
世界中のディズニーで大人気のアトラクションです
ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン(Soaring Over the Horizon)は、ハンググライダーのようなライドに乗ってフライトを体験できるシミュレーション型のアトラクションです。上海のほかには、アナハイムとオーランドに同タイプのアトラクションがあります。
この記事の目次
アトラクションのデータ
ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン(Soaring Over the Horizon)
- 所要時間:5分
- アトラクションタイプ:シミュレーター・ライド(ファミリー向け)
- エリア:アドベンチャー・アイル(上海ディズニーランド・パーク)
- 開始日:2016年6月16日
- ファストパス:〇
- シングルライダー:✕
混雑状況など
待ち時間、混む時間帯など

この先にもまだまだ長い列が続きます…
ソアリンは上海ディズニーランドにおいて、最も長い列を作るアトラクションといっても過言ではありません。2~3時間待ちは当たり前ですのでファストパスやプレミア・アクセスの利用を検討された方が賢明です。終日、長蛇の列となっており、空くことは殆どありません。
但し、ナイト・パレードの終了直前には若干、空くこともあるようなので、どうしてもスタンバイを狙うならこの時間を目指すのもよいでしょう。
ファストパスやシングルライダーには対応しているの?

あっという間に発券終了してしまうことも…
当然のごとく、ファストパスには対応しています。シングルライダーは非対応です。混雑日にはオープン1時間以内にFP発券が終了してしまうこともあるので、ファストパスはあさイチで手に入れたいところ。
プレミア・アクセスには対応しているの?
プレミア・アクセスに対応しています。混雑日でも安心ですね。
※プレミアアクセスに関する記事はこちら。
体験レポート
外観について

早朝入園時のソアリン。ゲストはまだいません
上海版ソアリンの外観は古代の寺院をテーマにしています。そこには古代の部族「アルボリ」が崇める「コンドル神(the Arbori tribe's Condor god)」が祀られていると言われています。
内部はどうなっているの?

キャストさんに連れられ乗り場まで。一番乗りの特権です(笑)
建物の入り口は神秘の世界への境界線となっています。我々が目指すべき場所は古代の天体観測所。奥へ進めば進むほど、現実世界からは遠ざかっていきます…。
Qラインは建物に入ってからの方が長い…

あさイチはこんなにガラガラですが…
一体いつになれば辿り着くのだろうとその長い列に絶望するかもしれませんが、そんな時は天を仰いでみてください。夜空に煌めく満天の星空で覆われています。ファストパスのレーンでスッと通り過ぎてしまうと、まだ目が慣れておらず、その輝きに気付くことができません。ソアリンで美しい星空を楽しめるのはスタンバイの特権かもしれませんよ。

夜空に輝く星を観ることができます
プレショーがあります
ライドに乗る直前の部屋でプレショーが行われます。モニターに映るシャーマン風の女性が、これから始まる神秘的な空の旅について語り出します。

見た目は欧米風の女性ですが、見事な北京語で案内しています
かいつまんで内容を説明すると、冒険家たちの夢を叶えるためには、アルボリ族が崇拝する「コンドル神」の力(スピリット)が必要であり、その力を手に入れることでさらなる冒険へと挑戦できる、といったようなことを話しています。しかしながら「コンドル神」の扱いは非常に難しいようで、シャーマンである彼女も、その力をなかなか駆使できていないようです。
ライドはどうなっているの??

横並びの座席となっています
シアター内に入ると、横並び3列のライドが左右中央と3台あります。上海版ソアリンはシアターが2つあるため、計6つのライドが稼働していることになります。ちなみにキャパシティは1回の上映で87名とのこと。
出発準備
キャストさんの案内に従い、ベルトをしっかりと締めます。準備が整うと、キャノピー(庇)が下がり、座席は前方&上部へと持ち上げられます。
足がフロアから離れ、ぶら下がり状態に…

座席は上昇し、脚はブラブラ~
最高部24mにまで座席は上昇。これはスプラッシュ・マウンテンのクライマックス直前のトンネルとほぼ同じ高さです…。ソアリンはファミリー向けのアトラクションではありますが、高所恐怖症の私にとってこれは紛れもなく「絶叫マシン」のひとつです…(汗)
6つの大陸をめぐる壮大な空の旅が始まります

アトラクションのイメージ(ファストパス画面より)
目の前に広がる半球形の巨大なスクリーンには世界中の遺跡や大自然が映し出されます。投影された映像フィルムと連動して座席が上下に動くため、本当に大空を飛んでいるかのような浮遊感を味わえます。また、映像のシーンに合わせて風が吹いたり香りが届いたりといった演出もあるので、よりリアルな飛行体験を楽しめるのです。
飛行するスポット&エリア
- マッターホルン(スイス)
- フィヨルド(デンマーク(グリーンランド))
- シドニー・ハーバー(オーストラリア)
- ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)
- キリマンジャロ国立公園(タンザニア)
- 万里の長城(中国)
- ギザの大ピラミッド(エジプト)
- タージ・マハル(インド)
- モニュメントバレー(USA(アリゾナ州))
- ラウ島(フィジー)
- イグアスの滝(アルゼンチン)
- エッフェル塔(フランス)
- 上海(中国)※上海ディズニーランド版のみ
ちなみに私の個人的なお気に入りは、フィヨルド(グリーンランド)とエッフェル塔(パリ)のシーンです。氷上のシロクマの親子がかわいらしく、目の前に飛び込んでくるシャチも迫力満点!パリは美しい夜景のシーンとなっており、シャンパン・フラッシュでキラキラと輝くエッフェル塔を間近で観ることができます。パリの街並みの美しさが呼び起こされるような演出に心が癒されます。

エッフェル塔のシャンパン・フラッシュ(パリ)
どの位置に乗るのがいいの??

できれば最前列で観たいものです
結論から言うと、中央ライド(Bravo)の最前列の座席です。当たり前ですよね(笑)。その中でも真ん中にあたる6番目のシートがベストなポジションです。
ソアリンのスクリーンは凹面となっているため、端に行けば行くほどどうしても映像に歪みが生じます。だいたいのシーンではあまり気にならないのですが、とりわけ歪みを感じるのは、終盤のエッフェル塔のシーンです。座るシートの位置によってはグニャリと曲がった「鉄の貴婦人」と対面することになってしまいます。
また、二列目以降の座席では、前列に座っているゲストの「脚」が映像と重なって見えることもあるので、心置きなくソアリンを楽しむため、最前列に選ばれるよう、祈りましょう(笑)
ひと足先に上海でソアリンを楽しもう!!

ソアリン(閉園後バージョン)
今回の上海ディズニー訪問では、計3回、ソアリンに乗ることができました。長蛇の列に巻き込まれなかったのは、今回の記事で紹介した内容に加え、上海ディズニーランド・ホテル宿泊者特典のFPを使えたことも大きかったと思います。
2019年7月23日には東京ディズニーシーでも「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のオープンが決まり、なにかと話題のアトラクションですが、ひと足先に上海でソアリンを楽しんでみるというのもいかがでしょうか??