
こんなアトラクションが上海ディズニーにあるなんて…
チャレンジ・トレイル(Challenge Trails)は本格的なアスレチックを体験できるインタラクティブなアトラクション。アドベンチャー・アイルの野営エリア「キャンプ・ディスカバリー(Camp Discovery)」の一角にあります。

” キャンプ・ディスカバリー ” の全体図
内容としては、ロアリング・マウンテンの冒険家チーム「リーグ・オブ・アドベンチャラーズ(the League of Adventurers)」の本拠地を探検するというもの。
アスレチック系のアトラクションには、アナハイムの「レッドウッド・クリーク・チャレンジ・トレイル(Redwood Creek Challenge Trail)」や東京ディズニーシーの「アリエルのプレイグラウンド」等がありますが、それらとは比較にならないほどスリリングな体験を味わえる内容となっています。ひとことで言うと「死を感じさせる恐怖」。これは決して冗談などではありません。タカをくくっていると、必ずや痛い目に遭います…(汗)
この記事の目次
アトラクションのデータ
チャレンジ・トレイル(Challenge Trails)
- 所要時間:制限なし(15~20分程度)
- アトラクションタイプ:プレイグラウンド(ファミリー向け)
- エリア:アドベンチャー・アイル(上海ディズニーランド・パーク)
- 開始日:2016年6月16日
- ファストパス:✕
混雑状況など
待ち時間、混む時間帯など

お昼近くには40分前後の待ちになっていました
意外!?と人気のあるアトラクションなので、常時40~60分程度の待ち時間となっています。命綱(ハーネス)をゲスト1人ひとりに装着する必要があり、回転率もあまり良くありません。朝イチとナイトパレード中は10~20分前後で案内されることも多いようなので、並ぶならその時間帯が狙い目です。ソアリンかロアリング・ラピッドのFPを取得し、その足でキャンプ・ディスカバリーへ向かう、というのも効率的な回り方かもしれませんね。
ファストパスには対応しているの?
ファストパス非対応のアトラクションです。
プレミア・アクセスには対応しているの?
プレミア・アクセスに対応しています。混雑日でも安心ですね。
※プレミア・アクセスに関する記事はこちら。
体験レポート
外観について

大規模かつ本格的なアスレチックを体験できます
アドベンチャー・アイルのシンボル「ロアリング・マウンテン」の地形を活かした起伏、勾配、落差のあるアスレチック・コースとなっています。
まずは荷物を預けましょう

日本語が堪能なキャストさんもいるので安心です
荷物はすべてロッカーに預ける必要があります。貴重品やスマホなどもアトラクション内部には持ち込めません。アスレチックのコースは高所にあり、その真下は人が通る道もあるため、落下防止を徹底しているのでしょう。近くに無料のコインロッカーがあるので、そちらを利用してから列に並びましょう。ただし、ロッカー待ちの列が発生することもあるので、時間に余裕をもって行動されるとよろしいかと思います。
動きやすく安全な格好で

命が惜しければスニーカーを履いていきましょう
チャレンジ・トレイルにはできるだけ動きやすく、多少、汚れてもいい格好で臨んだ方がよいでしょう。ただし、岩肌や木材で手足を傷つけないよう、露出の多い服装は避けた方が無難かもしれません。靴もサンダルやヒールの高い靴はNG。列にも並ばせてもらえません。
内部はどうなっているの?
チャレンジ・トレイルは難易度により、赤、黄、緑の三つのルートに分かれています。
- 緑:初心者向け
- 赤:中級者向け(難易度は高め)
- 黄:上級者向け
上記のルートからいずれかを選び、列に並びます。
ハーネスを装着!

ここまでしないと確実に転落死します…(汗)
Qラインの途中で命綱(ハーネス)を装着させられます。今から登山かロック・クライミングにでも行くのか!?と言わんばかりのしっかりとした装備です(笑)ハーネスは股下にも固定されるため、ボトムスにも配慮した方がよいかもしれません。
アドベンチャー・アイルの探検に出発!
頭上にあるレールと自分の命綱がカーテン・ランナーのように繋がっているので、セルフでレールをスライドさせながら進んでいくという方式になっています。

縦横と複雑に組み込まれたコース
私たちは「赤」のコースを選びました。残念ながら、一番デンジャラスと噂される「黄色」は閉鎖されていたため、こちらを選ばざるを得なかったのです…(ホッ)。

かなりの高所を進んでいくこととなります…
ホッとするのも束の間、目の前に広がる光景に一瞬、意識が遠のきます…。
- 心許ない古びた吊り橋
- ゆるいロープだけが頼りの飛び石
- ぐらつくアンバランスな丸太橋…
心が折れるスポットで満載です。しかしながら、これはまだまだ序の口。本当の恐怖はこの先に待ち構えていました…。
想像を絶する…

足が震えているのか、足場がぐらついているのか…
レッド・コース最大の難所は滝の真横の「ダンガイゼッペキ」を通り抜けるエリアです。高さ10m近くの岩壁を15~20㎝そこそこしかないような足場を頼りに歩かなければならないのです…。
万一、命綱が機能せず落下でもしようものなら、即、DEATH!

DEATH!?
この絶望とどう向き合えばよいのだろうか…
断崖絶壁―。
散々、このウェブサイトで ” 高所恐怖症 ” だと言い続けた私がどうやってこの難所をくぐり抜けたかというと…
実は、この時のことをよく覚えていないのです…(笑)
それでも記憶の断片を呼び起こしてみると、ブツブツと「九九」でも唱えながら岩壁を伝って歩いていたと思います。タダの危ないヒトですね…(笑)
この耐え難き現実をどうしても受け入れることができなかった私は、人格を乖離せざるを得なくなっていたようです。
後日、この時の私の様子を相方に聞いてみると
速いペースでどんどん前へ進んでいくから、すごく勇気あるなと思ったよ~
と、ノンキなことを言っていました(笑)
恐怖を乗り越えるためには、やはり「現実逃避」に限りますね!(ドヤッ)

かく言う相方もこのエリアでは死を覚悟したそうな(笑)
エスケープできる
実は、それぞれのコースにはエスケープ・ルート(回避路)があるため、本当に無理!という場合にはそちらのコースが選べるようになっています。
これを聞いて皆様、安心しましたでしょうか…!?(笑)
筆舌に尽くし難い恐怖のアトラクション
ディズニーの安全神話が完全に崩壊した、究極にデンジャラスなアトラクションです。
ああ、今日が私の命日になるんだな、と、ディズニーパークで初めて「死」を意識したアトラクションでもあります。そんな ” 最恐の体験 ” を、ここ上海ディズニーでは味わうことができます…。
これはもう、試してみるしかありませんね(笑)

近くには誰でも気軽に散策できるスポット” ビスタ・トレイル ”もあります
高所恐怖症の私がよくもまあ無事に帰還できたものです。まだ、グリーンと更に恐ろしいイエロー・コースが残っているので、またチャレンジしてみましょうか…。いいえ、丁重にお断りさせて頂きます(笑)