名実ともに ” 上海ディズニー ” のシンボルです
この記事について
今回は、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」についてご紹介したいと思います。「混雑状況」や「攻略方法」はもちろんのこと、アトラクションの「背景」や「トリビア」など、体験する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 体験レポート ” と共にお届けいたします。
上海版は新たな ” 城 ” のコンセプトを有しています
エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル(Enchanted Storybook Castle)は、世界のディズニーパーク(1st パーク型)に共通するシンボル ” キャッスル(お城)” をモチーフとした、上海ディズニーランド・パークを象徴する旗艦アトラクションです。
内部には「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー(“Once Upon a Time” Adventure)」という、ディズニー映画『白雪姫』をテーマとしたウォークスルー型のアトラクションがあります。城内の美しい「中庭」も必見です。
アトラクションのデータ
ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー(“Once Upon a Time” Adventure)
- 所要時間:制限なし(約15~20分程度)
- アトラクションタイプ:ウォークスルー(ファミリー向け)
- エリア:ファンタジーランド(上海ディズニーランド・パーク)
- 開始日:2016年6月16日
- 混雑状況:★★☆☆☆
- ファストパス:✕
- プレミア・アクセス:✕
上海以外でこのアトラクションを楽しめるパークは??
上海ディズニーランド・パークの「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー」と同タイプのアトラクションは、以下のディズニーパークにも導入されています。
- 東京ディズニーランド
- シンデレラのフェアリーテイル・ホール(Cinderella's Fairy Tale Hall)
- ディズニーランド・パーク(パリ)
- 眠れる森の美女のギャラリー(La Galerie de la Belle au Bois Dormant)
すべての ” プリンセス ” が集う城
城内では『シュガー・ラッシュ:オンライン』状態に!?
世界のディズニーパークの ” お城 ” には、眠れる森の美女のお城(カリフォルニアやパリ、香港など)や、シンデレラ城(フロリダや東京)のように、慣例として ” プリンセス ” の名を冠するものでしたが、上海ディズニーのシンボル「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル(Enchanted Storybook Castle)」においては、特定の ” 姫 ” の名は付けられてはいません。
その代わり上海版には「すべてのディズニー・プリンセスが集結するお城」という、他のパークとは一線を画すコンセプトが与えられており、城内には『白雪姫』から『アナと雪の女王』までの歴代 ” ディズニー・プリンセス ” の壁画が飾られています(詳細は後述)。
混雑状況について
混雑状況にあまりムラはありません
待ち時間/混雑する時間帯など
待ち時間の目安としては、平日、休日を問わず20~30分程度といったところでしょうか。
東京ディズニーランドのウォークスルー・アトラクション「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」と同様、ゲストのキャパシティ・コントロール(定数管理)が行われているため、コンスタントな入場を可能としています。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
プレミア・アクセスには対応しているの?
プレミア・アクセスには対応していないアトラクションです。
体験レポート
ここから ” 世界最大のお城の内部 ” へと入っていきます
それでは、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
割とゴツめの外観です(笑)
淡いピンク色したカラーリングにより、見た目の印象はディズニーランド・パーク(パリ)のシンボル「眠れる森の美女のお城」に近いです。上海版は ” 世界一の高さ(60m)” を誇るキャッスルとなっていますが、横幅もあるため、パリ版のようなスタイリッシュさは、少し欠いているように感じられます。
ちなみにこちらは ” パリ版 ” のキャッスルです
ちなみに、エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスルの誕生前に最も高かったお城は、マジック・キングダム(フロリダ)のシンデレラ城(58m)でした。
内部はどうなっているの?
お先にどうぞ~
上述のとおり、入場の際には「定数管理」が行われていますが、城内そのものは自由散策となっています。同じ組で入場したゲストと行動を共にすると、各スポットには先に到着した人で常にごった返しているため、ワンテンポ遅らせた状態で進むことをおすすめします。
ミュージアムのような佇まい
城内には、壁面に「ディズニー・プリンセス」の彫刻が飾られた階段があります。その階段を上って、上のフロアへと移動します。
プリンセス壁画の一覧は、以下のとおりとなっています。
01:アナと雪の女王(Frozen)
アナとエルサ(Anna and Queen Elsa of Arendelle)
02:メリダとおそろしの森(Brave)
メリダ(Princess Merida)
03:塔の上のラプンツェル(Tangled)
ラプンツェル(Rapunzel)
04:プリンセスと魔法のキス(The Princess and the Frog)
ティアナ(Tiana)
05:ムーラン(Mulan)
ファ・ムーラン(Fa Mulan)
06:ポカホンタス(Pocahontas)
ポカホンタス(Pocahontas)
07:アラジン(Aladdin)
ジャスミン(princess Jasmine)
08:美女と野獣(Beauty and the Beast)
ベル(Belle)
09:リトル・マーメイド(The Little Mermaid)
アリエル(Ariel)
10:眠れる森の美女(Sleeping Beauty)
オーロラ姫(Princess Aurora)
11:シンデレラ(Cinderella)
シンデレラ(Cinderella)
12:白雪姫(Snow White and the Seven Dwarfs)
白雪姫(Snow White)
さあ、” 白雪姫 ” の世界へ!
ストーリーブックを読み進めながら城内を散策していきます
ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャーは「白雪姫」をフィーチャーした、ウォークスルーのアトラクションとなっています。各セクションを順に散策していくことで、映画『白雪姫(Snow White and the Seven Dwarfs)』の ” 世界観 ” を味わえる、という趣旨となっています。
それでは、本アトラクションの詳細について「前半」と「後半」に分けてご紹介していきたいと思います。
本編(前半)
アトラクションの前半部分は、プリンセス「白雪姫」の登場シーンから、ヴィランズ「女王(みにくい老婆)」が毒リンゴを作り出すまでのストーリーを中心としたセクションで構成されています。
昔々、あるところに…
うっとりと井戸の中を見つめるスノー・ホワイト
アンニュイな表情がいい味を出しています。どうやら壁画のラストを飾っていた ” 彫刻の白雪姫 ” がプロジェクション・マッピングにより息を吹き込まれた、という演出となっているようです。
女王(みにくい老婆)の野望
主役の「毒リンゴ」登場!
続いて案内される部屋では、白雪姫の美しさに嫉妬する「女王」が登場します。家来によって姫を殺す計画が失敗に終わった彼女は、毒リンゴをホームメイドし、みにくい老婆へと姿を変え、ヨボヨボと歩きながら、白雪ちゃんのハウスへ押し売りに出かける準備をしています。
この部屋は薄気味悪い雰囲気が漂っているため、作品の違いこそあるものの、かつて、東京ディズニーランドに存在していた「シンデレラ城ミステリーツアー (Cinderella Castle Mystery Tour) 」を彷彿させる、あのオドロオドロしさが感じられるセクションとなっています。
本編(後半)
アトラクションの後半部分は、可愛らしい「こびとたち」のコテージが再現された部屋、そして「王子」が登場するまでのストーリーをメインとしたセクションで構成されています。
七人のこびとたちのコテージ
白雪姫(スノー・ホワイト)職業:家事手伝い
こびとたちのコテージに ” 居候 ” している白雪姫は、彼らが仕事(採掘)に出かけている間、料理に、洗濯にと、大忙しのようです。
可愛らしい森の動物たちも訪れ、ほんわかした癒しのスポットとなっています。
この後、彼女に訪れる ” 災い ” など、微塵も感じさせることなく…
ハッピー・エバー・アフター
どこぞのイケメンが ” 姫 ” に何かしようとしています
ラストは「王子」が「白雪姫」に ” アレ ” する直前のシーンで幕を下ろします。
いささか ” アレ ” をするまでに急転直下な展開となっている点は否めませんが、無事、物語を終えることができ、ホッと胸を撫でおろせる、そんなひと時でもあります。
中庭もあります
癒しのスポット
エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル内にはなんと「中庭」があります。ちょうどお城の中腹くらいの位置でしょうか。庭の中心には噴水があり、回廊に囲まれる形となっています。
なかなか迫力があります
この中庭を観賞できるのは「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー」を体験したゲストのみとなります。中庭から上部に目を向けると、お城の ” 尖塔 ” を間近で観ることができます。
その後、幸せに暮らしましたとさ
僕にも会いに来てね
今回は、上海ディズニーランド・パークのアトラクション「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー」についての体験レポートをお届けしました。
アトラクション名となっている「ワンス・アポン・ア・タイム (昔々、あるところに…)」から「ハッピー・エバー・アフター(その後、幸せに暮らしましたとさ。チャンチャン)」までの展開をしっかりと描いた、見応えのあるウォークスルー・アトラクションとなっています。あっという間に散策の時間は経過してしまうので、30~40分程度の時間は確保しておいた方が良いかもしれません。
すべての ” 姫 ” が集結するお城の中で繰り広げられる、白雪姫の ” ハッピー・エバー・アフターな物語 ” を、是非、上海で体験してみてはいかがでしょうか。