2021年の株主総会のお知らせは「プロメテウス火山」が表紙に!
この記事について
今回は、株式会社オリエンタルランド(OLC)の「定時株主総会(2021年)」についてご紹介したいと思います。本年における株主総会の「基本情報」や「参加条件」はもちろんのこと、昨年(2020年)に開催された株主総会の「ダイジェスト」など、参加する前に知っておきたい情報や知識について、分かりやすく解説いたします。
ワールドバザールにも「OLC」が隠れています
2021年に開催される予定の「株式会社オリエンタルランド 定時株主総会」の概要は、以下のとおりとなっています。
概要(開示内容)
【第61期】株式会社オリエンタルランド 定時株主総会
- 開催日時:2021年6月29日(火)午前10時~
- 開催場所:東京ベイ幕張ホール
- 目的事項
- 報告事項
- 第61期(2020年4月1日から2021年3月31日まで)事業報告、連結計算書類および計算書の内容ならびに会計監査人および監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
- 決議事項
- 第1号議案:剰余金の処分の件
- 第2号議案:定款一部変更の件
- 第3号議案:取締役10名選任の件
議決権行使期限
- インターネットによる議決権行使(2021年6月28日(月)午後5時まで)
- 郵送による議決権行使(2021年6月28日(月)午後5時到着)
本年(2021)の株主総会は抽選制!
2021年の株主総会へ参加するためには、事前登録(抽選制)が必要となっています。これは、新型コロナウイルス感染拡大防止(座席間隔の確保)を加味した形で行うことを目的としているようです。
登録は【公式ウェブサイト】より可能となっており、応募には、
- 株主番号
- メールアドレス
以上、2点の情報が必要です。
登録期限
2021年6月18日(金)午後4時まで
結果発表
2021年6月22日
参加希望の株主の方々は、事前登録(応募)をどうぞお忘れなく。
会場について(Google マップ)
※ 情報は2021年6月時点のものです。
株主総会について
決算報告の確認や役員の選任などを行う場です
株主総会とは「株式会社の意思を決定するための機関」のことをいい、議決権を有する ” 株主 ” で構成されています。
株主総会には決算承認や役員の選任決議等を行う「定時株主総会」と、会社分割など、重大な事柄を決めるため、適宜開催される「臨時株主総会」の2つがあり、今回、OLCが開催する株主総会は ” 前者 ” となっています。
株主総会に参加できる条件
株主総会への参加は株主の権利の一つ
オリエンタルランドに限らず、株主総会に参加するためには、株主としての権利を得られる「権利確定日」までに、所定の株式数を保有することが条件、となっています。
OLCの場合「1単元=100株」となっているため、最低でも100株保有していないと株主にはなれません。無事、権利を得られた株主には、書面にて株主総会の「招待状」が届きます。
OLCの株主総会(2020年)ダイジェスト
株主となったからには総会にも参加したい
東京ディズニーリゾートの経営&運営をしている「株式会社オリエンタルランド(OLC)」の株主でもある私は ” 株主総会(定時株主総会)” にも毎回参加しています(抽選制の年は除く)。
今年も株主総会の時期が近づいてまいりましたので、振り返りも兼ね、昨年(2020年)の「ダイジェスト」について、ご紹介していきたいと思います。
アクセスについて
会場は「海浜幕張駅」の南口を出て徒歩10分程度
オリエンタルランドの株主総会(2020年)は6月26日に「幕張メッセ・イベントホール」で開催されました。
幕張メッセ・イベントホール(OLC株主総会の会場)
総会は10時より開催(入場は9時~)。受付にて出席の確認、議決行使書を提出し、手荷物検査などを経て、会場内(アリーナ)へ。
待機列の様子
2020年は、コロナ禍における初の株主総会ということで、感染対策が徹底された状態で総会が開かれました。
具体的には、
- 検温の実施(顔認証)
- ソーシャル・ディスタンスを確保した整列
- 議決権行使書や出席票の受け取りはトレーにて
等々の対策が取られており、会場(アリーナ)内においても、
- 換気
- マスクの着用
- 座席間隔の確保
といったことを、運営側はもとより、株主側も順守していたという印象を受けました。
間隔を確保した状態で列に並びます
この翌月(2020年7月~)には、東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド/東京ディズニーシー)の営業再開が控えていたため、株主に対する感染対策は、ある意味、TDRのリオープンへ向けたシミュレーションにもなっていたのかもしれません。
どんな株主が参加しているの??
OLCは他の株主総会と比べ、若い世代の株主も多い
2020年の株主総会においても、株主の構成比率は男女半々。年齢は平均すると40~50代くらいといったところでしょうか。2、30代くらいの方もちらほらといらっしゃいます。
服装について
6月に開催されるため、涼しげな格好の方が適しているかもしれません
ゴテゴテのディズニー・ファッションで登場するような株主は、今回は見受けられなかったように思います(全員を確認したわけではないため、中には気合が入っていらっしゃる方もいたのかもしれませんが…)。
総じておとなしめの服装で皆様、参加しておられたようです。
議事(内容)について
詳細は割愛させて頂きますが、監査報告、決算や事業の報告、質疑応答、議案の採決など、ごく一般的な流れで総会は進められました。
社長が議事進行を務めます
開始3分前には経営陣が登壇
定刻10時に株主総会が開始。
議長は代表取締役社長兼COOの上西京一郎氏。取締役の席には代表取締役会長兼CEOでいらっしゃる加賀見俊夫氏のお姿も。
TDRにとって、苦難を強いられた年となりましたが…
今回は「コロナ禍における東京ディズニーリゾートの事業報告」ということもあり、普段とは違う、ある種の緊張が漂っていました。
業績は厳しい状況でしたが、織り込み済みであったため、個人的にはそれほど大きな打撃を受けませんでした。むしろ、この逆風の中、よくここまで耐えつつ、経営されてきたという驚きの方が大きかったように思います。営業再開に向けた取り組みや感染対策といった今後の方針もしっかりと示していたため、株主としても安心できる内容となっていました。
楽しみも続々~
その他、ITの活用やセキュリティ面の対策を強化するといった内容、2023年、TDSにオープンが予定されている新テーマポート「ファンタジースプリングス」についての紹介など、エキサイティングな情報で盛り沢山の内容となっていました。
質疑応答は有意義な時間にしたい
「先生:何か質問はありますか?」
「生徒:はいっ!はいっ!はぁ~いっ!」
株主総会のハイライトは「議案の採決」ではありますが、総会の意義として重要な位置を占めているのは、やはり「質疑応答」の時間ではないでしょうか。
それ、聞いちゃうのか~
経営陣と株主の交流の場ともいえるこのひとときは、参加している私にとって、楽しみにしている時間のひとつとなっています。
経営や決算に関する質問もさることながら、ディズニーのファンならではの意見が出ることもしばしば。うんうん、と頷ける内容も中にはありますが「えっ、それ、ここで聞いちゃう?」「えっ、それってホントのこと??」と、思わず耳を疑ってしまうような内容を質問してしまう株主さんも…。
株主なら「株主に相応しい質問」をしたいものです…
OLCの経営陣はもとより、会社を経営されている立場の方々は、我々が思っているよりも遥かに上のビジョンを掲げて、日々、事業をされています。企業がどのようなことを考えているかをきちんと想像し、全体または中・長期的に物事を捉えていく。そのような力を培いながら、株主総会には参加したいですね。
総評
余韻を味わいながら、一筆したためます
このウェブサイトでもおなじみの(!?)” 相方くん ” も、前年(2019年)に引き続き「オリエンタルランドの株主総会」に参加しました。
2019年にOLCの株主総会デビューを果たした彼は、総会が始まる前に流れる「東京ディズニーリゾートの映像フィルム」を大変楽しみしていたようです。
そのムービーが始まるやいなや、彼は、
ふわぁ~
ふわぁ~
ふわぁ~
と、2020年もご満悦だったようで、総会後はホクホクとした笑顔を浮かべておりました(笑)。
コロナ禍における初の株主総会ということで、運営側の方々は艱難辛苦を強いられたことと思います。しかしながら、総会の開催にあたり、徹底された感染対策の実施、安心、安全を守る取り組み状況に鑑みる限りでは ” オリエンタルランドの底力 ” のようなものを垣間見ることができたようにも思います。
株主総会のあとは…
ぶらり~途中下車の旅気分で
私は株主総会の終了後、JR舞浜駅にて途中下車し、TDRへ訪問することがお決まりのパターンとなっています。パーク内に入って遊ぶというよりは、周辺エリアをそぞろ歩きしながら、普段と違った景色を探したり、買い物や食事を楽しんだり、といった、ごくごくのんびりとした過ごし方をしています。
イクスピアリで買い物も楽しみました
2020年は、TDRの周り(ディズニーリゾートライン1周分の距離)を徒歩でひたすら散策してみました(笑)。気温は高かったのですが、青空が広がる晴れ渡った日でもあったため、とても気持ち良く散歩を楽しめました。
珍しいアングルでパチリ
幾度となく訪れている場所でさえ、ゆったりリラックスとした気分で散策したり、眺めたりしてみると、新たな発見に気付けるものです。また、株主総会の直後ということもあり、リゾート内にある施設やサービス、働いていらっしゃる方々の姿が、いつも以上に、より輝いて見えます。
そういった、普段と少し違った「日常」と出会えるこの ” 株主総会 ” という日を、私は毎年、大切に思っているのです。
2021年は辛抱強く、未来を見据えて
それでも前を向いて歩きたい
今回は、株式会社オリエンタルランドの「株主総会」についての基本情報(2021年)および、ダイジェスト(2020年)をお届けしました。
上述のとおり、2021年における株主総会への参加は「抽選制」ということで、より参加者が絞られることとなりました。果たしてどれだけの株主がその切符を手にすることができるのでしょうか。もしかしたら、今後も株主総会への参加は、抽選制がスタンダードになっていくのではないか、と予測しております。
当選されて参加される方は、感染対策に留意し、どうぞお気をつけて。