世界で唯一 ” パリ ” でしか味わえないスリルライドです
この記事でわかること
- アトラクション「クラッシュ・コースター(パリ)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
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海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、パリのディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★
ひと味違った ” スリル ” を体験できます
クラッシュ・コースター(Crush's Coaster)は、ディズニー映画(ピクサー作品)『ファインディング・ニモ』に登場するウミガメの ” クラッシュ ” をフィーチャーしたローラーコースタータイプのアトラクションです。カメの甲羅型のライドに乗ってニモの世界を駆け抜ける、エキサイティングなスピン・コースターとなっています。
アトラクションのデータ
クラッシュ・コースター(Crush's Coaster)
- 所要時間:約2分20秒
- アトラクションタイプ:スピニング・ローラーコースター(ビッグ・スリル)
- エリア:トゥーン・スタジオ(ウォルト・ディズニー・スタジオ)
- 開始日:2007年6月9日
- 混雑状況:★★★★★
- ファストパス:✕
- シングルライダー:〇
パリ限定のアトラクションです
ウォルト・ディズニー・スタジオの「クラッシュ・コースター」と同タイプのアトラクションは、他のディズニーパークには導入されていません。世界で唯一、パリにしかない貴重な存在であることから、ディズニーランド・パリ訪問の際は、是非、体験していただきたいアトラクションのひとつとなっています。
ピクサー版の ” スリルマシン ” は世界初!
トゥーン・スタジオの目玉として導入されました
クラッシュ・コースターを有する「トゥーン・スタジオ(Toon Studio)」は、元々「アニメーション・コートヤード(Animation Courtyard)」と呼ばれるエリアでした。
2017年はディズニーランド・パリの25周年となりました
2007年の「ディズニーランド・パリ」15周年(および「ウォルト・ディズニー・スタジオ」の5周年)に向けて、パークは拡張されることとなったのですが、そのタイミングで「アニメーション・コートヤード」は改名(トゥーン・スタジオ)され、そのエリアには新アトラクションが2つ導入されることとなりました。
大人にも子供にも人気の高いアトラクションです
そのひとつは「カーズ(Cars)」をフィーチャーしたアトラクション「カーズのレース・ラリー(Cars Quatre Roues Rallye)」です。これは「ベイマックスのハッピーライド」と同じく ” スピニング ” タイプのライド・アトラクションとなっています。
ほのぼの~としたカメの親子が壁画になっています
そして、もうひとつ導入を決めたのは「クラッシュ・コースター」でした。
ピクサー映画のキャラクターを題材としたスリルライドとしては ” 世界初 ”、ということもあり、トゥーン・スタジオの目玉として本アトラクションが採用されました。オープンから10年以上の歳月が経過していますが、その人気は衰えることはなく、今もなお、たくさんのゲストを楽しませています。
混雑状況について
エクストラ・マジック・タイムの対象となっています
待ち時間/混雑する時間帯など
パーク内で最も待ち時間の長いアトラクションのひとつとなっています。平日でも50~60分程度の待ちは覚悟しておく必要があります。混雑日には180分を越えることも。
一時的に混雑が緩和される時間帯(14:00~15:00、など)もあるようです(その場合の目安は「~45分」程度)。どうしてもスタンバイで並ぶ場合には、朝イチの他、そういったタイミングを狙ってみるのも良いでしょう。
また、エクストラ・マジック・タイム(早朝優先入場)の時間帯にも稼働しているため、そういった制度を適宜利用するのも◎
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
クラッシュ・コースターは、ウォルト・ディズニー・スタジオにおいて大変人気の高いアトラクションであるだけに、ファストパスの対象から外れてしまっている点はとても残念ですね。
シングルライダーには対応しているの?
シングルライダーの対象となっているアトラクションです。
本アトラクションのライドは2人掛け(偶数)なので、空きは出にくいかもしれません。乗れたとしても、スタンバイと比べ、極端に待ち時間が短縮されるというほどの効果は感じられないようです(参考:スタンバイ「65分」に対し、シングルライダー「40分」など)。
体験レポート
今回の訪問では計4回体験してきました
それでは、ウォルト・ディズニー・スタジオのアトラクション「クラッシュ・コースター」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
コースの大半が屋内となっています
ウォルト・ディズニー・スタジオのエントランスを入り、右手側に少し進むと、ひと際目立つ青いボックス型の建物「スタジオ5(Studio5)」が目に入ってきます。
壁には可愛らしいウミガメの親子が描かれており、下に目をやると、ゴツゴツした岩が露出しています。その前で待っていると、目の前を亀の甲羅型ライドが悲鳴と共に通り過ぎていきます。
Qラインについて
優先入場制度を上手く利用して必ず乗りたい
エクストラ・マジック・タイム(早朝優先入場)の時間帯に稼働しているアトラクションではありますが、開場と同時に列がどんどん伸びていく傾向にあります(30~45分程度)。あまり回転率の良いアトラクションではないため、優先入場の時間であったとしても、なるべく早めに列へ並ばれた方がよいでしょう。
待機の時間は周りの様子も要チェック
建物(スタジオ5)へと続くQライン上では、クジラが描かれた壁画やサメやクラゲといった海の生物たちをモチーフとした標識などが見られます。
また、こちらのエリア(屋外)では、Wi-Fi経由で提供されているスマホ向けのゲーム(Crush's Coaster The Game)で遊ぶこともできます。
長い待ち時間でも楽しんでもらいたい、という粋な計らいです。
簡単そうに見えて、結構、難しい!?
ゲームのルールとしては、画面の上から落っこちてくる亀の甲羅?を避けながらヒトデをキャッチすることでポイントをためていくというものです。私はこの手のゲームが苦手なので、即座に亀の甲羅に激突して死んでしまい、なかなか次のステージには進めませんでした。
相方くんはかろうじてネクスト・ステージにまでは進めたようですが、彼(のクラッシュ)もそのステージでは比較的早い段階でお亡くなりになっていました…(合掌)。
内部はどうなっているの?
マイン!マイン!と永遠に鳴き続けます
少し薄暗い建物の中へと入ると、クラッシュ・コースターの内容を映像化したイメージ・ビデオを観賞することができます。
また、乗り場の近くには「マイン!マイン!」と鳴いているカモメが2羽、看板の上にとまっています。最初は愛嬌があって可愛らしく思えたその鳴き声も、繰り返し、繰り返し聞かされていると、頭がおかしくなりそうでした。
乗り場にて
ここまで来ると、乗り場まではあと少しです
しばらく道なりに進んでいくと、ライドの乗り場が見えてきます。
デッキ・スタイルのプラットホームにてしばし待機。クラッシュ・コースターはあまり回転率の良いアトラクションではないため、気長にライドの到着を待つことになります。
ライドは ” カメの甲羅 ” 型
ライドそのものが激しくスピンします
ゲストはユニークな ” カメのコウラ型 ” のライドに乗ってアトラクションを体験します。ひとつのライドにつき定員は4名(前列2名+後列2名/1ライド)。ひとつの甲羅に2名ずつ背中合わせに乗ります。
おすすめの席はどこ??
前も後ろも両方味わいたい
クラッシュ・コースターは、ライドそのものがグルングルンとスピンしながら進んで行くため、基本的にどの席に座っても、同じように楽しむことができます。
しかしながら、乗る度に「見える景色」が変わったり、後ろ向きの状態の時に ” ビッグ・ドロップ ” にあたると、よりスリルを感じられたり、など、タイミングや進行方向の違いによって「体感」が変わってくるため、できれば複数回トライして楽しみたいところです。
ちなみに、ゲストの総重量によって ” 回転数 ” も異なるとのこと。
さあ、” クラッシュたち ” の世界へ!
見た目以上にスリリングです
出発すると、まず外へと出ます。
そこはクラッシュ・コースターの様子が外側から ” 唯一、確認できる場所 ” となっています。
見ていた時よりも、乗っている時の方がずっとスピードを感じます。ここでオーバー・リアクションを取るとかなり注目されてしまうので、悲鳴をあげる際はほどほどに(笑)。
美しいサンゴ礁に癒されます
もちろん「ニモ」にも会えます
再び、屋内へ入ると、そこはすでに海の中。美しいサンゴで彩られた「グレート・バリア・リーフ」が広がっています。
可愛らしいクラッシュの子供たちも出迎えてくれます。
しかしながら、このほっこりタイムも束の間。
視線の先には荒れ果てた ” 沈没船 ”。そして、その中には何やら巨大なモノが。
その正体とは…。
待ち構えていたのは ” 巨大な〇〇 ” …!?
今回は ” 危ない方 ” のサメがいらっしゃいます(笑)
ライドは沈没船の中を通り抜けながら上昇。
右サイドに目をやると、そこにはホホジロサメの「ブルース(Bruce)」の姿が。彼の横を通り過ぎようとした瞬間、ブルースは大きな口を開けてゲストに襲い掛かります。
寸でのところで巨大ザメからは逃げ切ることができたものの、その先に待ち構えているのは、漆黒の闇に閉ざされた「深海」と荒れ狂う巨大な「渦潮」です…。
真っ暗闇の ” 渦潮 ” に飲み込まれる…
こんなハズじゃなかったぁぁぁぁ~
ライドは真っ暗な海の中を、急降下、急上昇、急旋回しながら猛スピードで疾走します。渦潮に巻き込まれる度に、亀の甲羅型ライドはグルングルンと激しくスピンします。最高速度は約60km/h。これは、TDL版のスペース・マウンテン(48km/h)よりも速いスピードです。
後ろ向きでスプラッシュ・マウンテンに乗っているようなもの
また、スプラッシュ・マウンテン(TDL)のクライマックスに相当する、落差約16メートルのドロップも待ち構えています。
可愛らしい見た目とは裏腹に、かなり絶叫、できます…。
このアトラクションにFPが導入されなかったワケ
FPの導入を切望する声は多いようですが…
クラッシュ・コースターは、ウォルト・ディズニー・スタジオにおいて大変人気の高いアトラクションでありながら、ファストパスの制度は導入されていません。故、このアトラクションを体験するためには、スタンバイで長い列に並ぶ必要があります。
ファストパスの導入を切望する声は何度も上がっていますが、おそらく、この先も導入される可能性は低いと思われます。なぜなら、期間限定で行われたファストパスの実装テスト(※)により「たとえクラッシュ・コースターにファストパスを導入したとしても、ゲストの捌き方(処理能力)に、著しい効果は見られないだろう」と結論付けられているからです。
補足(※)
実装テスト:クラッシュ・コースターにて行われた、過去2回(2008年7月および2018年1月)のファストパスの導入実験のこと。ゲストの協力の下、いくつかのケース(配布枚数や発券時間の変更など)を想定して実施されたが、結論は上述のとおり。このテストにより、本アトラクションには「シングルライダー」の制度が導入されることとなった。
思いの外、スムーズなQライン(2020年7月)
話は変わりますが、東京ディズニーリゾートでも、コロナ禍において、主要アトラクションのファストパス制度は休止の措置が取られました。また、長蛇の列を回避できる「スタンバイパス」といった新システムも生み出されました。その結果、これまで入場に数時間要したアトラクションの待ち時間が軒並み30分以下に。
入園者数が抑えられているという前提はあるにせよ、ファストパスの発券がないからこそのスムーズさ、待ち時間の短縮という、パラドキシカルなことが起こりました。
FPは必要??それとも…
ファストパスが導入されたばかりの頃は、大変画期的なシステムだと喜んだものでしたが、今となっては、本当に導入すべき制度であるのかどうかも含めて、改めて考えたり、精査したりすることが必要となってくるのかもしれません。
といったようなことを、” クラッシュ・コースター ” を思い出す度に、考えさせられるのです。
暴れん坊なウミガメのエキサイティングなコースター!
また遊びに来てね~!
今回は、ウォルト・ディズニー・スタジオのアトラクション「クラッシュ・コースター」についての体験レポートをお届けしました。
クラッシュ・コースターは、映画『ファインディング・ニモ』のほのぼのとした世界観に基づいてはいるものの、急降下、急上昇、急旋回といった、良い意味での「エグさ」も併せ持っており、紛れもなく「スリルライド」の様相を呈しています。
可愛らしさとワイルドさの二面性を持った ” 唯一無二のローラーコースター ” を、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。
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