蒸気船に乗ってファー・イーストを一周、優雅な船旅へ
この記事でわかること
- アトラクション「サンダー・メサ・リバーボート・ランディング(モリー・ブラウン号)(パリ)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
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海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、パリのディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★
サンダー・メサの ” 美しい景観 ” を堪能できます
サンダー・メサ・リバーボート・ランディング(Thunder Mesa Riverboat Landing)は、蒸気船をモチーフとしたライドで、フロンティアランドを流れる「ファー・ウェスト河」を優雅に周回する、”リバークルーズ型 ” のアトラクションです。
アトラクションのデータ
サンダー・メサ・リバーボート・ランディング(Thunder Mesa Riverboat Landing)
- 所要時間:約15分
- アトラクションタイプ:リバーボート・クルーズ(ファミリー向け)
- エリア:フロンティアランド(ディズニーランド・パーク)
- 開始日:1992年4月12日
- 混雑状況:★★☆☆☆
- ファストパス:✕
- シングルライダー:✕
パリ以外でこのアトラクションを楽しめるパークは??
ディズニーランド・パークの「サンダー・メサ・リバーボート・ランディング」と同タイプのアトラクションは、以下のディズニーパークにも導入されています。
- ディズニーランド(カリフォルニア)
- 蒸気船マークトウェイン号(Mark Twain Riverboat)
- マジック・キングダム(フロリダ)
- リバティ・スクエア・リバーボート(Liberty Square Riverboat)
- 東京ディズニーランド
- 蒸気船マークトウェイン号(Mark Twain Riverboat)
船名はあの ” 海難事故 ” のサバイバーに由来
氷山は ” 巨人 ” ですら、いとも簡単に…
ディズニーランド・パーク(パリ)のリバーボート「モリー・ブラウン(Molly Brown)」の名称は、1912年4月15日、氷山との衝突が原因で沈没した「タイタニック号(Titanic)」の生存者の一人、マーガレット・ブラウン(Margaret Brown)という女性の名に由来しています。
アクティブな女性だったようですね
彼女は生涯を通じて、数多く、世界中を旅していたそうです。かの ” 悲劇 ” もヨーロッパ旅行からアメリカへの帰国の際に乗船した豪華客船にて見舞われた事故だったようです。
沈没より100年後、映画『タイタニック』は3D版にて上映されました
マーガレットは、救命艇に乗って命が救われた後、再度、ボートで沈没現場へと戻り、救命活動に尽力したと言われています。救助船「カルパチア号」に収容された後も、船内にて強いリーダーシップを発揮したことから、彼女は「不沈のモリー・ブラウン(The Unsinkable Molly Brown)」という通称と共に、女傑としての名声を手に入れたといいます。
困難に直面した時にこそ人間の本性は露れるもの
ちなみに、” モリー・ブラウン号 ” という名称の船は、ゴールド・ラッシュの時代、実際に存在していたとのこと。パリ版のリバーボートと同様 ” 蒸気船タイプ ” だったそうで、カリフォルニア北部を流れる「サクラメント河」を悠然と航行していたそうです。
混雑状況について
定期運行となっています
待ち時間/混雑する時間帯など
待ち時間の目安としては、平日、休日を問わず15~25分程度といったところでしょうか。
ライドは多くのゲストを一度に収容できるため、コンスタントな乗船を可能としています。出発までの準備に5~10分程度要するため、トータルで30~40分、時間を確保しておいた方が良いでしょう。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
シングルライダーには対応しているの?
シングルライダーには対応していないアトラクションです。
体験レポート
さあ、優雅な ” リバークルーズ ” の始まりです
それでは、ディズニーランド・パークのアトラクション「サンダー・メサ・リバーボート・ランディング(モリー・ブラウン号)」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
両側の外輪に注目!
船尾に外輪(パドル・ホイール)のある「蒸気船マーク・トウェイン号」とは異なり、モリー・ブラウン号は、船体の両サイドに外輪が付いている ” 両舷側式(サイドホイーラー)” となっています。
このタイプのリバーボートは他のディズニーパークには存在せず、パリ独自のスタイルとなっています。
乗り場にて
キャパは大きく、一度に乗船できるゲストは多い
船着き場にてしばし待機。乗り場に着いてから、船が出航するまでの時間は「5~10分」程度でしょうか。
ライドは ” 蒸気船 ” 型
クラシカルなスタイルがいい味を出しています
ゲストは ” 蒸気船型 ” のライドに乗ってアトラクションを体験します。ひとつの船につき定員は390名。他のディズニーパークのリバーボートより1フロア少ない、3階建てとなっています。
さあ、” モリー・ブラウン号 ” の出航です!
ベストポジションでも意外と空いています
TDL版「マーク・トウェイン号」に乗船する際は、船尾側のデッキにて、後ろ側からの景色を楽しむことが多いのですが、パリでは「サンダー・メサ」の街並みをしっかりと堪能したいと思い、2フロア目の先頭、かつ正面にポジションを取りました。
ベスポジと思われるこの場所を狙って、多くの人でごった返すであろうと予想していたのですが、意外にも空いていたので拍子抜けしてしまいました(笑)。
こちらはTDL版3階からの眺めです
ちなみに、モリー・ブラウン号の最上階は、船首より少し後方に位置しています。より間近で風景を楽しみたいという方は、2階(前方)のデッキからの展望をおすすめします。
船室のソファは座り心地抜群!
船内には、ゆったりと寛げる船室が完備されています。この優美な蒸気船を ” 休憩所 ” 代わりに楽しんでおられる方も何名かいらっしゃいました。
美しい景観に惚れ惚れします
悠久な大自然が眼下に広がる
モリー・ブラウン号はゆっくりとファー・ウェスト河を航行。川べりに木立が並んだ美しい景色が目の前に広がります。
川岸に目をやるとヘラジカなどの野生動物がのんびりと暮らしている姿にも気付きます。
この河ではどんな魚が釣れるのだろうか
河沿いには、船着き場や小屋などが建てられているため、この風光明媚な土地に人間も住んでいることが分かります。
朝夕、釣りをしたり、木の実やきのこを採ったりしながら、悠々自適に過ごしているのかもしれません。
あの ” 金鉱山 ” も目の前に
青空に映える金鉱山
サンダー・メサのシンボル「ビッグサンダー・マウンテン」の雄大な姿も、間近で観賞できます。ここまでBTMに近づくことができるのは ” モリー・ブラウン号 ” だけです。
ファー・ウェスト河の奥地に ” ガイザー・ゾーン ” があります
TDL版の「ビッグサンダー・マウンテン」では、ラストの急降下の左手側に ” 間欠泉 ” が見えますが、パリでは「モリー・ブラウン号」に乗船することで、このイエローストーンのような間欠泉と出会えます。
この場所は、元々「ガイザー・マウンテン(Geyser Mountain)」という、フリーフォール型のアトラクションが建設される予定だったと言われています。
レックス君も半分、カラダが埋まったままです(笑)
船からは、” 恐竜の化石 ” も観ることができます。これはおそらく「ティラノサウルス・レックス(T-REX)」だと思われますが、少々小振りなので「アルバートサウルス(Albertosaurus)」、またはその類縁の獣脚類かもしれません。
サンダー・メサの大邸宅ともご対面
ビッグサンダー・マウンテンと同様「ファントム・マナー」も、船内デッキからはよく見えます。
モリー・ブラウン号は、フォト撮影の場所としても最適です。
船旅の終わりに
新たな旅を待ちわびる船客たちの姿が
リバーボートの乗り場が見えてくると、この15分間の ” 夢の船旅 ” も終わりを迎えます。
サンダー・メサの陽気な街並みに戻ってくると、喧騒からしばし遠ざかっていたこのリバークルーズでの出来事が、何だか遠い昔のことのように思えてきます。
タイタニック号の呪い!?モリー・ブラウン号の悲劇
こっそり顔をのぞかせるキールボート
モリー・ブラウン号でのクルージング中、赤茶けた岩の間に一風変わったボートを目にします。
この船は「リバー・ローグ・キールボート(River Rogue Keelboats)」といい、以前はアトラクションのひとつとして運営されていました。モリー・ブラウン号と同様、ファー・ウエスト河を航行するクルーズ型のアトラクションだったそうで、蒸気船より間近で自然や野生動物などを観賞することができたそうです。
この巨大な仮設テントの中には ” あの蒸気船 ” が眠っています
ちなみに、このキールボートは ” 意外な所 ” で活躍を見せています。
2005年にモリー・ブラウン号は、航行中にエンジンが過熱し、煙に包まれたままコース上で停止するというアクシデントに見舞われているのですが、その際、船に乗っていたゲストは、このキールボートによって救出されたそうです。
大事故にはならなかったものの、その後、モリー・ブラウン号は約2年間という長期に渡る改修を余儀なくされたといいます。
救命ボートも完備
タイタニック号の生存者「マーガレット・ブラウン」がその名の由来となっているモリー・ブラウン号。
この蒸気船に降り掛かった船難は、もしかしたらあの ” 不沈船の呪い ” !?なのかもしれません。
信じるか、信じないかは…。
優雅に楽しむ船の旅
青空にはためく ” モリー・ブラウン ” のフラッグ
今回は、ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「サンダー・メサ・リバーボート・ランディング(モリー・ブラウン号) 」についての体験レポートをお届けしました。
ディズニーの短編アニメーション作品『蒸気船ウィリー(Steamboat Willie)』に登場する船は、モリー・ブラウン号と同じく「サイドホイーラー」となっています。両舷側式の蒸気船はパリのディズニーにしか存在しないことから、ウィリー号の乗り心地を味わうためには、どうやらパリに行くしかなさそうです(笑)。
蒸気船マーク・トウェイン号とは、また違った趣で楽しめる ” 唯一無二のリバークルーズ ” を、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。
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