至るところに ” アリス ” の世界が広がっています
この記事について
今回は、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「ふしぎの国のアリスの迷路」についてご紹介したいと思います。「混雑状況」や「攻略方法」はもちろんのこと、アトラクションの「背景」や「トリビア」など、体験する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 体験レポート ” と共にお届けいたします。
好奇心がくすぐられる世界が待っています
ふしぎの国のアリスの迷路(Alice in Wonderland Maze)は、ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド』に登場するメイズ(迷路)を再現した、ウォークスルー型のアトラクションです。迷路の中では「赤の女王」「チェシャ猫」「バンダースナッチ」といった、お馴染みのキャラクターにまつわるスポットを散策しながら、没入感たっぷりに ” ふしぎの国 ” へと迷い込むことができます。
アトラクションのデータ
ふしぎの国のアリスの迷路(Alice in Wonderland Maze)
- 所要時間:制限なし(約10~15分程度)
- アトラクションタイプ:ウォークスルー(ファミリー向け)
- エリア:ファンタジーランド(上海ディズニーランド・パーク)
- 開始日:2016年6月16日
- 混雑状況:★☆☆☆☆
- ファストパス:✕
- プレミア・アクセス:✕
上海以外でこのアトラクションを楽しめるパークは??
上海ディズニーランド・パークの「ふしぎの国のアリスの迷路」と同タイプのアトラクションは、以下のディズニーパークにも導入されています。
- ディズニーランド・パーク(パリ)
- アリスのキュリアス・ラビリンス(Alice's Curious Labyrinth)
上海版は ” 実写版の世界 ” をテーマとしています
トランプ兵もリアル…
アトラクションの背景となっている『アリス・イン・ワンダーランド(Alice in Wonderland)』は、2010年に公開されたディズニー映画です。
イギリスの作家「ルイス・キャロル(Lewis Carroll)」による児童文学作品『不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)』『鏡の国のアリス(Through the Looking - Glass)』を原作とした、ティム・バートン監督による ” 実写版 ” の作品となっています。
ふしぎの国のアリスの迷路内に登場する、お馴染みのユニークなキャラクターたちは、映画さながらのリアルな造作で表現されています。
混雑状況について
実質、待ち時間はありません
待ち時間/混雑する時間帯など
混雑はしていません。公式アプリでは待ち時間が「5分」と表記されていますが、実際には待つことなく、すぐに入場可能となっています。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
プレミア・アクセスには対応しているの?
プレミア・アクセスには対応していないアトラクションです。
体験レポート
ここが ” ふしぎの国 ” の入り口です
それでは、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「ふしぎの国のアリスの迷路」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
初っ端から ” 迷わせる気 ” 満々です(笑)
” アリス・イン・ワンダーランド(Alice in Wonderland)” という文字が掲げられた緑の門を潜り抜けると、そこはもう ” ふしぎの国 ” 。
高鳴る気持ちと少し不安な感情が交錯した状態で、ゆっくり前へと進んでいきます。
内部はどうなっているの?
中は意外と混んでいる!?
施設の中へと入ると、映画でお馴染みのキャラクターのフィギュアやオブジェがいくつもディスプレイされています。また、フォトスポットがあちらこちらにあるため、思いの外、内部は混雑(撮影待ちの列など)しています。
とはいえ、大人2~3人分くらいの道幅はあるので、撮影場所で立ち往生する、といったことはありません。
さあ、” ふしぎの国 ” の世界へ!
ふしぎの国のアリスの迷路は、大きく「アンダーランド・ガーデン」と「赤の女王の庭」という、2つの庭園で構成されています。共にフォトジェニックなスポットで盛り沢山となっているため、隈なく散策することで、ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド』の ” 世界観 ” を味わえる、という趣旨となっています。
それでは、本アトラクションの詳細について、ひとつずつご紹介していきたいと思います。
アンダーランド・ガーデン
” 装甲姿 ” の鳥獣でいっぱい
1つ目の庭園は「アンダーランド・ガーデン(Underland Garden)」です。
曲がりくねった小路沿いには、奇妙でミステリアスな生物たちが隠れています。この庭の後半部分にある ” 秘密の洞窟 ” では、映画『ふしぎの国のアリス』にも登場するお馴染みのキャラクター「チェシャ猫」とも出会えます。
アンダーランド・ガーデン(Underland Garden)
” ビ〇ランテ ” ではありません(笑)
ちょっとZooな感じです
巨大化した多年生シダ植物なども
このアトラクション一番のデンジャラス・スポット!?
チェシャ猫の洞窟付近には、凶暴で巨大な毛むくじゃらの獣「バンダースナッチ(Bandersnatch)」が閉じ込められた扉もあります。檻を破らないことを願うばかりです…。
この近くを通る際は、くれぐれもお気をつけください…。
チェシャ猫(Chessur)
あの様子のおかしな猫に騙されないように~
アンダーランド・ガーデンを抜けると、次の庭園へと続く ” 洞窟 ” が見えてきます。その中には「チェシャ猫(妙妙猫)」が隠れています。不敵な笑みを浮かべた彼の謎めいた言葉に惑わされないよう、適度に聞き流し(!?)て、散策を続けていきましょう(笑)。
赤の女王の庭
この門の下を潜ったら、後には戻れません…
洞窟を抜けた先には「赤の女王」の庭園が広がっています。
開放感のある空間となっているため、晴れた日には特に気持ちよく散策することが可能です。赤い球根型ヘアーがキマっている女王のオブジェをはじめ、こちらのガーデンもフォトジェニックなスポットで満載です。
赤の女王の庭(Red Queen’s Garden)
この国では一番イケてるヘアースタイルです
庭園内のブリッジからの眺め
ここが No.1 フォトジェニックなスポット!?
お子さまのみならず ” 大きなお友達 ” も無邪気に、思いの丈をぶつけながら楽しんでいます(笑)。
ヘッジ・メイズ(Hedge Maze)
迷路は難しい!?
本アトラクションの後半には、パリ版と同様、映画『ふしぎの国のアリス』にも登場する「ヘッジ・メイズ(※)」が再現されています。
補足(※)
ヘッジ・メイズ(Hedge Maze):剪定された緑の木々を利用して作られた巨大な迷路のこと。ヨーロッパによく見られる庭園デザインのひとつ。
奥に ” 帽子屋さん ” が見えますね
パリ版と比較すると、迷路の難易度は低めです。デッド・エンド(行き止まり)に気をつけ、ゴールとなっている「ティー・パーティー」の会場を目指しましょう!
ちなみにこちらはパリ版 ” アリスの迷路 ”
上海版、パリ版共に、いかにこれらのアトラクションが作品世界を忠実に再現しているのか、驚かされますね。
ティー・パーティー(Tea Party)
何でもない日、おめでとう!!
マッド・ハッタ―氏のティー・パーティー会場がこの奇妙な迷路のゴールとなっています。クッキーやカップケーキが並べられた席には実際に腰を掛けることもできるので、この陽気なパーティーに招待されたような気分も味わうことができます。
パリ版との違いは…!?
パリに来るならワシにも会いに来なさいよ~
上述のとおり、ふしぎの国のアリスの迷路と同タイプのアトラクションとして、ディズニーランド・パリには「アリスのキュリアス・ラビリンス(Alice's Curious Labyrinth)」というアトラクションが存在しています。
映画『ふしぎの国のアリス』をテーマとしている点は両者共通していますが、” 実写化作品 ” に基づいて造られた上海版に対し、パリ版は1951年に公開された ” アニメ版 ” をモチーフとしている、といった違いがあります。
故、実写ならではの ” リアルさ ” を追求している上海版とは対照的に、パリ版は全体的に ” アニメの可愛らしい ” 演出を特徴としています。
” ふしぎの国 ” が目の前に!
迷路上で見かけるキャラクターやオブジェなど、そのどれもが愛くるしく、ユーモアたっぷりな造作となっています。
ちなみに「ラビリンス(迷宮)」の中は入場可能。バルコニーからはファンタジーランドを一望でき、迷路の全景も見渡せる、” 眺めのいい場所 ” となっています。
積極的に ” 迷いたくなる ” メイズです
普段とはひと味違ったお城の姿も見られます
今回は、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「ふしぎの国のアリスの迷路」についての体験レポートをお届けしました。
迷路を攻略するというよりは、ふしぎの国のアリスに登場するキャラクターを一つひとつ探し出していくつもりで歩くと楽しいです。敢えて ” 迷いながら ” 散策してみる、というスタンスで臨むと、良いかもしれませんね。
足を踏み入れた瞬間、誰もが ” アリス ” になれる特別な場所です。その ” ふしぎ ” な感覚を、是非、上海で体験してみてはいかがでしょうか。