これを観ずして香港ディズニーは語れない
この記事について
今回は、香港ディズニーランドのナイト・エンタテインメント「ペイント・ザ・ナイト・パレード」についてご紹介したいと思います。「混雑状況」や「鑑賞エリア」はもちろんのこと、「フロートの紹介」や「トリビア」など、鑑賞する前に知っておきたい情報や楽しみ方のポイントについて、臨場感たっぷりの ” 体験レポート ” と共にお届けいたします。
香港ディズニーが誇る夜のセレブレーション
ペイント・ザ・ナイト・パレード(Paint the Night Parade)は、メイン・ストリート・エレクトリカルパレードの後継にあたるナイト・エンタテインメントです。香港ディズニーランドの開園9周年にあたる「2014年9月11日」にスタートしました。ディズニーパーク初の ” 完全LEDパレード ” としても知られています。74万以上ものライトで煌めく7つのフロートがパークの夜を彩ります。
エンタテインメント情報
ペイント・ザ・ナイト・パレード(Paint the Night Parade)
- 開始時間:19:00~ ※ パークの営業時間に準拠。
- 所要時間:約15分
- タイプ:ナイト・エンタテインメント(全ゲスト対象)
- エリア:パークワイド/パレードルート(香港ディズニーランド)
- 開始日:2014年9月11日
- 混雑状況:★★★★☆
予約は必要!?
予約の必要はありません
パレードそのものは、開始時刻になったら自由に鑑賞できるため、予約の必要はありません。特別鑑賞エリア等も設けられているわけではないようです。
混雑状況について
もっと、ボクに群がってくれてもいいんだぜ
待ち時間/混雑する時間帯など
パレード開始の30分くらい前になると、パレードルート沿いにて、徐々に場所取りが始まります。15分前ともなると、ほぼゲストで埋め尽くされており、前方で鑑賞できそうなエリアを探すことはだいぶ困難な状態に。ある程度、眺めの良い席を確保するためには、 1時間くらい前からスタンバイする必要がありそうです。
体験レポート
さあ、幻想的なナイト・パレードの始まりです
それでは、香港ディズニーランドのナイト・エンタテインメント「ペイント・ザ・ナイト・パレード」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
パレードルートについて
香港のパレードは ” 明日世界 ” からスタート
パレードルートは、ミッキー・アンド・ザ・ワンダラス・ブックが上演されている「ストーリーブック・シアター」と「トゥモローランド」の間の通路からスタートし、お城(キャッスル・オブ・マジカル・ドリーム)の前を通過。その後、メイン・ストリート USAを通り「アート・オブ・アニメーション」の建物の横を抜けてゆく、といったコースとなっています。
鑑賞エリアについて
終わったらコレに乗ろうと決めていたのさ
私たちは、パレードの起点となる「ハイパースペース・マウンテン」にほど近い、トゥモローランド側にて鑑賞。
パレードの開始時間の15分くらい前に到着したのですが、ゲストでごった返しているということはなく、パレードルートの前列をキープすることができました。
押し合ったり、へし合ったり、妨げたりするようなゲストもいらっしゃらず、視界良好な状態でパレードを楽しめました。
いよいよ ” ペイント・ザ・ナイト・パレード ” が始まります
ゲートが開き、キラキラとLEDが輝き始めます
華やかな音楽、そして煌めくLEDライトと共に、待望のナイト・エンタテインメント「ペイント・ザ・ナイト・パレード」が、遂に開幕します。
あの ” 電子音 ” や ” エレクトリック・ミュージック ” が耳に届いた瞬間、一気に胸が高鳴ります。
それでは、本パレードの詳細について「前半」と「後半」、そして「フィナーレ」に分けて、ユニットごとにご紹介していきたいと思います。
前半:ティンカー・ベル ~ カーズ
まずはパレードの前半部分として「ティンカー・ベル」から「カーズ」までのフロートを一気にご紹介したいと思います。
ティンカー・ベルと仲間たち
私のことは、決して ” 前座 ” だとは言わせない
本パレードのトップバッターは、1953年公開のディズニー映画『ピーター・パン(Peter Pan)』に登場する妖精「ティンカー・ベル」です。
妖艶な笑みを浮かべ、ゲストを魅惑の世界へと誘います。
モンスターズ・インク
マイク・ワゾウスキとプロムで踊るんだ~
ティンカー・ベルに続いて登場するのは、2001年に公開されたピクサーの長編アニメーション『モンスターズ・インク(Monsters, Inc.)』の主役でもある「サリー」と「マイク」です。
エレクトリックな音楽に合わせて、陽気なダンスを披露します。
カーズ
ぶぅ、ぶぶぅ~
2006年公開のアニメーション映画『カーズ(Cars)』ユニットより、「ライトニング・マックィーン」「マック」「ドッグ・ハドソン」らが登場。
軽快な動きと共に、ゲストに笑みと元気を届けます。
後半:リトル・マーメイド ~ トイ・ストーリー
引き続き、パレードの後半部分として「リトル・ マーメイド」から「トイ・ストーリー」までのフロートを一気にご紹介したいと思います。
リトル・マーメイド
ねぇ、これ欲しい?20個もあるの…
1989年に公開されたディズニーの長編アニメーション『リトル・マーメイド(The Little Mermaid)』から、主人公の「アリエル」「フランダー」「ホレイシオ・フェロニアス・イグナシアス・クラスタシアス・セバスチャン」らが登場。
香港の ” アンダー・ザ・シー ” も、LEDライトによって、より煌びやかでヴィヴィッドな光を放っています。
美女と野獣
後ろに居るのは ” ビ〇ランテ ” なんかじゃないわ…
不朽の名作『美女と野獣(Beauty and the Beast)』からは「ベル」が登場。
お馴染みの黄色いドレスを着飾った美しい姿で、観客を魅了します。
今から、ボードルームで待つ「アダム王子」のもとへと向かうのでしょうか。
トイ・ストーリー
この ” ワンワン ” を止めるわけにはいかねぇんだ!
巨大な「スリンキー・ドッグ」に乗って登場するのは、カウボーイの「ウッディー」です。逆サイドには「バズ・ライトイヤー」も。
ピクサーを代表するアニメーション『トイ・ストーリー(Toy Story)』のフロートは、香港版「ペイント・ザ・ナイト・パレード」の ” ハイライト ” にもなっています。
フィナーレ:ミッキー&フレンズ
最後に、パレードのフィナーレにあたる「ミッキー&フレンズ」のセクションをご紹介いたします。
ドゥアルルルゥゥゥッツ!!
まずは「グーフィー」「ドナルドダック」「ミニーマウス」を乗せたフロートがゲストの目の前を通り過ぎていきます。
ほぼ目の高さと同じフロートとなっているため、キャラクターがより近くに感じられます。
ヤァ!ボクはミッキーマウス!!
本編ラストのフロートには、アニメーション映画『ファンタジア』に登場する、ソーサラー姿の「ミッキーマウス」が乗っていました。
やっぱり、最後は ” 世界のスーパースター ” に締めてもらわないとですね!
BGMについて
あれ?アレンジが、いつもと違う…
香港版の「ペイント・ザ・ナイト」を彩る楽曲には、メイン・ストリート・エレクトリカルパレードのテーマソング『バロック・ホウダウン』の新アレンジ Ver. と、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ(Wreck-It Ralph)』の主題歌でもあり、世界的なアーティスト「アウル・シティー(Owl City)」が歌う『When Can I See You Again ?』の広東語アレンジが使用されています。
ひと味違った新鮮なサウンド演出により、本ナイト・エンタテインメントがひときわ輝いて見えることでしょう。
香港の夜を彩る幻想的なエンタテインメント
最終日の ” ラスボス ” として相応しいパレードとなっています
今回は、香港ディズニーランドのナイト・エンタテインメント「ペイント・ザ・ナイト・パレード」についての体験レポートをお届けしました。
華やかな音楽に合わせて動き回る、煌びやかなフロートにて、夜のパークを美しく彩る「ペイント・ザ・ナイト・パレード」は、香港ディズニー訪問の際、必ず観ておきたいエンタテインメントのひとつとなっています。魔法使い姿のミッキーはもちろんのこと、『カーズ』『モンスターズ・インク』『トイ・ストーリー』といった、ピクサー色が強めのパレードとなっており「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」とは、ひと味違ったコミカルな世界観が創出されています。
香港ディズニーの最後を飾るに相応しい、この ” 煌めくナイト・エンタテインメント ” と共に、またひとつ素敵な思い出を残してみてはいかがでしょうか。