
お帰りなさ~い(ゲスト)/ ただいま~(ジーニー)
この記事について
今回は、東京ディズニーランドのナイト・エンタテインメント「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」についてご紹介したいと思います。「混雑状況」や「鑑賞エリア」はもちろんのこと、「フロートの紹介」や「トリビア」など、鑑賞する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 体験レポート ” と共にお届けいたします。

TDLが誇る夜のセレブレーション
東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ(Tokyo Disneyland Electrical Parade Dreamlights)は、光と音楽が融合した、東京ディズニーランドの夜を彩るナイト・エンタテインメントです。電子制御システム搭載の ” LEDライト ” で覆われたフロート上では、ミッキーマウスをはじめとしたキャラクターたちがパフォーマンスを披露します。
エンタテインメント情報
東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ(Tokyo Disneyland Electrical Parade Dreamlights)
- 開始時間:19:00~ ※ パークの閉園時間に準拠。
- 所要時間:約45分
- タイプ:ナイト・エンタテインメント(全ゲスト対象)
- エリア:パークワイド/パレードルート(東京ディズニーランド)
- 開始日:2001年6月1日
- 混雑状況:★★★★★
約1年8か月ぶりに再開しました!

うふっ!うふふふっ(はぁと)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響のため、2020年2月末から休止となっていましたが、【2021年11月1日】より、約1年8か月ぶりに本パレードは再開されました。
この日を待ちわびていたゲストもたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。

キャプテン・フックもイキイキとしています
東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツは、1985年3月9日~1995年6月21日にかけて開催されていた、TDL初のナイト・パレード「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード(Tokyo Disneyland Electrical Parade )」の ” 後継 ” に当たるエンタテインメントで、「2007年3月17日」「2011年7月8日」「2015年7月10日」「2017年7月11日」の計4回、リニューアルが行なわれています。

私はこれからお城の舞踏会へ向かうのよ~
今回は、4度目の ” 改修版 ” にて再開を果たしています(健康&安全対策の一環として、演出は一部変更)。
ちなみに、本リニューアルによって、
- 『シンデレラ』より「カボチャの馬車」と「舞踏会シーン」※ 新規
- 『美女と野獣』より「ルミエール」と「ボールルーム」※ LED版にて再登場
- 『アナと雪の女王』より「氷の城」※ 新規
以上、5台のフロートがお披露目されることになりました(日によって、登場しないフロートもあるようです)。
混雑状況について

後ろ向いたら誰もイナイなんてことはないと、私、信じてる…
待ち時間/混雑する時間帯など
パレード開始の1~2時間くらい前になると、パレードルート沿いにて、徐々に場所取りが始まります。30分前ともなると、ほぼゲストで埋め尽くされており、前方で鑑賞できそうなエリアを探すことはかなり困難な状態に。ある程度、眺めの良い席を確保するためには、 1時間半~2時間くらい前からスタンバイする必要がありそうです。
体験レポート

さあ、幻想的なナイト・パレードの始まりです
それでは、東京ディズニーランドのナイト・エンタテインメント「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
パレードルートについて

どの場所で観ようかなぁ~
パレードルートは「ホーンテッド・マンション」と「クイーン・オブ・ハートのバンケットホール」の間の通路から反時計回りにスタートし、シンデレラ城の前を半周した後、トゥモローランドを抜けて「トゥーンタウン」へ、といったお決まりのコースとなっています。
ちなみに、雨天時に開催される夜のパレード「ナイトフォール・グロウ」は、エレクトリカルパレードと ” 真逆 ” の進行方向となっています。
鑑賞エリアについて

終わったらコレに乗ろうと決めていたのさ
私たちは、パレードの起点となる「ホーンテッド・マンション」にほど近い、ウエスタンランド側にて鑑賞。パレードの開始時間の15分くらい前に到着すると、すでに10列程度のゲストでパレードルートは埋まっていました。

ボク(チップ)と目が合っちゃうかも!?
しかしながら、鑑賞エリアは、整然と並んだ列がキープされており、立ち上がったり、妨げたりするようなゲストもいらっしゃらないことから、視界良好で問題なくパレードを楽しむことができました。

見せましょう!大和魂~ Yeah !!
海外ディズニーの雑多な感じを経験していると、そういった点は、実に ” 日本人らしい ” というか、TDRに訪れるゲストの品格の良さを感じる瞬間でもあります。
無論、混雑に対する運営側(オリエンタルランド)の綿密な対策とキャストさんの的確&臨機応変な判断があってのこと、というのは言うまでのこともありません(でも、その素晴らしさは、どうしても言っておきたいのです)。
いよいよ ” エレクトリカルパレード ” が始まります

タッタラ~ タタラタタラ、チャンチャチャ~ン
約1年8か月ぶり、待望のナイト・エンタテインメント「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」が、遂に開幕します。
あの ” 電子音 ” や ” エレクトリック・ボイス ” が耳に届いた瞬間、一気に胸が高鳴ります。
それでは、本パレードの詳細について「前半」と「後半」、そして「フィナーレ」に分けて、ユニットごとにご紹介していきたいと思います。
前半:エレクトリック・ファンファーレ ~ トイ・ストーリー 3
まずはパレードの前半部分として「ブルー・フェアリー」から「トイ・ストーリー」までのフロートを一気にご紹介したいと思います。
ブルー・フェアリー

私のことは、決して ” 前座 ” だとは言わせない
ブルー・フェアリーは、1942年に公開されたディズニー映画『ピノキオ(Pinocchio)』に登場する、ピノキオに命を吹き込んだ妖精です。
本パレードのトップバッターがこちらの麗しい女神であることは、もはや ” お約束 ” ですね。
光の騎士

あの ” 青い女神 ” の護衛をしているという自負が私にはあるんですよ~
ブルー・フェアリーに続いて、キラキラと輝く翼を持った ” ペガサス ” に乗った騎士が登場します。
名曲『バロック・ホウダウン』をBGMに、たてがみを揺らしながら、夜のTDLをゆっくりと駆け抜けていきます。
ミッキーのドリームライツ・トレイン

さあ、スーパースターのお出ましです
蒸気機関車「ドリームライツ・トレイン(Mickey's Dreamlights Train)」に乗った「ミッキー」と「ミニー」、そして、SLを運転する「グーフィー」が登場します。フロートの両側面には ” DREAM Lights ” としっかりパレードのタイトルが記されています。
ちなみに、” 元祖 ” エレクトリカルパレードでは、本セクションにおいて「ケイシー Jr.(※)」が走っていました。
補足(※)
ケイシー Jr.(The Casey Jr. train):1941年公開の長編アニメ『リラクタント・ドラゴン(The Reluctant Dragon)』に登場する、動物を愛する心優しい機関車のこと。
ふしぎの国のアリス

カキの子供たちのエピソードはトラウマ級…
続いて登場するのは、金髪と青いスカートがトレードマークのちょっと不思議な女の子です。不敵な笑みを浮かべる赤紫色したキャットの上で、何やら空想にふけっているようです。
彼らが登場するディズニー映画『ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland)』は、1951年にロンドンで初公開されました。
ピートとドラゴン

ボクが守ってあげるよ
1977年に公開された米国の実写映画『ピートとドラゴン(Pete's Dragon)』からは、主人公の孤児「ピート(Pete)」と彼の保護者役のドラゴン「エリオット(Elliott)」が登場。
マイナー作品のキャラクターではありますが、エレクトリカルパレードにおいては ” 風物詩 ” とも言える、定番フロートのひとつとなっています。
ピーターパンと海賊船

ユゥキャフラ~!ユゥキャフラ~!ユゥキャフラ~!
1953年公開のディズニー映画『ピーター・パン(Peter Pan)』より、「ピーター・パン」「ウェンディ」「フック船長」「ミスター・スミー」が登場。
豪華絢爛な海賊船が、TDLの真っ暗な ” 夜の海 ” を、悠然と航行します。
トイ・ストーリー 3

遊び心がいっぱいのフロートです
沢山のおもちゃで彩られた、こちらの賑やかなフロートには「ウッディー」「バズ・ライトイヤー」「ジェシー」といった『トイ・ストーリー 3(Toy Story 3)』の人気キャラクターが勢揃い。
サイドやバックには「スリンキー・ドッグ」「レックス」「ポテトヘッド」といったお馴染みのキャラたちも。
後半:アラジン ~ アナと雪の女王
引き続き、パレードの後半部分として「アラジン」から「アナと雪の女王」までのフロートを一気にご紹介したいと思います。
アラジン

アブーはどこに!?
1992年公開の映画『アラジン(Aladdin)』から「アラジン」と「ジャスミン」が登場。アグラバーの王宮はLEDライトによって、より煌びやかでヴィヴィッドな光を放っています。
ジーニーの七変化(抜粋)

それじゃあ、私のショーをトクとご覧あれ~

にゃ?にゃにゃにゃんだ~!?

ジャーン!! ” ダック・オブ・ドナルド ” に変身しました~

たまにはこんなコスチュームもいいよね~
上の画像以外にも、このお茶目なランプの魔人は様々なキャラに変化(へんげ)します。
フロートが通り過ぎるまでに、何パターンのジーニーと出会えるでしょうか。
塔の上のラプンツェル

髪が絡まっちゃって、もう大変…
2010年公開の映画『塔の上のラプンツェル(Tangled)』からは、ロングヘアーが魅力的なプリンセス「ラプンツェル」と彼女の心の友であるカメレオンの「パスカル」、そして、ディズニー史上、最高レベルのグッド・ルッキング・ガイ「フリン・ライダー(a.k.a. ユージーン・フィッツハーバート)」が登場。
仄かに光る ” ランタン ” が空へと飛んでいくシーンが再現された、幻想的なフロートとなっています。
シンデレラ

パカラン、パカラン、パカラン、パカラン
1950年に公開された映画『シンデレラ(Cinderella)』より、カボチャの馬車に乗ってお城へと向かうシンデレラが登場。
上述のとおり、こちらはリニューアル後 ” 初登場 ” のフロートとなっています。

ババデ・ビバデ… ビ~(あれ?何かがおかしい…)
馬車に続いて、舞踏会のシーンを再現したフロートが登場します。ステージ上には、シンデレラを ” プリンセス ” へと変身させた「フェアリー・ゴッドマザー」と、その ” 灰かぶり姫 ” にひと目惚れした王子「チャーミング」の姿も。
美女と野獣

どうせ私の灯なんか ” LED ” にはかないっこないんだ…
不朽の名作『美女と野獣(Beauty and the Beast)』からは「ルミエール」が登場。
続くボールルームのフロートと共に、LEDライト版に生まれ変わって ” 再登場 ” となっています。

あら、アダムはどこかしら??
もちろん「ベル」と「ビースト」のおふたりも登場します。シャンデリアとバラのステンドグラスも光に反射して美しく輝いています。
アナと雪の女王

エルサ、あれを見て!UFOが飛んでいるよ
後半フロートのラストを飾るのは、2013年公開のディズニー映画『アナと雪の女王(Frozen)』の氷の城です。
おどけた雪だるま「オラフ」をはじめ、固い絆で結ばれた「エルサ」と「アナ」の姉妹が、名曲『レット・イット・ゴー』をBGMに、ゲストを魅了します。
フィナーレ:イッツ・ア・スモールワールド
最後に、パレードのフィナーレにあたる「イッツ・ア・スモールワールド」のセクションから、4台のフロートを一気にご紹介したいと思います。
イッツ・ア・スモールワールド

ドナルドとデイジーのショーボート(Showboat)
ディズニーランドのクラシカル・アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド(It's a Small World)」をモチーフとしたユニットは「ショーボート」「飛行船」「スリーピング・ムーン」「ワイド・アウェイク・サン」という4フロートで構成されており、搭乗キャラクターは日によって異なっています。

プルートと飛行船(Airship)

眠りの月(Sleeping Moon)

目覚めの太陽(Wide-awake Sun)
本編ラストのフロート「目覚めの太陽」には、私の大好きなディズニー・キャラクター「チップ&デール」が乗っていました。

またね~
フェイバリットなキャラクターで締めくくられたので、個人的にはとても嬉しかったです。
残念ながらデールは ” お尻 ” しか見えませんでしたが…(笑)。
公式スポンサーのフロート

私には ” BIPROGY ” という文字も重なって見えます
東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツの公式スポンサーでもある「日本ユニシス」さんのロゴが表示されたフロートで、この美しい夢のようなナイト・エンタテインメントが締めくくられます。
あの ” テーマ曲 ” にまつわる小咄をひとつ

チャンチャカチャンチャン、チャンチャンチャララ~
ディズニーパークへ訪れた世界中のゲストが ” エレクトリカルパレードのテーマ曲 ” として認識しているあの電子音楽は、正式には『バロック・ホウダウン(Baroque Hoedown)』という名称がつけられています。
オリジナルの楽曲は、電子音楽ユニット「ペリー&キングスレイ(※)」のスタジオ・アルバム『カレイドスコーピック・バイブレーションズ(Kaleidoscopic Vibrations)』に収録されているとのこと。
補足(※)
ペリー&キングスレイ(Perrey and Kingsley):アメリカの作曲家「ガーション・キングスレイ(Gershon Kingsley)」とフランスの音楽家「ジャン・ジャック・ペリー(Jean-Jacques Perrey)」の二人からなるエレクトロ・ミュージック・デュオ。1965年に結成。

米国のディズニーパークでもお馴染みの一曲です
本楽曲は東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツの他にも、本家カリフォルニアの「ディズニーランド」および「マジック・キングダム」の「メイン・ストリート・エレクトリカルパレード(Main Street Electrical Parade)」のテーマソングとしても採用されています。

あれ~?どこかで聴いたことがある曲だなぁ~
ペリーは、自分が作った曲が「エレクトリカルパレード」のテーマ曲として使用されていることを ” 音楽出版社 ” から知らされていなかったため、偶然、彼がディズニーパークへ訪問した際に初めて ” バロック・ホウダウンのフルオーケストラ・アレンジ ” を聴いてひどく驚いた、という有名な逸話も残っています。
TDLの夜は ” エレクトリカルパレード ” と共に…

ミッキー柄のあの ” ランプの魔人 ” も要チェック!
今回は、東京ディズニーランドのナイト・エンタテインメント「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」についての体験レポートをお届けしました。
エレクトリックな音楽に合わせて、煌めくライト、そして、たくさんのディズニー・キャラクターによる圧倒的なパフォーマンスによって夜のパークを魅了する、TDLの ” エレクトリカルパレード ”。久しぶりにこの光景、あのミュージック、大好きなキャラクターたちと出会えて、感無量でした。リニューアルを重ねる度に、より華やかなパレードへと生まれ変わっている点も要チェックですね。
東京ディズニーランドの夜を美しく彩る、この ” 光と音のマジック ” と共に、素敵な思い出を残してみてはいかがでしょうか。