年パスを手に入れて ” パリ ” をたっぷり楽しもう
追記
※ 本記事は「2022年」までの内容となります。最新情報については【公式ウェブサイト】の情報もあわせてご参照ください。
この記事について
今回は、ディズニーランド・パリの「年間パスポート」についてご紹介したいと思います。「年パスの種類」「価格」「購入方法」はもちろんのこと、メリットとデメリットを比較し「どの年パスを購入するのが望ましいか?」や「お得で嬉しい特典はあるのか?」など、訪問する前に知っておきたい情報や知識について、分かりやすく解説いたします。
どんな年パスがあるの?
ディズニーランド・パリにおいても、パークへの入場が1年間有効となる「年間パスポート(Annual Pass)」は導入されています。パリ版の年パスは、使用不可日や特典の違いなどにより「ディスカバリー」「マジック・フレックス」「マジック・プラス」「インフィニティ」という、4種類に分けられています。
各種年パスについて
DLPもWDSも両方めいっぱい楽しみたい
ディスカバリー
ディスカバリー(Discovery)は、最も安価な年パスです。両パークへのアクセスは可能となっていますが、使用可能日は年間150日と他の年パスと比べ、半分以下となっています。また、割引や特典はありません。
マジック・フレックス
マジック・フレックス(Magic Flex)は、ショップやレストラン、ディズニーホテルやフォトパス+といったサービスや施設利用の割引特典が付与されています。使用可能日は年間300日(両パーク利用可)。
マジック・プラス
マジック・プラス(Magic Plus)は「マジック・フレックス」の内容に加えて「同行者のパークチケット割引」や「早朝優先入場」といった特典が付与されており、フォトパス+の割引率も高くなっています。使用可能日は年間350日(両パーク利用可)。
インフィニティ
インフィニティ(Infinity)は、ディズニーランド・パリにて最上位の年パスとなっています。使用不可日はありません(両パーク利用可)。ショップやレストランの割引率が上がるほか、年間フォトパス+は無料で利用できます。
年パスの価格は?
パリ・ディズニーの年パスは高い?安い??
価格は ” 使用不可日 ” によって変わります
インフィニティ以外の年パスには、使用不可日(保有している年パスでは入園できない日)が設けられています。年パス購入を検討されている方は、訪問前に必ず「不可日」の確認をしておくようにしましょう。
※ 不可日は【こちら】から調べられます(「Access to the 2 Disney Parks」の「View validity period」を押下して確認)。
価格表
年間パスポート
種 類 | 価 格(一括) | 価 格(分割) | |
年 額 | 月額料①(頭金②) | 年 額(①×12+②) | |
ディスカバリー | 209 | 14(60) | 228 |
マジック・フレックス | 299 | 22(60) | 324 |
マジック・プラス | 329 | 25(60) | 360 |
インフィニティ | 479 | 39(60) | 528 |
※ 価格は2022年1月時点のものです/単位はユーロ(€1=約125円)。
※ 価格は大人、小人、シニア共通。
TDRより高い?それとも…!?
海外ディズニーは比較的 ” 安価 ” な傾向にありますが…
東京ディズニーランドやシーの料金と比べると、パリ版の年パスは、かなりリーズナブルな価格となっています。
また、支払方法(一括 or 分割)によってもプライスが変わるという特徴があります。ちなみに分割の場合、頭金の支払い後、月々の年パス使用料を支払うというシステムになっています。総額で考えれば、もちろん「一括払い」の方がお得になりますが、訪問月にばらつきがある場合は、月額で支払った方が、結果として価格を抑えられることになります。
どんな特典があるの?
パリ・ディズニーの年パスは魅力的な特典がいっぱい
年パスの種類によって ” 特典 ” も変わります
ディズニーランド・パリの年パス保有者には、魅力的な特典がたくさん用意されています。
しかしながら、インフィニティ以外の年パスでは、全ての特典を受けることはできません。購入を検討される方は、特典内容もひと通り確認しておくようにしましょう。
特典表
主な内容および適用の有無
年パスの種別 | ディスカバリー | マジック・フレックス | マジック・プラス | インフィニティ |
2パーク利用 | 150日/年 | 300日/年 | 350日/年 | 365/年 |
駐車場利用 | €60で利用可 | 〇 | 〇 | 〇 |
ショップ割引 | × | -10% | -10% | -20% |
レストラン割引 | × | -10% | -10% | -15% |
ディズニーホテル | × | 〇 | 〇 | 〇 |
年間フォトパス+ | × | €65~ | €59~ | 無料 |
同行者のパークチケット割引 | × | × | 〇 | 〇 |
早朝優先入場(エクストラ・マジック・タイム) | × | × | 〇 | 〇 |
※ 年パス別の全ての特典は【こちら】から確認できます。
購入方法について
年パスはどこで買えるの??
年間パスポートは、” オンライン ” の他、パークのエントランスに隣接している「チケットブース」にて購入可能となっています。
オンライン編
すっかり ” オンライン購入 ” が主流となりました
チケットブース編
ディズニーランド・パークのエントランス
年パスは、両パーク(ディズニーランド・パーク/ウォルト・ディズニー・スタジオ)の「チケットブース」にて、販売されています。
但し、こちらで購入できるのは ” 仮の年パス(Temporary Pass)” であるため、本登録を、ディスカバリーランドにある「アニューアル・パスポート・オフィス(Annual Pasport Office)」にて行う必要があります。
※ 登録期限は仮パス発行当日の19時まで。
購入の流れは、以下のとおりとなっています。
(1)チケットブースにて仮パス発行
パスポートの提示が求められるので、お忘れなく
チケット購入の列へ並び、窓口に呼ばれたら、年パス購入の旨をチケットブースのキャストさんに伝え、仮の年間パスポートを発行してもらいます。
支払いはカード決済が便利です。VISAやMasterCard、AMEXなど、主要なカードは使えます。
対応している決済方法(クレジットカードなど)
- Visa/Mastercard/American Express/JCB/Carte bleue/Diners/Discover/UnionPay International/Paypal/Alipay/WeChat Pay
(2)アニューアル・パスポート・オフィスへ向かう
案内されるまで、しばし、施設の外で待機(10分ほど)
本登録を行うため、ディスカバリーランドにある「アニューアル・パス・オフィス」へと向かいます。開園時間にならないと営業していないようです(エクストラ・マジック・タイムの時間帯はクローズしていました)。
オフィスは ” オービトロン ” の近くにあります
AM10:30頃にオフィスへ行くと、5名ほど待機。
混雑は見られないものの、スタッフが不足していたこともあり、2~3名ずつの案内となっていました。
(3)専用の端末で個人情報を登録
こちらの端末で個人情報を入力していきます
年パス登録用の端末は10台程ありました。キャストさんとマンツーマンで登録作業を行うものかと思いきや、まさかのセルフサービス(笑)。端末は「英語」と「フランス語」しか対応していないため、英語の画面に切り替えて、氏名やら住所やらを順に入力していきます。
入力項目は以下のとおりとなっています。
- Civilite:敬称(Mr.:男性/Mme:既婚女性/Mlle:未婚女性)
- Nom:姓
- Prenom:名
- Adresse:住所
- Pays:国
- Code postal:郵便番号
- Ville:街
- Telephone:電話番号(Ex. 81-3-1234-5678 ※ 日本での電話番号が03-1234-5678の場合)
" Hello ? " Oh ! " Bonjour ?? "
私たちは、免税手続き用に上記のような項目を書いた紙を持っていたので、比較的スムーズに入力できたのですが、画面が切り替わる度に英語表記からフランス語表記へ戻ってしまうというトラブルに見舞われ、登録手続きはかなり難航…。
登録前、近くにいたキャストさんに内容をチェックしてもらい、入力に間違いがないことを確認した後、完了ボタンを押下。
(4)カメラ撮影があります
無防備なほど、いい表情をするものです
入力作業後、カメラ撮影があります。あれ?もう、終わったの?と思うくらい、あっけない撮影タイムとなっています。私は東京ディズニーリゾートの年パスを作ったことがないので分からないのですが、日本の年パスでも撮影はあっさりとしているのでしょうか…。
兎にも角にも、個人情報の入力が終わったら、即座に写真撮影となるため、身構えていた方がよいかもしれません(笑)。
(5)本登録完了
この25周年セレブレイトのドナルドダックともお別れです…
最後にキャストさんに渡された書類にサインをし、手続きはこれにて終了となります。
仮パスは、年間パスポートの発行後に回収されてしまうため、記念に写真で残しておいた方が良いかもしれませんね。
年パスは ” コレクタブル・グッズ ” にもなりますね
年パスは、紙でできた「仮パス」とは異なり、” ハードタイプ(プラスチック製)” のカードで発行されます。また、年パスの種類によって、オモテ面のカラーも変わります。
デザインも良く、しっかりとした素材で作られているため、記念品としても◎
注意事項
どうして年パスでファストパスがとれないの…??
どういうわけか、発行当日は年パスで「ファストパス(FP)」を取得することが不可となっていました。発券機に年パスをかざしても、必ずエラーが出てしまうのです。
オロオロと動揺している私たちに、
もしかして今日年パス作ったばかり?
と、キャストさんが声をかけてきてくれました。
キャストさん専用のパスにてFPは発行してもらえましたが、その日はパスの取得の度に、
本日、年パスを発行したばかりなのですが…
と、毎回、キャストさんを呼んでその旨を伝えなくてはなりませんでした。
2日目以降は問題なく年パスで取得できるように…
おそらく、年パスのシステムが反映されるまで、半日程度のタイムラグがあるのでしょう。フランスはのんびり~とした性格の方々が多いため、手続きにもフランス版 ” ウチナータイム ” が発動されているのかもしれませんね(笑)。
私たち日本人の方が、その時間感覚に合わせる必要がありそうです。
どの年パスを購入すればいいの?
みんな「インフィニティ」にしちゃいなよ~、ハハッ!
ディズニーランド・パリの年パスは、3日以上滞在される方であれば購入検討の余地はあります。
但し、訪問スケジュールと使用不可日が重なっては元も子もないため、年パスの「使用不可日」の項目は、必ず、確認しておくようにしましょう。
本当に必要な特典を見極めましょう
また、年パスに付帯している ” 特典 ” についてですが、何でもかんでも付いているモノが、必ずしもお得であるとは限りません。自分にとって、本当に必要な特典や割引内容を一つひとつ吟味していくことの方が重要です。
人気アトラクションは ” 朝イチ ” で制覇したい
とりわけ「早朝優先入場(エクストラ・マジック・タイム)」の項目は、時間に限りのある、私たち外国人にとって、必ず確認しておきたい特典のひとつだと言えるでしょう。
現在は「マジック・プラス」と「インフィニティ」のみ、本特典の対象となっているようですね。
年パスをフル活用してパリのディズニーを楽しもう!
年パスを見る度に楽しかった思い出が今も鮮やかに蘇ります
今回は、ディズニーランド・パリの「年間パスポート」についてのまとめ記事をお届けしました。
パリ・ディズニーの年パスは、世界各国のディズニーパークの中でも、比較的、お買い得感のある印象となっています。特典もたいへん魅力的で、パスそのものも素敵なデザインとなっているため、” コレクタブル・グッズ ” としても最適です。
パリで過ごす時間をしっかり確保し、この魅力あふれる ” 欧州唯一のディズニーパーク ” を、是非、体験してみてはいかがでしょうか。