
トロッコに乗って ” 魔宮 ” を猛スピードで疾走します
この記事でわかること
- アトラクション「インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリル(パリ)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
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海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、パリのディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★

パリで ” レイジング ” の原型を体験しよう!
インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリル(Indiana Jones et le Temple du Péril)は、映画『インディ・ジョーンズ:魔宮の伝説』に登場するトロッコをモチーフに設計された、ローラーコースタータイプのアトラクションです。ジャングルの奥地に眠る ” 失われた神殿 ” を、猛スピードで駆け抜けます。
アトラクションのデータ
インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリル(Indiana Jones et le Temple du Péril)
- 所要時間:約1分30秒
- アトラクションタイプ:ローラーコースター(ビッグ・スリル)
- エリア:アドベンチャーランド(ディズニーランド・パーク)
- 開始日:1993年7月30日
- 混雑状況:★★★☆☆
- ファストパス:〇
- シングルライダー:✕
パリ以外でこのアトラクションを楽しめるパークは??
ディズニーランド・パークの「インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリル」と同タイプのアトラクションは、以下のディズニーパークにも導入されています。
- 東京ディズニーシー
- レイジング・スピリッツ(Raging Spirits)
ディズニーパーク ” 初 ” のループ・コースター

レイジングとの ” 類似性 ” が随所に見られます
インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリルは、360度回転する ” ループ ” を特徴とするライド・アトラクションです。このワイルドなエレメントは、ディズニーパーク史上、初の試みだったとのこと。
危険に満ち溢れる神殿を探索中、トロッコは制御不能に陥り、1回転してしまう、というストーリーを背景としています。

バックグラウンドはTDS版と異なっています
360度回転する「ループ」と聞いて、ピンと来た方もいらっしゃると思いますが、パリ版のインディ・ジョーンズは、東京ディズニーシーのアトラクション「レイジング・スピリッツ」のプロトタイプにもなっています。
混雑状況について

連続乗りするなら ” 午前中 ” が狙い目
待ち時間/混雑する時間帯など
待ち時間の目安としては、平日は5~30分、休日で80~100分程度といったところでしょうか。
回転率そのものは悪くありませんが、平日と休日の待ち時間にギャップがあります。
お昼を越えると、少しずつ混雑し始めます。ピークは平日、休日ともに「13:00~14:00」頃となっているようです。
ファストパスには対応しているの?

発券機は入り口付近のテントの中にあります
ファストパスの対象となっているアトラクションです。
インディ・ジョーンズは、平日であれば比較的、遅めの時間帯(夕方「16:00」くらい)までファストパスを発券しています。一方、休日であれば、発券はすぐ(多くの場合「お昼前」には)終了してしまいます。
故、休日に訪問される場合は、早めかつ計画的に取得されることをおすすめします。
また、平日や閑散期にはファストパスが発券されないこともあります。
私たちが訪問した日(平日)は、終日5~15分程度の待ち時間であったため、ファストパスは発券していませんでした。
シングルライダーには対応しているの?
シングルライダーには対応していないアトラクションです。
体験レポート

今回の訪問では計2回体験してきました
それでは、ディズニーランド・パークのアトラクション「インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリル」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について

遺跡の形状は ” レイジング ” とはかなり異なっています
アドベンチャーランドの ” 最奥地 ” に位置するアトラクションです。鬱蒼とジャングルが生い茂ったエリアに、謎の古代遺跡がひっそりと眠っています。秘境度数はディズニーシー(レイジング・スピリッツ)よりも高めです(笑)。
Qラインについて

午前中はストレスフリーで乗り場まで辿り着けます
階段を上り下りしながらしばらく道なりに歩いていくと、古代の神殿が見えてきます。遺跡の奥からはレールが軋む音やガタガタという不気味な振動、そして、ゲストの悲鳴が聞こえてきます…。

パリ版も ” 蛇 ” が守り神となっています
石段の両脇には ” 蛇の像 ” が鎮座しています。これはもしかして、アステカ神話に登場する「ケツァルコアトル(※)」でしょうか。この構図は、おそらくマヤ文明の遺跡「チチェン・イッツア」のククルカン神殿をモチーフとしているのではないかと思われます。
補足(※)
ケツァルコアトル:アステカ神話に登場する神の名。人類に農耕や文化、水や火をもたらしたとされる。意味は「羽毛を持った蛇」。

まるでジャングル・クルーズの ” 陸側 ” を歩いているかのようです
Qライン沿いには、ベース・キャンプの跡や錆びついたジープなどが放置されています。これらの形跡は、この危険な神殿を目指して出発した遠征隊のものだと思われます。
ライドは ” トロッコ ” 型

ハーネスを胸までしっかり下ろします
ゲストは ” トロッコ型 ” のライドに乗ってアトラクションを体験します。ひとつの列車につき定員は12名(6名/1両 ※ 2両編成)。レイジング・スピリッツのライドと同タイプのデザインとなっています。
おすすめの席はどこ??

レイジングとは違った ” 景色 ” が楽しめます
よりスリルを味わいたいという方であれば、後方の席に乗車することをおすすめします。
一般的に、車両数の多いローラーコースター(キャメルバック型)に関しては、後方の席のほうが「浮遊感」や「高低差」が感じられるため、前方の席よりもスリルを感じられると言われています。
インディ・ジョーンズは複数車両のアトラクションであるため、この法則に当てはまるのですが、前方ライドの方が、” 眺めの良さ ” や ” 爽快感 ” といった点においては、軍配が上がります。
故、前の席も後ろの席も甲乙つけがたい、というのが本音です(笑)。
さあ、” インディ・ジョーンズ ” の世界へ!

” インディアナ・ジョーンズ ” と共に遺跡探検へと出発!
準備が完了すると列車が動き出し、巻き上げが始まります。
進行方向は「レイジング・スピリッツ」と ” 真逆 ” となっているため、最高部からの眺めは、パーク側ではなく、パークの外の景色が広がっています。
外部にもジャングルが続いているため、本当に秘境の中を探検しているような気分になれます。
インタミン製のコースターです
パリ版のインディは、スイスの遊戯機械メーカー「インタミン社(Intamin AG)」による設計となっています。同社は「高速巻上技術(※)」に定評があり、ディズニーパークにおいてはディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの「カリフォルニア・スクリーミン(現:インクレディコースター)」、日本においては東京ドームシティの「サンダー・ドルフィン」や東武動物公園の「カワセミ」を製造したことでも知られています。
補足(※)
高速巻上技術:インタミン社は、世界で初めてケーブル方式の巻き上げ技術を採用。従来のチェーン方式より高速な巻き上げを可能としている。
乗り心地の悪さもご愛嬌(笑)

この先にはエグめの ” ループ ” も待っています…
ガタガタと振動が激しく、カーブも粗め…。決して、快適な乗り心地だとは言えません。一言でいうとワイルド…!?もっと言ってしまえば、” 雑 ” な動きです(笑)。

後輩くんは至極滑らかな動きだというのに…
説明が難しいのですが、レイジング君がスルっとスムーズにループをキメているのに対して、だいぶ年長なインディ先輩は力業で無理矢理回転させているような感じ、とでも言いましょうか…(笑)。
レイジングに何度も乗っている方であれば、パリのインディの体感的な違いは確実に分かると思います。
ちなみに、パリ版は全長600m、最高速度は58km/hとなっています。レイジング・スピリッツ(全長600m、最高速度は60km/h)と、ほぼ同水準のスペックです。
そして、トロッコはステーションへ…

所要時間の約1分30秒はあっという間…
レイジングのラストはスモークの中へと突入しますが、パリのインディは特にそういった演出はなく、何事もなかったかのようにローディング・ステーションにまで戻ってきます(笑)。
パリのインディは ” 後ろ向き ” に走っていた!?

粋な演出をしてくれたものです
インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリルは、一時期 ” 後ろ向きバージョン ” で運営されていたこともあったようです。
その名も「Backwards !(後ろ向き)」。そのまんまのネーミングですね(笑)。
2000年4月1日にオープンし、2004年11月27日に終了するまでの約4年半、バックで走行し続けたとのこと(2004年12月4日より通常版に戻りました)。
なお、本バージョンへと改変するにあたり、車体(車輪)の向きはもちろんのこと、レールの調整(曲線部分の傾斜など)も行われ、より体に負担なく、スムーズに走行できるよう、改良されたそうです。
また、ライドのシート数も8から12に増量。神殿に配置されているオブジェクトや小道具、照明なども、ゲストに舞台の ” 裏側 ” を知られないよう、反対の向きに変えたといいます。

いつの日かディズニーシーでも!
ちなみに、東京ディズニーシーの「レイジング・スピリッツ」は、このコース・レイアウトに準拠して建設されています。
もしかしたら、将来的にはTDSでも ” 後ろ向きバージョン ” で楽しめる日がやってくるかもしれませんね。
EMVタイプのインディではなくとも...

パリではよりスリリングなインディを楽しめます
今回は、ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリル」についての体験レポートをお届けしました。
パリ版のインディは、カリフォルニアや東京ディズニーシーのようなEMV(悪路走行を再現したライド・システム)スタイルではありませんが、ローラーコースタータイプを採用したことによって『魔宮の伝説』に登場するトロッコの暴走シーンを、よりリアルに体感できるアトラクションとなっています。
古代の神殿をワイルドに疾走する、この ” 危険に満ちたトロッコ型コースター ” を、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。
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