TDLにおける ” レジェンド ” レストランのひとつです
この記事について
今回は、東京ディズニーランドのダイニング「クリスタルパレス・レストラン」についてご紹介したいと思います。「料理の内容」や「レストランの雰囲気」はもちろんのこと、お店の「新作メニュー」や「おすすめの逸品」など、訪問する前に知っておきたい情報やお食事の楽しみ方について、臨場感たっぷりの ” グルメレポート ” と共にお届けいたします。
スイーツ・ビュッフェのフェアを開催したこともありました
クリスタルパレス・レストラン(Crystal Palace Restaurant)は、世界各国の多種多様な料理が味わえる、東京ディズニーランドで大変人気の高い ” ビュッフェ・スタイル ” のレストランです。外光が差し込む、美しいガラスのドーム天井は必見の価値があります。
店舗情報
クリスタルパレス・レストラン(Crystal Palace Restaurant)
- 営業時間:パークの営業時間に準拠
- 所要時間:75分
- スタイル:ビュッフェ形式
- ドレスコード:特になし
- エリア:アドベンチャーランド(東京ディズニーランド)
- 混雑状況:★★★★★
- 価格など:★★★☆☆
予約は必要!?
予約は取っておいた方が◎
クリスタルパレス・レストランは「プライオリティ・シーティング(※)」対象のダイニングとなっています。
東京ディズニーランドにおいて、人気の高いレストランのひとつとなっているため、できるだけ早めに「オンライン」にて申し込んでおいた方が良さそうです。
【受付期間:ご利用希望日の1ヵ月前の「10:00」~ ご利用日前日の「20:59」まで】
なお、当日枠は、オンラインは「9:00」より、店頭では「10:00」より承っているとのこと。
補足(※)
プライオリティ・シーティング(Priority Seating):レストランの事前予約システムのこと。利用希望時間を予め指定することで、来店時、優先的にテーブルへと案内される。
ドレスコードはあるの??
マナーを守って、お食事を楽しみましょう
ドレスコードは特に指定されていません。但し、一般的なマナーとして、露出の多い服装やサンダル履き、不適切な表現(差別、卑猥、悪態など)が書かれた衣服の着用等は控えるようにしましょう。
混雑状況について
ビュッフェ・コーナーは整然としています
混雑する時間帯など
クリスタルパレス・レストランは、ランチとディナーの時間帯を中心に、一定の混雑が見られます。とりわけ「11:30~13:00」と「17:00~18:30」には、よりゲストが集中する傾向にあるようです。
食前&食後の予定を加味しつつ、適宜「プライオリティ・シーティング」等を活用するようにしましょう。
グルメレポート ~ ランチ編 ~
どれを食べようか迷ってしまう~(笑)
それでは、東京ディズニーランドのダイニング「クリスタルパレス・レストラン」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
四季折々、デコレイトされるエントランス
クリスタルパレス・レストランは、アドベンチャーランドに属するレストランですが、プラザ側(シンデレラ城サイド)にエントランスが向いているため、パークの中心部を見渡せる、開放的な空間に佇んでいます。
店内の様子/雰囲気
自然光も空間演出のひとつ
建物の中へと入ると、本レストランの象徴とも言える「ドーム型のガラス天井」がお出迎え。
その煌めく空間は、まさに「水晶宮」という名に相応しい装いとなっています。
テーブル/座席など
奥行きのあるレストランです
案内されたテーブルは、ダイニングルームのちょうど中間に位置する二人席。座席数は思いの外多く、約380席もあるとのこと。
メニューについて
ココに来たらやっぱり ” リトルグリーンまん ” は食べないと
クリスタルパレス・レストランは「ビュッフェ型」のレストランとなっているため、料金は一律となっています。
- 大人:¥4,500
- 子供:¥2,850(7歳から12歳まで)
- 子供:¥1,800(4歳から6歳まで)
※ 価格は2021年12月時点のものです。
ちなみに、主なメニュー(ドリンク)は以下のとおりとなっています。
ドリンクのメニュー
- コーヒー/紅茶/ウーロン茶
- アイスコーヒー/アイスティー/アイスウーロン茶
- コカ・コーラ
- ファンタ・ゴールデンサイダー/ファンタ・メロン
- オレンジジュース
アルコールのメニュー
- ロゼ・スパークリング・ワイン(ハーフボトル):¥2,500
- 白/赤ワイン(ハーフボトル):¥2,000
- ハートランドビール:¥880
※ 価格は2021年12月時点のものです。
料理のご紹介
それでは「クリスタルパレス・レストラン」にて、実際にいただいた料理の一部をご紹介していきたいと思います。
おすすめ&新作メニュー
焼き加減もいい塩梅です
この時期にぴったりな「ローストビーフ」は、ゲストの目の前でカットしてくれます。
柑橘系の風味漂うソースの他、お肉の味を引き立たせる「ソルト」でいただくのも◎
甘さ控えめな ” 大人の味 ” となっています
初登場のメニューからは「クレープシュゼット」をご紹介。こちらの料理は、ご注文を受けてから仕上げるタイプの ” 出来立てスイーツ ” となっています。
おすすめの食べ方は、” バニラアイス ” のトッピングです。
多国籍料理の数々
こんがりと焼けたチキンや野菜など
お寿司や茶わん蒸しといった和食メニューもあります
メンズにも嬉しい!?がっつり系の茶色いモノなんかも
グリルや揚げ物、煮込み料理といった各国の定番料理を中心に、イタリアンや中華、創作和食など、バラエティに富んだラインナップとなっています。
その数は「50種類」にものぼると言います。
よりたくさんの料理を味わうためにも、少しずつ盛り付けるのがビュッフェを楽しむコツですよね。
ミッキーシェイプの料理たち
濃厚なブイヨンスープに舌鼓を打つ
ビュッフェ・コーナーでは、ミッキーの形をした料理もチラホラと見かけます。
中でも「バゲット」が ” ミッキーシェイプ ” となっている「ブイヤベース」は見た目のインパクトも大きく、写真映えします(笑)。
サクサク食感のバゲットは、スープに浸して食べるとより美味しくいただけます。
プルプル~な ” 茶碗のお蒸し ” もどうぞ
その他「茶碗蒸し」の中には、ピンク色をしたミッキーの ” かまぼこ ” が隠れています。その可愛らしさに、つい食べるのを躊躇してしまいそうですね。
と思っていた矢先、我らが相方くんは、ミッキーのかまぼこが入っていることに気付くことがないまま、そのままペロリ…。
茶わん蒸しにデカイ「銀杏」が入ってた~!!
その前に、何か他に気付くものがあったハズ…
これもまた、ご愛敬ですね(笑)。
デザート&フルーツなど
手前のカップケーキには ” チップ ” が描かれています
ケーキ(ティラミスやカップケーキなど)やプディング、フルーツ・ポンチなど、デザートも豊富なラインナップとなっています。
おや??あの緑色の三つ目の子たちは…!?
こちらのピーチ・ドリンクには ” タピオカ ” が入っています
ミッキーやミニーをモチーフとしたスイーツや、かの有名な ” 緑色した小さな宇宙人たち ” のおまんじゅうなど、ディズニー・キャラクターを取り入れたデザートに、心が躍ります。
お腹が膨れ始めると、こういうものが食べたくなります
イチゴやメロン、アップルといった各種フルーツも、新鮮で瑞々しいものばかり。食後のお口直しにも最適です。
総評
ランチからお腹も心も満足です
お寿司やローストビーフ、ブイヤベースといった多国籍料理や、クレープシュゼットをはじめとした数々のデザートが盛り沢山なクリスタルパレス・レストラン。提供されている料理は、総じて見た目も美しく、本格的な味わいとなっているため、グルメの舌を唸らせる逸品と出会えます。
料理は一つひとつが小さめに作られているので、いろいろな味にちょっとずつお試しできるところも嬉しいです。
また、ミッキーシェイプの料理&リトルグリーンまんなど、キャラクターをモチーフとしたメニューも提供されているので、しっかり ” ディズニーらしさ ” が感じられるところも、本レストランの人気に一役買っているのではないでしょうか。
クリスタルパレス・レストランの由来は…!?
青空が見えるとより気分は高まりますね
クリスタルパレス・レストランは、1851年の「万国博覧会(※)」にてお披露目された鋳鉄およびガラス張りの建築物「水晶宮(The Crystal Palace)」をモデルにしていると言われています。
補足(※)
万国博覧会(Great Exhibition):1851年5月1日から10月15日までの期間、ロンドンで開催された世界初の国際的な展示会のこと。会場となった建物が ” 水晶宮 ” であったため「水晶宮博覧会」とも言われている。
鉄筋むき出しの構造も美しい
設計は、イギリスの建築家「ジョセフ・パクストン(Joseph Paxton)」によるもの。温室をイメージしてデザインしたと言われています。
万博終了後はいったん解体されたものの、ロンドン郊外にコンサートホールや美術館、博物館などが一堂に会する複合商業施設として ” 二代目 ” の「水晶宮」が再建されました。
しかしながら、残念なことに、そちらの「クリスタルパレス」は、1936年11月30日に起こった火災によって全焼してしまったそうです。
惜しいものを失くしてしまいました
歳月が過ぎ、1971年10月1日。” 三代目 ” の「水晶宮」は、フロリダの「マジック・キングダム」の地に、レストランとして誕生しました。
その名もずばり「クリスタルパレス(The Crystal Palace)」。
くまのプーさんをメイン・キャラクターとしたキャラクター・ダイニングで人気を博し、一躍、マジック・キングダムを代表するレストランとなりました。
そして、あの ” 伝説 ” がTDLに…
1983年には、新たな「水晶宮」が日本にも誕生します。
それは皆さんもご存じ、東京ディズニーランドに存在する「クリスタルパレス・レストラン」です。
TDLの風景に溶け込んだ、美しいダイニングとして、今もなお、たくさんのゲストの舌を楽しませています。
料理も「文化」や「発明」のひとつですね
いろんな国々の料理を味わえるという意味において「クリスタルパレス・レストラン」は、世界中の文化や英知、発見や発明と出会うことのできる ” 万国博覧会 ” とよく似たコンセプトを持っている、と言えるのかもしれません。
歴史を感じる壮麗なレストラン
ティラミスにはミッキーが描かれています
今回は、東京ディズニーランドのダイニング「クリスタルパレス・レストラン」についての体験レポートをお届けしました。
TDLの開園当時から存在する ” レジェンド ” でもある「クリスタルパレス」は、料理の味はもとより、レストランそのものにまつわるバックグラウンドにも ” ロマン ” が感じられる、魅力的なダイニングです。柔らかな自然光の中で優雅に楽しむ食事の時間は、きっと、心もお腹も満たされる、幸せな時間となることでしょう。
皆さんも、絶品料理に舌鼓を打ちながら ” パークと共に歩んできた伝説級のレストラン ” を、是非、TDLで体験してみてはいかがでしょうか。