
オープン当初から大人気のアトラクションです
フロンティアランドにそびえる、ゴツゴツとした赤褐色の岩山は、TDLでもおなじみ「ビッグサンダー・マウンテン(Big Thunder Mountain)」です。オープン当初から存在する、ここディズニーランド・パリでも大人気のアトラクションです。
この記事の目次
世界最速!最長!のBTM
見た目こそ、他のディズニーパークのものとよく似ていますが、スペックにはかなりの違いがあります。まずはコースの長さ。全長は1500mあるのですが、これはTDL版の1.5倍>にあたります。ビッグサンダー・マウンテンの中では世界最長です。また最高時速の65kmも世界最速(TDL版の最高時速は約40km)。アップダウンも激しく、スリル度の高いアトラクションとなっています。
ファントム・マナーとテーマが共通しています

BTMを見渡せる丘(Boot Hill)に佇む、ファントム・マナー
アトラクションのデータ
ビッグサンダー・マウンテン(Big Thunder Mountain)
- 所要時間:4分
- 長さ:1,500m
- 最高時速:65km
- アトラクションタイプ:ローラーコースター(ビッグ・スリル)
- エリア:フロンティアランド(ディズニーランド・パリ)
- 開始日:1992年4月12日
- ファストパス:〇
- シングルライダー:✕
混雑状況など
待ち時間、混む時間帯など

30分程度の待ち時間で乗れると嬉しい
DLPで最も待ち時間の長いライド・アトラクションのひとつ、という印象を受けます。平日でも終日60~80分待ちがベースで、土日になると120分越えのことも。ショーやパレードと重なる時間は一時的に空くこともありますが(30分~程度)、どうしてもスタンバイで並ぶなら、あさイチの一択となるでしょう。
ファストパスやシングルライダーには対応しているの?

FPを上手く利用して必ず乗りたい
ファストパスは対応していますが、シングルライダーには対応しておりません。上述の通り、待ち時間が長いアトラクションですので、うまくパスを利用して回られるとよいかと思います。ファストパス・エントランスは少し離れたところにありますのでご注意ください。
また、ディズニ―ランド・ホテル宿泊者の方は「ディズニーホテル・ファストパス」を利用されるのも◎ 使い方などはこちらの記事にまとめてあります。
エクストラ・マジック・タイムの間は動いていません
残念ながらエクストラ・マジック・タイムの時間帯には動いていません。しかしながら、開園間近ともなるとフロンティアランドのゲート前にはビッグサンダー・マウンテンの待ち列がすでにできています。列といっても整然としたものではなく、ごちゃっとしたかたまりのような集団があるだけですが…(笑)

オープン直後の様子
オープン後、キャストさんがスタンバイ・エントランス前までその集団を連れていきます。アトラクションが動くまでの数分をその場所で待ち、アトラクションが稼働し始めると、やっとエントランスに入ることができます。
体験レポート
外観について

ファー・ウェスト河の真ん中に悠然と構えています
パリ版のビッグサンダー・マウンテンは、河(the Rivers of the Far West)の真ん中に位置しているので島のようにも見えます。乗り場は河岸にあるので、発車すると河の下にあるトンネルを通って対岸に渡ります。
ライドはもちろんマイントレイン!

駅舎に入る鉱山列車
ライドは他のディズニーパークと同様、機関車タイプ。6人乗り5両編成(定員30名)のマイントレインです。

BTMの乗り場。回転率が良いので、すぐに列車が到着します
いざ出発!まずは向こう岸へ
出発するとすぐにトンネルを下降し、対岸へと渡ります。意外と長い時間、下降し続けます。向こう岸につき、一度巻き上げた後、マイントレインの暴走が始まります。
豪快なスプラッシュ・ポイントあり
パリ版のビッグサンダー・マウンテンにはコース上に水しぶきが上がるエレメントが用意されています。河の水面すれすれまで急降下した後、バシュッ!と豪快なスプラッシュが待ち構えています。

威勢よく、水しぶきが上がります
ちょうどその対岸にある「ファントム・マナー」からはそのワンシーンを眺めることができます。ビッグサンダー・マウンテンの雄姿を収めるフォトスポットとして最適の場所です。
余裕のある方は絶景も楽しんで
二回目の巻き上げで最高部に到達します。そこからはフロンティアランドのみならず、ディズニーランド全体を一望できます。

晴れた日には素晴らしい景色が目の前に広がります
また、鉱山には様々な野生動物たちが棲みついています。TDLでは見かけない ” 特別ゲスト ” も出現しますので、目をしっかり開けてぜひチェックしてみてください。
ハイライトは最後のトンネル!?
最後にまた、河を渡って終わりです。かな~り長い時間、真っ暗闇のトンネルの中を猛スピードで走り抜けます。もしかしたらここが一番のスリル・ポイントなのでは、と思えるほど。トンネルを抜けたら急ブレーキで停止します。頭などを痛めないよう、お気をつけ下さい(笑)
ライドフォトもあります
ライドフォト対応です。しっかり笑顔で臨みましょう(笑)手をあげて乗ると、座る位置によっては隣の人の顔が隠れてしまうことがあるので、注意しましょう(ちなみに私は乗る度に相方と席を交代していました)。
システム調整にご注意を
DLPのビッグサンダー・マウンテンはシステム調整が入ることが割と多いです。私たちも最終日はお昼ごろから調整が入って、その日は結局、乗ることができませんでした。スタンバイで並んでいたゲストの方々が残念そうにゲートから出てきた姿は今でも忘れられません。
パリのビッグサンダー・マウンテンは2011年に痛ましい事故が起こってしまったこともあり、とりわけシビアになっているのかもしれません。安全が第一なので、システム調整は仕方のないことですが、折角訪問したのに乗れず仕舞いということにならないよう、早い段階で乗っておいた方が良いかもしれませんね。
パリ版のビッグサンダー・マウンテンはユニーク
今回の訪問ではビッグサンダー・マウンテンに4回乗ることができました(スタンバイ1回/ファストパス1回/ディズニーホテル・ファストパス2回)。ディズニーランド・パリのビッグサンダー・マウンテンは他のディズニーパークと比べてもかなりユニークな構成になっているので、何度乗っても、飽きることはありません。スペース・マウンテンと共にマストなアトラクションのツートップです!

ミナモに映る、夕方の巨雷山もキレイです