
香港のシンボルの一つ「ピーク・タワー」
今回より二回に分けて、香港の中心街から ” 賢く&便利 ” に香港ディズニーランドへ行く方法をお届けしていきたいと思います。第一回目となる今回の記事では、まずはその起点ともなる香港の人気観光地 ” 尖沙咀(チムサーチョイ)” のおすすめスポットや観光のポイントについてご紹介いたします。

尖沙咀のメイン・ストリート「ネイザン・ロード」
香港の九龍半島側に位置する ” 尖沙咀(チムサーチョイ)” は、香港観光の中心地。メイン・ストリート「ネイザン・ロード」の両サイドには、ネオン看板が掲げられた店舗が軒を連ね、日暮れ時には眩いイルミネーションに彩られます。

夕方以降は香港らしい景色が広がります
古い街並みばかりかと思いきや「ザ・ワン」や「アイ・スクエア」といった、渋谷や表参道を彷彿させるお洒落なショップもちらほらと。尖沙咀は最新ファッションやアイテムであふれる流行の発信地でもあるのです。

「The ONE(ザ・ワン)」は香港ッコの御用達
世界屈指の高級ホテル街

皆の憧れ「ホテル・ペニンシュラ(The Peninsula)」
尖沙咀を含む、九龍半島の先端エリアは、海(ヴィクトリア・ハーバー)を挟んで向こう側に香港島が一望できることから ” 香港の一等地 ”として知られています。「ペニンシュラ(The Peninsula)」を始めとした、世界有数の高級ホテルがこのエリアに集中しているのは、尖沙咀が ” 香港の顔 ” であることの証です。

ペニンシュラのフロントの様子
英国式アフタヌーン・ティーを堪能

「ザ・ロビー」のアフタヌーン・ティーはHK$628(2人前)から
さて、ペニンシュラと言えば「アフタヌーン・ティー」が有名ですね。ホテルのラウンジ「ザ・ロビー(The Lobby)」では、本格的な英国式アフタヌーン・ティーを楽しむことができます(ティー・タイムは14:00~18:00)。

昼下がりの優雅なひとときを
生演奏を聴きながら、優雅な空間の中で味わうスコーンやケーキ、そして、香り高く、少し渋みを感じるペニンシュラ・ブレンドのイングリッシュ・ティーは格別です。

伝統の味「レーズンスコーン&クロテッドクリーム」をぜひご賞味ください
XO醤はお土産の定番

高級ブランドショップが軒を連ねるブティック街
アフタヌーン・ティーを楽しんだ後は、地下のブティックへ。ペニンシュラが発祥と言われるXO醤はお土産にも最適です。ペニンシュラ・ブレンドの茶葉も販売しているので、自宅に戻ったあとも、あの紅茶の味を楽しめます。
香港と言ったら「夜景」ですよね
香港に来たからには「夜景」の観賞はマスト。イタリアのナポリや日本の函館と並んで世界三大と言われる香港の夜景を観ることなくして、この地を去ることはできません(笑)
では、香港の夜景はどこから眺めるのがよいのでしょうか。
香港の夜景は「九龍」で観賞するのがおススメ
定番となっているのは「ヴィクトリア・ピーク」という山の頂上にある展望台からの観賞です。香港の街並みが一望できるスポットの一つで、期待を裏切ることのない素晴らしい景色を眺めることができます。

ビクトリア・ピークからは香港を一望できます
確かに「ヴィクトリア・ピーク」は人気な観賞スポットのひとつではありますが、香港の「夜景」を存分に楽しむ、ということであれば「九龍側(尖沙咀エリア)」で観ることを、私ならおすすめします。
その理由は、香港で毎日開催されているナイト・エンタテインメント「シンフォニー・オブ・ライツ」に最適な鑑賞スポットが九龍側には多数あるからです。

朝焼けに輝くヴィクトリア・ハーバー。九龍には船でも渡れます
シンフォニー・オブ・ライツとは

” ホンコン・ナイト ” は毎晩華やかに彩られます
シンフォニー・オブ・ライツ(A Symphony of Lights)とは、ヴィクトリア・ハーバーを挟んだ両岸のビルの灯りを利用した幻想的な光のショーのこと。ビルに照らし出されたイルミネーションや夜空に放たれたサーチライトが音楽と連動してリズミカルに光り輝くナイト・エンタテインメントです(20:00~より毎日開催)。「継続し続ける世界最大の光と音のエンタテインメント」として、ギネスにも認定されています。

香港島を一望できる「尖沙咀プロムナード」は約1kmの遊歩道
この「シンフォニー・オブ・ライツ」の鑑賞におすすめな場所は「尖沙咀プロムナード」や「香港文化センター」といった九龍のハーバー・エリア。こちらからだと香港島のビル全体を見渡すことができ、近くにスピーカーも設置されているため、光とシンクロした音の演出も堪能できます。人気なスポットなので、できればショーの開始30分前までには着いておきたいところ。

九龍のシンボル「時計塔」付近も夜景観賞のおすすめスポットです
香港の ” 夜景 ” に心酔してしまう…
ビルの夜景なんて日本でも観られるし、どこも一緒でしょ…
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に「シンフォニー・オブ・ライツ」を観賞してみると、それなりに心は動かされるものです(笑)
ナポリのポジリポの丘から眺める伝統的な夜景ももちろん素晴らしいのですが、ナポリとはまた違った「近代的な華やかさ」というものを香港の夜景には感じられました。
一生に一度は見たいと言われる感動をぜひ味わってみてください。

ちなみにこちらは「ナポリ」の夜景(At ポジリポの丘)
翌日は一路、香港ディズニーランドへ
シンフォニー・オブ・ライツの余韻に浸りながら、九龍(尖沙咀エリア)のホテルに一泊し、二日目からはお待ちかねの香港ディズニーランドへ、というプランが「香港旅行+ディズニー」の定番コースではないでしょうか。

九龍からいざ、夢と魔法の王国へ
次回は「香港の中心部から ” 賢く&便利 ” に香港ディズニーランドへ向かう方法」について、詳しくご紹介した記事をお届けしたいと思います。
ぜひ、そちらもご覧いただけると幸いです(次週月曜日に掲載予定)。

尖沙咀には「ジャッキー・チェン」と会える公園も(笑)