
美しいナイト・エンタテインメントを上海でも!
この記事について
今回は、上海ディズニーランド・パークのナイト・エンタテインメント ” イグナイト・ザ・ドリーム ” についてご紹介したいと思います。会場の様子や混雑状況はもちろんのこと、ショーの内容や観賞ポイントなど、上海ディズニーリゾートでのエンタテインメントがもっと楽しくなる情報を、臨場感たっぷりの体験レポートと共にお届けいたします。

これを観ずして上海ディズニーは語れない
イグナイト・ザ・ドリーム(Ignite the Dream)は、上海ディズニーランド・パークにて開催されているナイト・エンタテインメント・ショーです。お城に映し出されるプロジェクション・マッピングをはじめ、迫力満点の炎や噴水のショー、華やかな音楽や美しい花火を駆使した、約20分間のナイト・スペクタクルとなっています。
予約は必要!?

まずは「ロイヤル・バンケット・ホール」の予約が必要です
特別エリアで観るなら予約はマスト
ショーそのものは、時間になったら自由に観賞できるので予約の必要はありませんが、目の前で観賞したい場合には、予め「特別観賞エリア(有料)」の申し込みをする必要があります。

観賞エリアはお城の真ん前に設けられています
特別エリアは、上海ディズニーリゾートのダイニング「ロイヤル・バンケット・ホール」のオプションとなっているため、そのレストランで食事したゲストのみ申し込むことが可能です。つまり、このエリアでイグナイトを観賞するためには、まず、バンケット・ホールの予約を取る必要があるということです。
予約をする際、特別観賞エリアのオプションを希望する旨をスタッフに伝えるだけでOKです。ちなみに、申し込みには追加料金(200元)が必要となります。
体験レポート

一気に幻想的な空間へと包み込まれます
それでは、早速「上海ディズニーランド・パーク」のナイト・エンタテインメント「イグナイト・ザ・ドリーム」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
ショーの開始前
集合場所/受付など

エントランスはお城の1F&真ん中部分にあります
ロイヤル・バンケット・ホールでのお食事の後に渡される「レシート」に集合時間が記載されています。その時間を目安に、レストランのエントランス前へと向かいます(ちなみに集合は公演開始の45分前となっています)。

お城の中心部には美しいシャンデリアが
時間ちょうどくらいに集合場所へ向かうと、すでに30名ほどの列が出来ていました。列といっても、ごちゃっと無造作な感じに並んでいます。先着順で会場に案内されるので、より良いポジションで観賞されたい方は、指定の時間より気持ち早めに並ぶとよいかもしれません。

相方くんは手の甲にステッカーを貼っていました(笑)
レストランの入口にて、整理券(ステッカー)を渡されます(グループ代表者のみ)。ステッカーには通し番号と代表者名、人数が記載されています。観賞エリア入場の際に必要となるので、予め、提示しやすいところに貼っておくと良いでしょう。
観賞エリアまで移動

民族大移動(笑)
ショーの開始30分前になると、観賞エリアへと向かいます。20名単位に組み分けして順番に移動します(私たちは2組目に移動)。
特別エリアを申し込んだゲストがキャストさんに連れられて、ぞろぞろ~っと歩いている光景は、他のゲストさんたちにはちょっと異様な感じに見えたかもしれません(笑)。
観賞エリアへ入場

どうして私はこっちにいけないのよ~
観賞エリアへと入場中「どうして私はこっちへ入れないの?」と大声で叫んでいるゲスト(女性)がいらっしゃいました。キャストさんが「こちらのエリアは有料なので、対象のゲスト以外は入れない」といったようなことを伝えていたようでしたが、その女性は無理矢理、有料の方へ入ろうとしていました。

えっ…!? 何で??
最終的には諦めていたようでしたが、なかなか手強い感じでした。キャストさんも大変ですね…。
ちなみにこのような小競り合いは ” 上海あるある ” のひとつでもあります。ゲスト同士のバトルの方がもっとヒートアップする傾向にあるので、Qラインではその前後とはならないよう、祈るばかりです。
地べたに座り込んで観賞します

ちょこん…
てっきり、観賞エリアには椅子が用意されているのかと思いきや、地べたに座って観賞するスタイルとなっていました(笑)。
直接、座るのはちょっと抵抗があったので、私たちはショーの間中、しゃがみ込んで観賞しました。特別観賞エリアを利用される方は、お尻に敷くちょっとしたシートなどを持参していくと良いかもしれませんね。

こういうのがあるといいかも
いよいよ ” イグナイト・ザ・ドリーム ” が始まります

華々しく花火が舞い上がります
お城の真ん前。遮るものが何もない状態で、待ちに待った「イグナイト・ザ・ドリーム」が、遂に始まります。
ミッキーと一緒に冒険の旅へ!

ちょっとボケてしまった、ちっぽけなねずみ
ショーは、ホスト役のミッキーがイマジネーションの火花を放ちながら、ディズニー映画の世界を旅するといった内容になっています。
『ライオン・キング』や『リトル・マーメイド』、『美女と野獣』といった人気作品の他、『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『スター・ウォーズ』といった、よりスペクタクル感のある作品もこのショーのワンシーンに加えられています。
個人的には『ムーラン』の映像が名曲「リフレクション」と共に映し出されたシーンが上海らしさを感じられて良かったと思いました。
ちなみに、イグナイトで観賞できる主な映画作品のシーンは以下のとおりとなっています。
- シンデレラ
- ライオン・キング
- リトル・マーメイド
- ファインディング・ニモ ※
- パイレーツ・オブ・カリビアン
- アラジン
- ムーラン
- ピノキオ
- スター・ウォーズ
- アナと雪の女王
- 美女と野獣
※ 2020年より『ファインディング・ニモ』のシーンが『2分の1の魔法(原題:Onward)』に差し替えられています。
迫力満点の噴水ショー

バシャッ!ビュッ!ビュッ!ビュッー!!
エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスルをキャンバスにして、ディズニー映画やアニメの映像が次々とプロジェクション・マッピング形式で映し出されていきます。演出(イルミネーション)には、ディズニーランド・パリの25周年記念バージョンが一部、使用されているとのこと。
音楽とシンクロする形で、花火や噴水もまるで魔法のように空高く舞い上がります。
クライマックスに向けて花火の激しさが増す…

フィナーレの連続花火は ” 圧巻 ” の一言!
ショーの終盤には、炎と噴水の演出がより激しさを増していきます。あまりにもお城と観賞エリアの距離が近いため、音や光だけでなく、水しぶき(霧状)や炎の熱なども体感できました。
最後は歴代のディズニー映画の名シーンと共に、この約20分間の夢のナイト・スペクタクルは、静かに幕を下ろします。
サウンド・トラックにも注目!

クリスタル・グロットの航海より
イグナイト・ザ・ドリームでは、たくさんの映画音楽を聴くことができます。まるで短編映画を次々と観賞しているかのような気分にもなりました。
主なサウンド・トラックは以下のとおりとなっています。
- シンデレラ
- 夢はひそかに
- ライオン・キング
- サークル・オブ・ライフ
- 王様になるのが待ちきれない
- ハクナ・マタタ
- リトル・マーメイド
- パート・オブ・ユア・ワールド
- ファインディング・ニモ
- マーリンのジョーク ※
- パイレーツ・オブ・カリビアン
- 彼こそが海賊
- アラジン
- フレンド・ライク・ミー
- ムーラン
- リフレクション
- 闘志を燃やせ
- ピノキオ
- 星に願いを
- スター・ウォーズ
- メイン・タイトル
- レジスタンスのマーチ
- アナと雪の女王
- レット・イット・ゴー
- 生まれてはじめて
- 美女と野獣
- トランスフォーメーション
- 2分の1の魔法
- 君が支えてくれた ※
- ミッキーマウス
- ミッキーマウス・マーチ
※ 2020年より『ファインディング・ニモ』のシーンが『2分の1の魔法』に差し替えられています。
目の前で観る「イグナイト」は格別!

やはり「イグナイト」は良い席でゆっくり観賞したい
イグナイト・ザ・ドリームは、上海ディズニー訪問の際には必ず観ておきたいナイト・エンタテインメントのひとつです。
自称(!?)アトラクション派である私たちも「イグナイトは絶対観たい!」と思っていたので、最終日の ” ラスボス ” として大切にとっておきました。特別観賞エリアはお城の真ん前を陣取っているので、迫力満点のイグナイトを目の前で思いっきり楽しむことができます。
良い席で観賞することで、五感で感じるものすべてが身体へと吸収され、より深く、より強く、より鮮明な体験として、記憶に残すことができたように感じます。
上海ディズニーの最後を飾るに相応しい、本当に素敵な思い出となりました。