OLCの株主総会には、毎年多くの ” 株主 ” が出席します
この記事について
今回は、東京ディズニーリゾートの経営&運営をしている「株式会社オリエンタルランド(OLC)」の ” 株主総会 ” についてご紹介したいと思います。「参加の条件」や「議決権行使の仕方」はもちろんのこと、必要な「持ち物」や「服装」、過去の株主総会の「ダイジェスト」など、参加する前に知っておきたい情報や知識について、分かりやすく解説いたします。
決算報告の確認や役員の選任などを行う場です
株主総会とは「株式会社の意思を決定するための機関」のことをいい、議決権を有する ” 株主 ” で構成されています。
株主総会には決算承認や役員の選任決議等を行う「定時株主総会」と、会社分割など、重大な事柄を決めるため、適宜開催される「臨時株主総会」の2つがありますが、今回は前者について取り上げたいと思います。
株主総会に参加できる条件
株主総会への参加は株主の権利の一つ
オリエンタルランドに限らず、株主総会に参加するためには、株主としての権利を得られる「権利確定日」までに、所定の株式数を保有することが条件、となっています。
OLCの場合「1単元=100株」となっているため、最低でも100株保有していないと株主にはなれません。無事、権利を得られた株主には、書面にて株主総会の「招待状」が届きます。
議決権の行使について
オンラインにて簡単に議決権行使することも可能です
株主に届く招待状の中には「議決権行使書」が同封されています。招集通知に記載されている議案について、賛否を記入するための書類です。議決権の行使は株主の権利です。賛否のどちらかにマルをつけるだけですので、議案内容をよく確認し、総会当日までに準備しておきましょう(株主総会に出席されない方は、インターネットや郵送にて議決権行使することもできます)。
事前準備について
あれこれ持っていく必要はありません(笑)
株主総会に持って行くものは?
株主総会に必要なものは「議決権行使書」のみです。これがないと参加することができません。
そのほか「招集ご通知」や「筆記用具」なども、私は持参するようにしています。
どんな服装で参加すればいいの??
6月に開催されるため、涼しげな格好の方が適しているかもしれません
服装に関しては、特に決まりはありません。ラフ過ぎない格好であれば問題ないと思います。私の場合、オフィス・カジュアルのようなシンプルな服装で出かけることが多いです。スーツの方もいらっしゃいますし、ポロシャツやブラウスなど普段着で来られる方もいます。中にはミッキーのTシャツや帽子、バッグなど、全身ディズニーづくしで参加される株主さんなども。
いざ、株主総会へ
株主となったからには総会にも参加したい
それでは、株式会社オリエンタルランドの「定時株主総会(2018年のダイジェスト)」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
アクセスについて
会場まで案内が続いているため、方向音痴な私でも安心です(笑)
オリエンタルランドの株主総会の開催会場は「幕張メッセ・イベントホール」が定番となっています。最寄りはJR京葉線・武蔵野線の「海浜幕張駅」。会場は南口を出て徒歩「10分」程度のところにあります。
会場が見えてきました
駐車場は用意されていないため、公共交通機関を利用するよう、推奨されています。
手荷物検査があります
まるでディズニーランドの入園時のようですね
会場に到着したら、まずは受付を済ませます。議決権行使書を窓口の担当者に渡し、出席票を受け取ります(出席票に記載されている番号は、質疑応答の際に使用します)。
会場に入る前には手荷物のチェックも行われます。
アリーナ型の会場で開催されます
開催前に流れる ” ムービー ” は株主総会のお楽しみのひとつ
座席が9つのブロックに分けられており、関係者席以外であれば、どのシートでも自由に座ることができます。
正面のステージには役員席。その後ろ側には巨大なスクリーンがあります。
総会が始まるまでの間、本画面にて「ランド」や「シー」の一風景を切り取った ” オリジナル・ムービー ” が映し出されます。おそらく、この場でしか観ることのできない貴重な映像の数々なのでしょう。
どんな株主が参加しているの??
遠方から来られる方も多いようですよ
参加されている株主の男女比は半々といったところでしょうか。世代の幅も広く、若い方も沢山いらっしゃいます。
株主の属性に偏りがない点は、オリエンタルランドの株主総会の特徴のように感じます。
議事(内容)について
詳細は割愛させて頂きますが、監査報告、決算や事業の報告、質疑応答、議案の採決など、ごく一般的な流れで総会は進められます。
社長が議事進行を務めます
いよいよ株主総会が始まります
議長は代表取締役社長兼COOの上西京一郎氏(※)。上西社長のやわらかで落ち着きのある物腰に、安心感と頼もしさを感じます。質疑応答においても、一つひとつ、丁寧で的確な回答をされていました。
会場はある種の厳粛さはあるものの、株主との交流の中で、時折、笑い声がこぼれることも。
補足(※)
2021年6月、株式会社オリエンタルランドの代表取締役社長兼COOに、吉田謙次氏が就任されました。
加賀見会長の熱いメッセージを…
ウォルトの夢を受け継ぐと共にOLCの熱い想いを感じます
株主総会(2018年)のラストは、オリエンタルランドの代表取締役会長兼CEOである加賀見俊夫氏の挨拶にて締めくくられました。
会長のオリエンタルランドに対するスピリットは、きっと、この会場にいる誰よりも熱く、力強いもの。そう確信させるほど、エネルギッシュで、豊かで、心に突き刺さるメッセージを、温かな口調で述べられておりました。
加賀見会長のお話を間近で、ライブで聴けたというだけでも、私は感慨ひとしおでした。
加賀見さんと会えて、本当に、本当に嬉しかった ―
TDRの輝かしい ” 未来 ” を思い描ける場所
進化し続ける「TDR」を温かく見守りたい
今回は、株式会社オリエンタルランドの「株主総会」についてのまとめ記事をお届けしました。
私にとって「OLC」の株主総会は、もはや ” アニューアル・イベント ” のひとつとなっています。ビビりな性格なので、沢山の人の前で質疑できるほどの勇気はありませんが…(笑)。経営陣の方々とお会いできる、かけがえのないひと時であると同時に、東京ディズニーリゾートの輝かしい未来を思い描ける「この場」に居られることを心から幸せに思います。この記事を読んで下さっている読者さまとも、会場のどこかですれ違うかもしれませんね。
ちなみに、OLCの株主総会では「お土産」は出ませんのであしからず~(笑)。