
グリズリーたちが暴れまわる ” 金鉱山 ” が舞台となっています
この記事でわかること
- アトラクション「ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー(香港)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
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海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、香港のディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★

ひとつ上ゆく ” スリル ” を味わえます
ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー(Big Grizzly Mountain Runaway Mine Cars)は、香港ディズニーの独自エリア「グリズリー・ガルチ」にそびえる金鉱山を、マイン・トレイン型のライドで疾走する、ローラーコースタータイプのアトラクションです。” ビッグサンダー・マウンテンの香港版 ” と形容されることもありますが、急発進や逆走などの要素が含まれており、BTMとは一線を画すアトラクションとなっています。
アトラクションのデータ
ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー(Big Grizzly Mountain Runaway Mine Cars)
- 所要時間:約3分15秒
- アトラクションタイプ:ローラーコースター(ビッグ・スリル)
- エリア:グリズリー・ガルチ(香港ディズニーランド)
- 開始日:2012年7月14日
- 混雑状況:★★☆☆☆
- ファストパス:✕
- シングルライダー:✕
香港以外でこのアトラクションを楽しめるパークは??
香港ディズニーランドの「ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー」と同タイプのアトラクションは、以下のディズニーパークにも導入されています。
- ディズニーランド(カリフォルニア)
- ビッグサンダー・マウンテン・レイルロード(Big Thunder Mountain Railroad)
- マジック・キングダム(フロリダ)
- ビッグサンダー・マウンテン・レイルロード(Big Thunder Mountain Railroad)
- ディズニー・アニマル・キングダム(フロリダ)
- エクスペディション・エベレスト(Expedition Everest)
- 東京ディズニーランド
- ビッグサンダー・マウンテン(Big Thunder Mountain)
- ディズニーランド・パーク(パリ)
- ビッグサンダー・マウンテン(Big Thunder Mountain)
いたずら好きな ” グリズリーたち ” の聖域です

噴き出す水蒸気で町はビショビショ!?
本アトラクションの舞台となっているのは、19世紀半ばのゴールドラッシュの時代です。
偶然、金鉱山「ビッグ・グリズリー・マウンテン」が発見されたことで栄えた町「グリズリー・ガルチ(Grizzly Gulch|灰熊山谷)」には、米国の国立公園「イエローストーン」の如く、” 間欠泉 ” があちこちで見られます。

フロンティアランドと類似したテーマエリアとなっています
この町にはかつて「ビッグ・グリズリー・マウンテン・マイニング・カンパニー」という鉱山会社がありました。
設立者は「キャプテン・コスグローブ」。
ある日、岩肌に背中をこすり合わせていた3匹のグリズリー・ベアたちが洞窟へ戻ると、コスグローブの目の前で突然、火花が散りました。
ここに「金(ゴールド)があるに違いない」と確信した彼は、鉱山の採掘権を申請し、上述のマイニング・カンパニーを開業することになりました。

このエリアには ” 3匹のグリズリー ” が暮らしています
時が流れ、輝かしいゴールドラッシュの時代は去り、今やこの金鉱山はグリズリー・ベアの棲み処という本来の姿を取り戻すことに。
故、彼らにとっての「聖域」を守るため、この場所を訪れた ” ゲスト(uninvited guest)” に熊たちは、いたずらを仕掛けてしまうようになってしまったのだとか…。
混雑状況について

連続乗りするなら ” 午前中 ” が狙い目
待ち時間/混雑する時間帯など
待ち時間の目安としては、平日は5~20分、休日でも30分程度といったところでしょうか。
回転率も良く、さほど混雑はしません。但し、午後(15:00~)には、若干、混雑し始める傾向にあるようです。
絶叫系のアトラクションであるにもかかわらず、ここまで混雑と無縁になっているのは、世界中のディズニーパークを見回しても、本アトラクションくらいかもしれません。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
シングルライダーには対応しているの?
シングルライダーの対象となっているアトラクションです。
本アトラクションのライドは2人掛け(偶数)なので、空きは出にくいかもしれません。乗れたとしても、スタンバイと比べ、極端に待ち時間が短縮されるというほどの効果は感じられないようです(参考:スタンバイ「15分」に対し、シングルライダー「10分」など)。
体験レポート

今回の訪問では計8回体験してきました
それでは、香港ディズニーランドのアトラクション「ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について

おや?どこかで見たことのある形状だ
グリズリー・ガルチの目玉アトラクションということもあり、エリアの大半がグリズリー・マウンテンの岩石や森林で覆われています。
山の高さは「約27メートル」なので、ビッグサンダー・マウンテン(約33メートル)と比べると、若干、低め。

こちらはカリフォルニアの ” 灰色熊山 ” です
山頂は「ビッグサンダー」というよりは、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの「グリズリー・リバー・ラン」の舞台となっている熊のカタチをした岩山「グリズリー・ピーク(Grizzly Peak)」に近い印象となっています。
内部はどうなっているの?

空いているため、Qラインもスイスイ~
カンパニーの中へと入ると、古びた工具や当時の作業の様子を物語る写真などを観賞できるようになっています。オレンジ色したランタンの光には温かみが感じられ、古き良き時代の雰囲気がそこかしこに感じられます。
ゲストはウッド調で統一されたQラインを通って、ライド乗り場へと進みます。
ライドはもちろん ” マイン・トレイン ”

ハイ・スピードで鉱山を駆け抜けます
ゲストはお馴染み ” マイン・トレイン(鉱山列車)型 ” のライドに乗ってアトラクションを体験します。
ひとつの列車につき定員は24名(6名/1両 ※ 4両編成)。
急発進型マシンの製造を得意とする「ベコマ(※)」製のローラーコースターとなっています。
補足(※)
ベコマ(Vekoma Rides Manufacturing):ベコマとは、フロリダ版の「ロックン・ローラー・コースター」やパリ版の「スペース・マウンテン」などのアトラクションを製造している、オランダの遊戯機械メーカーのこと。
さあ、” グリズリー ” が待ち構える金鉱山へ!

いきなり急降下(笑)
ライドへ乗り込み、出発の準備が整うと、発進の合図と共に古びた鉱山列車が動き始めます。
スタート直後、急降下(笑)。しばらく狭い岩山を駆け抜けた後、一度巻き上げ。
そして、マイン・トレインの暴走が始まります。
列車は ” 山頂 ” には届かず、そのまま…

逆走するなんて、聞いてないよ…
爽快に岩山を疾走したのち、山越えのため二度目の巻き上げへ。
しかしながら、頂上へと着く前にケーブルが外れてしまい、バックの状態で急降下…。
この演出は、フロリダの「ディズニー・アニマル・キングダム」にあるローラーコースター「エクスペディション・エベレスト」と同様のシステムとなっています。
ビッグサンダーでは味わえないエレメントに、胸が高鳴ります。
熊たちの ” いたずら ” にゲストは翻弄!?

一番のスリルが待ち構えています
逆走するライドのスピードが徐々に落ちてくると、また薄暗い洞窟の中へ。
頭上に目を向けると、なんと ” TNT爆薬 ” に着火しようとしているクマチャンがいるではありませんか!
強烈な爆発音と共に、勢いよくマイン・トレインは洞窟を飛び出します。
この急発進した暴走列車は、果たして、どこへ向かおうとしているのでしょうか…。
もしかしたら無事に辿りつけないかもしれません…(いや、まさかそんなことにはならないでしょう。そんなことにでもなったら、ディズニーの安全神話が崩れてしまいますから…)。
トンネルの ” 数字 ” に隠された意味とは…

「8番?」、それとも「4番??」
ビッグ・グリズリー・マウンテンのマイン・トレインは、最初「8番」のトンネルを通って、岩山を駆け抜けていきます。
中国において「8」は縁起の良い数字とされており、それ故、8番トンネルの先のルートは、通常どおり(!?)、真っすぐ、前進していくという展開となっています。
しかしながら「逆走」および「急発進」といったエレメントが加わる頃から、ライドはちょっとおかしな挙動をし始めます。
それは、中国において「死」を意味する「4番」のトンネルを通ったあとの世界になっているからだと言われています。

え、じゃあ、無事に戻れないということ!?
4番トンネルの先には、一体、何が待ち構えているのでしょうか。
どうやら可愛らしいグリズリーたちの笑顔の下には、ゲストを「死の国」へ案内するという、恐ろしい ” もうひとつの顔 ” が隠れているのかもしれません…。
このエキサイティングな岩山は ” 香港 ” でしか味わえない

何度でも乗りたい
今回は、香港ディズニーランドのアトラクション「ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー」についての体験レポートをお届けしました。
本アトラクションは、フロンティアランド(またはウエスタンランド)と同様のテーマを継承しつつも独自路線を貫くエリア「グリズリー・ガルチ」のコンセプトに基づいた、唯一無二のスリル・ライドとなっています。エクスペディション・エベレスト級のモンスター・アトラクションを比較的近場のパークで楽しめるというのは、日本人にとっても嬉しいポイントですね(しかも、あまり混雑もしないという…)。
豊かな自然に囲まれた、この ” ハイイログマたちの聖域 ” を、是非、香港で体験してみてはいかがでしょうか。
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