ずぶ濡れ必至のアトラクションです!
この記事について
今回は、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「ロアリング・ラピッド」の ” 水濡れ対策 ” についてご紹介したいと思います。「具体的な準備」や「攻略方法」はもちろんのこと、水しぶきが上がる「スポット」や「水量レベル」など、体験する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 豊富な写真 ” と共にお届けいたします。
この時点では、時すでに遅し…
ロアリング・ラピッド(Roaring Rapids)は、リバー・ラピッド型と呼ばれるシミュレーション・ライドのひとつで、” 急流下り ” を体験できるスリリングなアトラクションです。ずぶ濡れになりながら、アドベンチャー・アイルの名峰「ロアリング・マウンテン」の激流を、猛スピードで一気に下っていきます。
ロアリングに臨む上での心構えとは??
頂より水が流れ落ちるロアリング・マウンテン
このアトラクションにおいて、まったく濡れない方法などあるのだろうか ―
いや、ない。(反語)
初っ端から残念なお知らせをさせて頂きましたこと、まずはお詫び申し上げます。
マジかよ…
ロアリング・ラピッドは、急流下りのシミュレーションというライドの特性上、完全に濡れない方法というものは存在しません。その点は予めご了承ください。
故、本記事では「完全に濡れない方法」ではなく「水濡れを最小限度に抑える方法」または「少々、濡れても楽しめる方法」という主旨にて、私たちが実際に体験し、効果的であった方法をピックアップして、紹介していきたいと思います。
いったい、どこで濡れるの??
いざ、激流の中へ
ロアリング・ラピッドは、想定を超えるレベルの水濡れが待ち構えているため、無防備で臨むと、その後の行動に支障をきたす可能性があります。
故、ある程度の ” 対策 ” はどうしても必要となってきます。
聖山の守り神「クロック」の遺跡
その検証にあたり、まずは本アトラクションにおいて、どの箇所で、どのくらい水がかかるのかを、一度、おさらいしておこうと思います。
相手に勝つためには、相手のことをよく知ってから。これは勝者の鉄則ですね。
※ 星(★)の数は「5」が最高レベル(ワールド・オブ・ディズニー調べ)。
① 倒木のあと
上流に到着後、ほどなくして倒木と遭遇します
レベル:★★★☆☆
コンベアによって上流に運ばれた後、巨大な倒木を通り過ぎたあたりから激流が始まります。これは水路を妨害する巨木によって正規のコース(安全なコース)から外れてしまったという演出(シナリオ!?)によるものです。
② 洞窟を抜けたあと
否応もなく、水柱の中へ…
レベル:★★★★★
ロアリング・マウンテンの守り神である「クロック」の洞窟を抜けたあとも ” 激流 ” に襲われます。こちらは、本アトラクションで一番の揺れと荒波を体験することができるスポットとなっています。
水しぶきはボクの仕業だよ~
スプラッシュ・マウンテンの比ではないほど、かなりの水量で水しぶきを浴びることになります。ビシャビシャになることこそ、本アトラクションの ” 醍醐味 ” だと言えるのですが…。
③ クライマックスのドロップ時
座る位置によっては「バック」でドロップすることも!
レベル:★★★★☆
最後のスプラッシュ・ダウンはなかなかの落差があるため、座るポジションによってはずぶ濡れになるかもしれません。
ちなみに ” 洞窟内 ” でもドロップはあるのですが、そちらは思いの外(!?)濡れることはありませんので、ご安心を。
④ ステーションの直前
硫黄による変色具合もいい雰囲気ですね
レベル:★★☆☆☆
ステーション(乗降場)手前にある ” 間欠泉(ガイザー)” にもご注意ください。
ライドがその場所を通り過ぎる時、ビュッと蒸気が噴き出します。その際、間欠泉側に座っていたゲストは、ガイザーくんによる不意打ちの餌食になることも…。
水濡れ対策について
これを踏まえればバッチシさっ!
以上の検証により、ロアリング・ラピッドにおいて、水が掛かりやすい場所は、主に上述の4ヶ所となっていることが分かりました。とりわけ「洞窟を抜けた後」および「クライマックスのドロップ時」の2ヶ所が大量の水が降りかかるスプラッシュ・ポイントとなっています。
それでは、ロアリング・ラピッドの水濡れ対策について、ご紹介していきたいと思います。
対策 ①:荷物を預ける
アドベンチャー・アイルにはロッカーが複数箇所あります
まずは荷物をロッカーに預けましょう。
ロアリング・ラピッドのエントランスの左手側に、無料のロッカーがあるので、そこに荷物を預けることが可能となっています。
ファストパスやプレミア・アクセスを利用して本アトラクションを体験される方は、スマホを持って行くのをどうぞお忘れなく。モバイル型のWi-Fi機器を置いていく場合は、内部では電波が届きませんので、予め、ファストパス等の二次元コードをスクショしておくと良いでしょう。
対策 ②:靴を履き替える
滑りにくいサンダルがおすすめ
体験する前に「濡れても良い靴」に履き替えましょう。この対策は非常に重要です。
なぜなら、ロアリングによって濡れてしまうのは「身体」より、むしろ「足元」となっているからです。
靴下やシューズがグショグショのままで、その後もパークを周るというのは大変ですよね…。
故、” 後処理 ” がしやすい「サンダル」などの靴に履き替えて、本アトラクションに臨まれることを推奨いたします。
8~9割近くの方が完全防備にてロアリングに挑みます(笑)
中国人の方々は、ポンチョやらレインコートやらを着込んで本アトラクションに臨む傾向にあるのですが、上述の理由により、その効果はさほどなさそうです。
一緒のライドに乗っていた方々も、” 上 ” は守られても、スニーカーやソックスは大惨事(あじゃぱー)となっていました…。
まずは何においても、自分の ” 足元 ” から守る、ということを優先させた方が良さそうです。
ワニのアトラクションで奇しくも ” クロックス ” を選んだ私たち(笑)
ちなみに、私たちは乗る前に「クロックス」のサンダルに靴を履き替え、靴下も脱ぎ、素足の状態でロアリングに臨みました。
案の定、アトラクション体験後にはサンダルの中に水がタプタプと溜まっていましたが、水は流し、足はタオルで拭くだけで無問題。
後処理もラクチンでした。
対策 ③:軽装で乗る
ラフな格好で思いっきり楽しもう!
夏場であれば、Tシャツにハーパンや短めのスカートなど、身軽なファッションで臨む、という対策も効果的だと思われます。乾きやすい素材の衣類であればなおのこと◎
濡れても乗り終わった後にサッとタオルで拭くだけなので、対策 ② と同様、後処理もカンタンです。
本気で水に濡れたくないという方は、中国人の方々に倣い、ポンチョやレインコートを着込むというのも対策としてはアリだとは思いますが、着たり、脱いだりに手間が掛かったり、かさばったりするので、何かと面倒です。
また、ゴミが増えてしまうというのも問題ですよね…。
連続乗りすることで手間も省ける!?
正午にはFPはすでに発券終了…
上述のような ” 水濡れ対策 ” を講じる場合、手間を少しでも省くという意味においても「ロアリング・ラピッド」に関しては ” 連続乗り ” されると良いでしょう。
例えば、最初に「ファストパス」にて体験後、すぐに「プレミア・アクセス」を利用して再トライ、といったようにです。
間に他のアトラクションを挟まない形でプランを組まれた方が、ロッカーに荷物を預けたり、サンダルに履き替えたり、といった準備も1回で済むため、時間の節約にもなります。
私たちもこの方法でロアリングに臨んで、合計4回体験しました。
スタンバイ180分待ちの状態で、短時間で連続乗りした際は、流石にキャストさんに驚かれて(呆れられて!?)しまいましたが…。
GET WET!(ぬれたらゴメンネ)
ずぶ濡れの相方くんをパチリ(笑)
今回は、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「ロアリング・ラピッド」の ” 水濡れ対策 ” について、” このアトラクションに臨む上での心構えは?? ” という切り口で書かせて頂きました。
ロアリング・ラピッドにおける ” 水濡れ対策 ” としては、まず、どの場所でどのくらいの水が降りかかるのかを知っておくこと、そして、それに対応できる準備を予めしておくこと、これに尽きると思います。中国の兵法書『孫子』にも見える格言「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)ふからず」の精神で臨みましょう!
とはいえ、ロアリング・ラピッドは ” ずぶ濡れになってナンボ ” のアトラクションです。思い切って ” GET WET(ぬれたらゴメンネ) ” を、敢えて、上海で体験してみてはいかがでしょうか。