
こんなアトラクションがディズニー(上海)にあるなんて…
この記事について
今回は、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「チャレンジ・トレイル」についてご紹介したいと思います。「混雑状況」や「攻略方法」はもちろんのこと、アトラクションの「背景」や「トリビア」など、体験する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 体験レポート ” と共にお届けいたします。

” キャンプ・ディスカバリー ” の全体図
チャレンジ・トレイル(Challenge Trails)は本格的なアスレチックを体験できるインタラクティブなアトラクション。アドベンチャー・アイルの野営エリア「キャンプ・ディスカバリー(Camp Discovery)」の一角にあります。
アトラクションのデータ
チャレンジ・トレイル(Challenge Trails)
- 所要時間:制限なし(約15~20分程度)
- アトラクションタイプ:プレイグラウンド(ファミリー向け)
- エリア:アドベンチャー・アイル(上海ディズニーランド・パーク)
- 開始日:2016年6月16日
- 混雑状況:★★★☆☆
- ファストパス:〇
- プレミア・アクセス:〇
上海限定のアトラクションです
上海ディズニーランド・パークの「チャレンジ・トレイル」と同タイプのアトラクションは、他のディズニーパークには導入されていません。世界で唯一、上海にしか存在しない貴重なアトラクションとなっているため、上海ディズニーリゾートに訪れたら、是非、体験していただきたいアトラクションのひとつです。
とある冒険家チームの ” 本拠地 ” を舞台としています

ここから先は ” 危険地帯 ” となっています…
内容としては、ロアリング・マウンテンの冒険家チーム「リーグ・オブ・アドベンチャラーズ(the League of Adventurers)」の本拠地を探検するというもの。
アスレチック系のアトラクションには、アナハイムの「レッドウッド・クリーク・チャレンジ・トレイル(Redwood Creek Challenge Trail)」や東京ディズニーシーの「アリエルのプレイグラウンド」等がありますが、それらとは比較にならないほどスリリングな体験を味わえる内容となっています。ひとことで言うと「死を感じさせる恐怖」。これは決して冗談などではありません。タカをくくっていると、必ずや痛い目に遭います…(汗)
混雑状況について

お昼には「40分」前後の待ちに…
待ち時間/混雑する時間帯など
待ち時間の目安としては、平日は30~45分、休日で~60分程度といったところでしょうか。
インタラクティブ系のアトラクションの割には、混雑度が高めです。命綱(ハーネス)をゲスト1人ひとりに装着する作業に時間が掛かることも混雑の要因となっています。
一時的に混雑が緩和される時間帯(ナイト・エンタテインメントの開催時間など)もあるようです(10~20分程度)。どうしてもスタンバイで並ぶ場合には、朝イチの他、そういったタイミングを狙ってみるのも良いでしょう。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
プレミア・アクセスには対応しているの?
チャレンジ・トレイルは「プレミア・アクセス」に対応しています。混雑日でも安心ですね。
体験レポート

かなりの高所を進んでいくこととなります…
それでは、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「チャレンジ・トレイル」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について

大規模かつ本格的なアスレチックを体験できます
アドベンチャー・アイルのシンボル「ロアリング・マウンテン」の地形を活かした起伏、勾配、落差のあるアスレチック・コースとなっています。
体験前の準備について
チャレンジ・トレイルは、自分の身体を動かしながら体験する ” インタラクティブ ” なアトラクションということもあり、事前にいくつかの準備が必要です。
以下に「注意点」や「留意点」を列挙いたします。体験前に確認しておくようにしましょう。
まずは荷物を預けましょう

日本語が堪能なキャストさんもいるので安心です
荷物はすべてロッカーに預ける必要があります。貴重品やスマホなどもアトラクション内部には持ち込めません。アスレチックのコースは高所にあり、その真下は人が通る道もあるため、落下防止を徹底しているのでしょう。近くに無料のコインロッカーがあるので、そちらを利用してから列に並びましょう。ただし、ロッカー待ちの列が発生することもあるので、時間に余裕をもって行動されるとよろしいかと思います。
動きやすく安全な格好で

命が惜しければスニーカーを履いていきましょう
チャレンジ・トレイルにはできるだけ動きやすく、多少、汚れてもいい格好で臨んだ方がよいでしょう。ただし、岩肌や木材で手足を傷つけないよう、露出の多い服装は避けた方が無難かもしれません。靴もサンダルやヒールの高い靴はNG。列にも並ばせてもらえません。
さあ、” アドベンチャー・アイル ” の探検へ!
チャレンジ・トレイルは難易度により、赤、黄、緑の3つのルートに分かれています。
- 緑:初心者向け
- 赤:中級者向け(但し、難易度は高め)
- 黄:上級者向け
上記のルートからいずれかを選び、列に並びます。
ハーネスを装着!

ここまでしないと確実に転落死します…(汗)
Qラインの途中で命綱(ハーネス)を装着させられます。今から登山かロック・クライミングにでも行くのか!?と言わんばかりのしっかりとした装備です(笑)ハーネスは股下にも固定されるため、ボトムスにも配慮した方がよいかもしれません。

縦横と複雑に組み込まれたコース
頭上にあるレールと自分の命綱がカーテン・ランナーのように繋がっているので、セルフでレールをスライドさせながら進んでいくという方式となっています。
ちなみに、私たちは「赤」のコースを選びました。残念ながら、一番デンジャラスと噂される「黄色」は閉鎖されていたため、こちらを選ばざるを得なかったのです…(ホッ)。

こんなの、余裕のヨッチャンさっ!
ホッとするのも束の間、目の前に広がる光景に一瞬、意識が遠のきます…。
- 心許ない古びた吊り橋
- ゆるいロープだけが頼りの飛び石
- ぐらつくアンバランスな丸太橋…
心が折れるスポットで満載です。しかしながら、これはまだまだ序の口。本当の恐怖はこの先に待ち構えていました…。
想像を絶する…

足が震えているのか、足場がぐらついているのか…
レッド・コース最大の難所は滝の真横の「ダンガイゼッペキ」を通り抜けるエリアです。高さ10m近くの岩壁を15~20㎝そこそこしかないような足場を頼りに歩かなければならないのです…。

この聖山をこれほど恨んだことはあっただろうか(いや、ない(反語))
想像を絶する恐怖に、前進できないゲストが続出。
それもそのはず、万一 ” 命綱 ” が機能せず、落下しようものなら、即、DEATH!
なのですから…。

DEATH!?デス!?です??
とはいえ、後ろにはどんどんゲストがやってきます。スプラッシュ・マウンテンの降車場付近のような滞留状態になっています。
さて、どうしたものやら…。
この絶望とどう向き合えばよいのだろうか…

このエリアでは誰もが ” 死 ” を覚悟します…
断崖絶壁―。
散々、このウェブサイトで ” 高所恐怖症 ” だと言い続けた私がどうやってこの難所をくぐり抜けたかというと…
実は、この時のことをよく覚えていないのです…(笑)
それでも記憶の断片を呼び起こしてみると、ブツブツと「九九」でも唱えながら岩壁を伝って歩いていたと思います。タダの危ないヒトですね…(笑)
この耐え難き現実をどうしても受け入れることができなかった私は、人格を乖離せざるを得なくなっていたようです。
後日、この時の私の様子を相方くんに聞いてみると…
速いペースでどんどん前へ進んでいくから、すごく勇気あるなと思ったよ~
と、ノンキなことを言っていました(笑)。
恐怖を乗り越えるためには、やはり「現実逃避」に限りますね!(ドヤッ)
エスケープできる

それを早く、言ってよ~
実は、それぞれのコースにはエスケープ・ルート(回避路)があるため、本当に無理!という場合にはそちらのコースが選べるようになっています。
これを聞いて皆様、安心しましたでしょうか…!?(笑)
筆舌に尽くし難い恐怖のアトラクション

近くには誰でも気軽に散策できるスポット” ビスタ・トレイル ”もあります
ディズニーの安全神話が完全に崩壊した、究極にデンジャラスなアトラクションです。
ああ、今日が私の命日になるんだな、と、ディズニーパークで初めて「死」を意識したアトラクションでもあります。そんな ” 最恐の体験 ” を、ここ上海ディズニーでは味わうことができます…。
これはもう、試してみるしかありませんね(笑)
高所恐怖症の私がよくもまあ無事に帰還できたものです。まだ、グリーンと更に恐ろしいイエロー・コースが残っているので、またチャレンジしてみましょうか…。いいえ、丁重にお断りさせて頂きます(笑)