” パイレーツ ” をテーマとしたエリアが存在しています。
シンボルの「スカル・ロック」をはじめ「パイレーツ・ビーチ」や「ガリオン船」といった海賊にまつわる複数のスポット(アトラクション)で構成されており、その先は「カリブの海賊」の ” 要塞 ” へと繋がっています。
トレジャー・コーブの一風景
ちなみに、上海ディズニーランド・パークのテーマランド「トレジャー・コーブ」は、このエリア同様「ガリオン船」「スカル・ロック」「ビーチ」といったスポットを有しているため、パリの「パイレーツ・エリア」がその ” 原型 ” となっていると考えられます。
スカル・ロック
口元からはヨダレ(!?)がドバドバと…(笑)
このエリアのシンボル「スカル・ロック(Skull Rock)」は、不気味なガイコツの形をした岩のモニュメントです。高さは12mあります。元々はただのゴツゴツした岩だったそうですが、風化により巧い具合に岩肌が削られ、このような風貌となったそうです。
ガリオン船
この海賊船も歴としたアトラクションです
スカル・ロックの近くにはピーターパンの宿敵、キャプテン・フック(Captain Hook)の「ガリオン船(Pirate Galleon)」が係留されてあります。船首像が「マーメイド」となっている上海版とは異なり、パリ版の海賊船は「ドクロマーク」で装飾されています。
パイレーツ・ビーチ
上空にはカモメがたくさん飛び交っています
パイレーツ・ビーチ(Pirates' Beach)は、海賊たちの本拠地となっているプレイエリアです。この場所には、略奪した ” 宝物 ” が埋蔵されていると言われています。
若干、荒廃しているようにも見えますが、経年の具合や美しい白浜は魅力的です。
また、このビーチはカモメのたまり場にもなっています。彼らはホンモノのビーチだと思い込んでいるようです。もしかしたらこの海鳥の軍団は ” あの海賊たちの生まれ変わり ” なのかもしれません(笑)。
パリの ” ドクロ岩 ” は米国 Ver. の復刻版!?
岩の中には入ることも可能です
アドベンチャー・アイル(南島)のシンボル「スカル・ロック」は、本家「ディズニーランド(カリフォルニア)」に存在していたアトラクション「スカル・ロックと海賊たちの入り江(※)」の「ドクロ岩」を ” 復刻 ” したものだと言われています。
補足(※)
スカル・ロックと海賊たちの入り江(Skull Rock and Pirate's Cove):かつてディズニーランド(カリフォルニア)のファンタジーランドに存在していたウォークスルー型のアトラクション(1960年12月~1982年1月)。ピーターパンに登場するフック船長の ” 海賊船 ” に隣接しており、現在の「おとぎの国のカナル・ボート(Storybook Land Canal Boats)」の近くに設置されていたとのこと。
本家の「ドクロ岩」はこの ” クジラちゃん ” の後ろにありました
そのスカル・ロックは、口元から滝のように水が流れ落ち、夜になると目の奥が不気味な緑色に光ったと言います。
本アトラクションは既にクローズしていることから、スカル・ロックは、今や ” パリ ” でしか見られない、貴重なモニュメントのひとつとなっています。
現在、TDSは大規模開発の真っ最中です
と思いきや、2023年にオープン(予定)の東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス(Fantasy Springs)」のイメージ・ピクチャー内には、” ピーターパン ” をテーマとしたエリアに「ドクロ岩」らしきものが描かれているのを発見!
近い将来、日本でも「スカル・ロック」がお披露目される日はやってくるようです。
童心に帰ることのできる ” 冒険島 ”
目の中には ” 明かり ” が灯っています
今回は、ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「アドベンチャー・アイル」についての体験レポートをお届けしました。
趣の異なる2つの ” 冒険島 ” は、それぞれ『スイス・ファミリー・ロビンソン』と『宝島』の世界観を味わえるココロオドル領域となっています。私は子供の頃からパリ・ディズニーの「スカル・ロック」に魅了されていたため、初めてこの地を訪れた際は、しばし、時を忘れて ” ドクロ岩 ” と共に過ごしてしまいました(笑)。
この島では、好奇心という名の ” 宝物 ” をきっと見つけられることでしょう。魅力あふれる ” 冒険島 ” を、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。
パリ・ディズニーへのご旅行を計画中の方へ
パークチケットのご準備はお済ですか?
2024年現在、ディズニーランド・パリのパークチケットは「事前購入必須」となっています!
ワールド・オブ・ディズニーでは、
・日本語対応!
・オンラインでかんたん即購入!
・価格もリーズナブル!
といった、” 安心 ” & ” お得 ” でいっぱいの「楽天トラベル観光体験」をチケットの購入先としておすすめしています。
【楽天会員】なら「楽天ID」ですぐにログインできて「楽天ポイント」もザクザク貯まるらしいです!やったぁ!