バララララララ~
この記事について
今回は、東京ディズニーランドの新アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」についてご紹介したいと思います。「混雑状況」や「攻略方法」はもちろんのこと、新システム「エントリー受付」や「抽選のコツ」など、体験する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 体験レポート ” と共にお届けいたします。
最高にエキサイティングなアトラクションです
ベイマックスのハッピーライド(The Happy Ride with BAYMAX)は、アップテンポな音楽と連動してライドがクルクルと回転する、スピニング・タイプのアトラクションです。「ベイマックス(BAYMAX)」をテーマとしたアトラクションとしては ” 世界初 ” となっています。
アトラクションのデータ
ベイマックスのハッピーライド(The Happy Ride with BAYMAX)
- 所要時間:約1分30秒
- アトラクションタイプ:スピニング・ライド(ファミリー向け)
- エリア:トゥモローランド(東京ディズニーランド)
- 開始日:2020年9月28日
- 混雑状況:不明 ※ 現在は抽選によって管理されています。
- ファストパス:〇 ※ 現在はお休み中です。
- スタンバイパス:✕
- エントリー受付:〇
- シングルライダー:✕
ベイマックスとは!?
人の心を癒すためなら私は何だってやっちゃうんですよ~
ベイマックスとは、人間の「心」と「体」を癒すために開発された ” ケア・ロボット ” です。開発者は映画の主人公「ヒロ」の兄「タダシ・ハマダ」。真っ白で柔らかな183センチの大ぶりのボディに、まるで鉄アレイのような、シンプルな形のフェイス。誰にでも丁寧な口調で話しかけ、真摯に人間のお世話に務める、癒し系のアンドロイドです。
映画『ベイマックス』について
” 人間 ” と ” ロボット ” の心温まる物語です
アトラクションの背景となっている『ベイマックス(Big Hero 6)』は、マーベル作品を題材とした2014年に公開されたディズニー映画です。
サンフランソウキョウ工科大学のロゴ入りキャップ(プラネットMにて)
舞台は未来都市「サンフランソウキョウ」。主人公の14歳の少年、ヒロ・ハマダは、天才的な頭脳の持ち主でしたが、将来の目標もなく、無味乾燥な日々を過ごしていました。
しかしながら「ベイマックス」の開発者でもある兄 ” タダシ ” の提案により、ヒロは兄の通う工科大学へ飛び級入学の試験を受けることに。兄の友人たち(ゴー・ゴー、ワサビ、ハニー・レモン、フレッド)の協力もあり、無事、入学試験には合格するものの、悲劇的な事件が起こり、タダシは帰らぬ人に…。
失意と哀しみの中、ヒロの側にいてくれたのは、白くて丸い風船のような、あのケア・ロボット ” ベイマックス ” だったのです。
混雑状況について
現在は「エントリー受付」による管理となっています
待ち時間/混雑する時間帯など
新システム「エントリー受付」が導入されたことにより、当アトラクションは混雑が回避されています。
エントリー受付とは、抽選によるアトラクションの入場予約制度のことです。公式アプリ(東京ディズニーリゾート・アプリ)にてエントリー(希望の時間に申込み)し、抽選に当たったゲストのみアトラクションを体験することができるというシステムとなっています。
アプリのダウンロードは【こちら】から
指定された時間は、アトラクションの ” エントランス ” へ入場できる時間となっています。体験できる時間ではないのでご注意ください。指定の時間からアトラクションを体験できるまでの待ち時間は、およそ10~15分といったところでしょうか。ファストパスより、入場可能時間の枠が短くなっているので、その点にもご注意ください。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスの対象となっているアトラクションです。※ 但し、現在「ディズニー・ファストパス」はお休みしています。
シングルライダーには対応しているの?
シングルライダーには対応していないアトラクションです。※ 現在「シングルライダー」の運営はお休みしています。
体験レポート
お、ベイマックス。
それでは、東京ディズニーランドの新アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
ベイマックスがお出迎え~
ドーム状の屋根で覆われていますが、外から、アトラクションの様子を観ることができます。アップテンポで楽しげな音楽も聴こえてくるので、気になって仕方ありません(笑)。
内部はどうなっているの?
スマホをスキャナーにかざしているところの図
エントリー受付対象のアトラクションであるため、エントランスに設置されているスキャナーにアプリの二次元コードをかざしてから入場します。
Qラインについて
ようっ、兄貴!
Qラインには「体をひねってみよう」「思いっきり背のびしてみよう!」「つま先に手をつけてみよう」「グータッチしてみよう」などと書かれたボードがいくつも飾られています。これらはゲストが ” 最高にハッピー ” になるための指南のひとつだと思われます。
Qラインには「ケアデータカード(ベイマックスの頭脳)」も
乗り場まではスイスイと進めます
ベイマックスにゆかりのあるアイテムがあちらこちらにディスプレイされているため、待機時間も楽しめます。しかしながら、思いの外、列がスイスイと進んでしまうので、もう少しゆっくり見て歩きたいというのが本音ではありますが…。
ライドは ” ヒロのマスク ” 型
ベイマックスとライドのアンバランスさが絶妙です
ゲストはヒロが変身後に身に付ける ” マスク ” をモチーフとしたライドに乗ってアトラクションを体験します。ひとつのライドにつき定員は2名。1両目にベイマックス、ゲストは2両目に乗車します。大人2人が乗っても余裕があります。
宇宙船にも見える丸みを帯びた形状のライドは、プリミティブな可愛らしさがありますね。
ヒロとベイマックスはとっても仲良しです
このライドを開発したのは、若き発明家の「ヒロ・ハマダ」。映画『ベイマックス』の主人公です。彼は、亡き兄(タダシ)の遺志を受け継ぎ、立派な発明家となっていたのですね。
予測不能なコミカルな回転にびっくり!?
この大きな背中を見ながら右に左に揺さぶられます
「ベイマックス、よろしくっ!」というヒロの掛け声と共に、ベイマックスは、仲間のケア・ロボットたちと共に、ゲストを乗せたライドを思いっきりスピンさせながら、右や左に揺さぶります。
容赦しませんよ~
得てしてスピニング系のライドは、見た目以上のワイルドな乗り心地に驚かされます。大人の方が身長が高い分、より左右の揺さぶりを感じられるかもしれませんね。
ベイマックスの~ハッピーライ~ ♪
「ベイマックスの~ハッピーライ~ ♪」と口遊みながら乗るのも◎
体験中に流れている軽快な楽曲も、このアトラクションの魅力のひとつとなっています。曲は全部で6パターンあるとのこと。
全楽曲名は以下のとおりとなっています。
- ビー・エイ・ワイ・エム・エイ・エックス
- ア・ニュー・アングル
- ハッピー・ソング
- バララララララララ
- クー・ルー・リー
- ワン・スイート・ライド
私はピコピコ系の音楽が好きなので、個人的には「ア・ニュー・アングル」が一番のお気に入りですが、実際、乗ったときに掛かっていた楽曲は、2回中2回とも「ビー・エイ・ワイ・エム・エイ・エックス」でした。
この曲の歌詞には ” ベイマックスのハッピーライド ” というフレーズを含んでいるので「ビー・エイ・ワイ・エム・エイ・エックス」がアトラクションのメイン・テーマソングとなっているのでしょう。
ハピネス・レベルが上昇!?
ハピネス・レベルの上昇は ” DJ ” 次第!?
このアトラクションを体験する一番の目的は「ハピネス・レベル」を上昇させることにあります。ゲストが「ベイマックスのハッピーライド」で楽しめば楽しむほど、このレベルはどんどんアップしていくとのこと。
” DJ ” に扮したキャストさんが、アッパーなノリでゲストのテンションを上げていきますので、ノリ遅れにもご注意ください(笑)。
ヒロの ” 重要なメッセージ ” を聞き逃さないように!
まさか、そんな人、いないよね!?
ベイマックスによると、このライドに乗った後は、ハピネス・レベルの副作用として「忘れ物が多くなる」というデータがあるそうです。
おそらく、幸せ物質で満たされたゲストたちは、ぽやぽや~っと、気が緩んでしまうのでしょう。
でも、そんな人など、いるんだろうか。と思ってた矢先に、いました!いました!
我らが ” 相方くん ” が、体験後に私物をライドに置き忘れてしまったのです。
ヒロが最後に「じゃ、忘れ物のないように!」と言っていたにもかかわらず、です(笑)。
ベイマックスくんの統計は ” 正確 ” だったということですね。
流石です!
このアトラクションの原型は…!?
こちらはウッディのラウンドアップ(上海)
ところで、ベイマックスのハッピーライドには ” 原型 ” があるということをご存知でしょうか?
本アトラクションのような ” スピニング・ライド型 ” のアトラクションは、世界のディズニーパークにいくつか存在しています。
今回、TDLのトゥモローランドに導入されたライドは「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」の「メーターのジャンクヤード・ジャンボリー(Mater's Junkyard Jamboree)」や「上海ディズニーランド・パーク」の「ウッディのラウンドアップ(Woody’s Roundup)」などが、そのプロトタイプとなっています。
しかしながら、ベイマックスをテーマとしたライド型アトラクションはここ(TDL)にしかありません。
故、今後、世界中のゲストを魅了するアトラクションのひとつとなっていくことは想像に難くありません。
心の幸せこそ健康の秘訣
ナイト・バージョンは一層、幻想的に
今回は、東京ディズニーランドのアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」についての体験レポートをお届けしました。
ライド開発者のヒロは「心の幸せこそ健康の秘訣」だということを、このマシュマロのようなケア・ロボットから学んで作ったそうです。彼の人生にとって、あの悲劇があったからこそ、心の幸せと向き合い、人の幸せを願うこのハッピーなライドを完成させたのでしょう。
兄の面影をどこか感じるベイマックスと共に、ヒロは「ゲストを幸せにする」という、この世に生きる喜びと意義を見つけ出したのかもしれませんね。