FPを駆使してパリ・ディズニーを制覇しよう!
追記
※ 本記事は「2022年」までの内容となります。最新情報については【公式ウェブサイト】の情報もあわせてご参照ください。
この記事について
今回は、ディズニーランド・パリの「ファストパス」についてご紹介したいと思います。「取得方法」「使い方」「対象のアトラクション」はもちろんのこと、「取得のタイミング」「リターン時間」「効率的に回るコツ」など、訪問する前に知っておきたい情報や知識について、分かりやすく解説いたします。
画期的なシステムとして長年愛されています
1999年に登場して以来、施設の優先入場システムとして君臨してきた「ディズニー・ファストパス(Disney FastPass)」は、ディズニーランド・パリにおいても導入されています。
追記
現在「ディズニー・ファストパス」はお休みしています。混雑する時間帯を中心に、人気の高いアトラクションには「スタンバイパス」、通常より短時間でアトラクションへアクセスできる「ディズニー・プレミア・アクセス」といったシステムが導入されており、それらは ” 公式モバイルアプリ ” にて取得または購入可能となっています。
ファストパスの対象アトラクション
ハイパースペース・マウンテンもFPの対象です
ファストパスの対象アトラクション(エンタテインメント施設を含む)は、ディズニーランド・パークで「6種」、ウォルト・ディズニー・スタジオで「2種」となっています。
ディズニーランド・パーク(パリ)
- インディ・ジョーンズ:テンプル・オブ・ぺリル
- ビッグサンダー・マウンテン
- ピーターパン空の旅
- ハイパースペース・マウンテン
- スター・ツアーズ
- バズ・ライトイヤー・レーザー・ブラスト
ウォルト・ディズニー・スタジオ
ラタトゥイユはFPを利用してでも必ず乗りたい
- ラタトゥイユ
- トワイライト・ゾーン
取得方法について
FPを取得するにはどんな方法があるの?
ファストパスは、” 公式モバイルアプリ ” の他、各アトラクションのエントランス近くに設置されている「FP発券機」にて取得可能となっています。
公式モバイルアプリ編
より快適に取得できるようになりました
ファストパスは、公式モバイルアプリ【ディズニーランド・パリ・アプリ】を経由して取得します。
事前準備として「アプリのダウンロード」および「アカウント登録」は必須。
アプリによるFP取得の詳細については【公式ウェブサイト】の情報もあわせてご参照ください。
FP発券機編
何の変哲もない、至ってシンプルなデザイン(笑)
従来どおり、” ファストパス発券機 ” による取得も採用されており「パークチケット」または「年間パスポート」をスキャンして発券します。
しかしながら、アプリでの取得というスタイルが定着してしまったため、発券機によるFP取得は、遅かれ早かれ、終了することになると思われます。
使い方について
時間には余裕を持ってエントランスへ
それでは、実際にファストパスを使用するためにはどのような手順、流れとなっているのか、リターン時間の目安や注意事項について、具体的に紹介していきたいと思います。
スキャナーにかざして入場
スマホをスキャナーにかざしているところの図
TDRと同様、施設へ入場するためには、モバイルアプリに表示される「二次元コード」の提示が求められます。
リターン時間になると、取得したファストパスの画面に二次元コードが表示されます。そちらをエントランス前に設置されているスキャナーにかざすことで入場が可能となります。スマホの画面が暗いとスキャナーが反応しないこともあるため、かざす際は明るい状態にしておきましょう。
リターン時間の目安は?
朝イチは5分の ” ラタトゥイユ ” もお昼には60~90分待ちに
日々の混雑状況にもよりますが、取得から「約2時間後」を目安にリターン(戻り)時間が設定されていることが多いようです。
例として、大人気アトラクション ” ラタトゥイユ ” の場合、
- 取得時間:10:30~
- リターン:12:40~13:10
となっていました。
パリはコンスタントにFP取得ができる、快適なパークのひとつ
2回目以降にファストパスを取得できるタイミングは、アトラクションによってまちまちとなっています。
目安として、
- 15 ~30分後:バズ・ライトイヤーなど
- 30 ~60分後:ハイパースペース・マウンテン、スター・ツアーズ、ピーターパン空の旅、など
- ~120分後:ビッグサンダー・マウンテン、ラタトゥイユ、など
となっており、発券してから平均45~60分後には、次のアトラクションのFPが取得できるようです。
注意事項
アプリでFPを取得できるようになったことならではの注意点や留意点を、以下に列挙します。準備が必要なものもあるため、パークに入る前に確認しておきましょう。
GPSはONにしておく
DLP内にいることをしっかりと誇示しよう(笑)
パーク内にいるという確認がとれないとファストパスの取得はできないため、GPSは常にONの状態にしておきましょう。
充電は十分に
デッド・バッテリーは悲劇的!!
ファストパスの取得&使用には、スマホのモバイルアプリを立ち上げる必要があるため、安定した通信環境と電池残量の確保が重要です。上述のようにGPSをONにしておくと電池が消耗しやすいため、スマホの電池がなくならないよう、モバイルバッテリーの準備もお忘れなく。
Wi-Fiルーターがあると◎
安定した通信環境はマスト
パリ・ディズニーにて提供されている無料のWi-Fiは、あまり良い通信環境とは言えないため、安定したインターネット接続を必要とされる方は、予め、日本でWi-Fiルーターを契約しておいた方が安心かもしれません。
リターン時間に要注意!!
お、終わってた...。
パリ・ディズニーのファストパスは、リターン時間の幅が短い(30分程度)ことでも知られています。
それ故、他のアトラクションにスタンバっていたら間に合わなかった…、なんてことにならないよう、時間調整にはどうぞお気を付けください。
BTMのリターン待ちに ” こちら ” はいかがでしょうか
ちなみに私たちは「ビッグサンダー・マウンテン」のファストパスを取得したら、同じテーマランド(フロンティアランド)にあるアトラクション「ファントム・マナー」にスタンバイで並ぶ、といったような行動をとっておりました。
タイムアウト防止のためにも、なるべく近隣のアトラクションにて待機しておくとより安心かもしれません。
どのFPを優先取得すればいいの?
パリ版のBTMは日本と比べてかなり怖い!?
あくまで個人的な見解となりますが、ディズニーランド・パークの場合、取得しておいた方が良いファストパスは、やはり「ビッグサンダー・マウンテン」ではないでしょうか。
理由としては、
- 最も長い列を作るアトラクションのひとつであること
- 1により、FP発券が早期に終了してしまうこと
が挙げられます。
15時を過ぎても ” ハイパースペース ” は余裕で発券
但し、パリ・ディズニーでは、アトラクションの ” システム調整 ” が高頻度で発生(とりわけ、ビッグサンダー・マウンテン)してしまうため、少しリスキーな側面もあります。
天秤にかける形にはなりますが、パリ版「暴走鉱山列車」を体験する価値は、リスクに勝ると確信しているため、私なら迷わず、BTMのFPを取得します。
「トワイライト・ゾーン」の連続乗りも捨てがたいが...
ウォルト・ディズニー・スタジオに関しては「トワイライト・ゾーン」より「ラタトゥイユ」の方が早めに発券終了する傾向にあるため、取得するならば、後者を優先されると良いでしょう。
FPをフル活用してパリのディズニーを楽しもう!
発券機は ” 過去の産物 ” となってしまうのだろうか…
今回は、ディズニーランド・パリの「ファストパス(FP)」についてのまとめ記事をお届けしました。
FPは、画期的な「優先入場案内システム」として長らく愛されていましたが、2021年より「ディズニー・プレミア・アクセス(DPA)」がパリでも導入。有料パスのスタンダード化が着々と進められています。また、ウォルト・ディズニー・ワールドにて先行している「ジーニー・プラス(Genie +)」も、遅かれ早かれ、世界中のディズニーパークで根付くこととなるでしょう。
DPAのようなサービスは、より有意義にパークを満喫できるシステムであるため、個人的には歓迎しています。これらを巧く活用して、パリ・ディズニーをもっと深く、味わってみてはいかがでしょうか。