地球儀のモニュメントが象徴的なレストランです
この記事について
今回は、東京ディズニーシーのダイニング「マゼランズ」についてご紹介したいと思います。「料理の内容」や「レストランの雰囲気」はもちろんのこと、開催中のイベント「ピクサー・プレイタイム」とコラボレーションした「期間限定のスペシャルコース」やモチーフとなっている「作品の紹介」など、訪問する前に知っておきたい情報やお食事の楽しみ方について、臨場感たっぷりの ” グルメレポート ” と共にお届けいたします。
ディズニーシー 最高峰の ” 高級レストラン ” です
マゼランズ(Magellan's)は、本格的なコース料理やワインが味わえる、東京ディズニーシーで大変人気の高い ” 絶品レストラン ” のひとつです。名称は、大航海時代の探険家「フェルディナンド・マゼラン(Ferdinand Magellan)」に由来しています。
店舗情報
マゼランズ(Magellan's)
- 営業時間:パークの営業時間に準拠
- 所要時間:制限なし(約90~120分程度)
- スタイル:テーブルサービス形式
- ドレスコード:特になし
- エリア:メディテレーニアンハーバー(東京ディズニーシー)
- 混雑状況:★★★★☆
- 価格など:★★★★★
予約は必要!?
予約は取っておいた方が◎
マゼランズは「プライオリティ・シーティング(※)」対象のダイニングとなっています。
東京ディズニーシーにおいて、人気の高いレストランのひとつとなっているため、できるだけ早めに「オンライン」にて申し込んでおいた方が良さそうです。
【受付期間:ご利用希望日の1ヵ月前の「10:00」~ ご利用日前日の「20:59」まで】
なお、当日枠は、オンラインは「9:00」より、店頭では「10:00」より承っているとのこと。
補足(※)
プライオリティ・シーティング(Priority Seating):レストランの事前予約システムのこと。利用希望時間を予め指定することで、来店時、優先的にテーブルへと案内される。
ドレスコードはあるの??
マナーを守って、お食事を楽しみましょう
ドレスコードは特に指定されていません。但し、一般的なマナーとして、露出の多い服装やサンダル履き、不適切な表現(差別、卑猥、悪態など)が書かれた衣服の着用等は控えるようにしましょう。
混雑状況について
空いている時間を狙って、より優雅に楽しみたい
混雑する時間帯など
マゼランズは、ランチとディナーの時間帯を中心に、一定の混雑が見られます。とりわけ「11:30~13:00」と「16:30~19:00」には、よりゲストが集中する傾向にあるようです。
食前&食後の予定を加味しつつ、適宜「プライオリティ・シーティング」等を活用するようにしましょう。
グルメレポート ~ ディナー編 ~
今回はコチラのコースメニューをご紹介いたします
それでは、東京ディズニーシーのダイニング「マゼランズ」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
建物にも風格が感じられますね
マゼランズは、メディテレーニアンハーバーに佇む、大航海時代の要塞(フォートレス)をイメージした、歴史を感じさせる外観となっています。
店内の様子/雰囲気
よく見ると「地球儀」は回っています
建物の中へと入ると、本レストランの象徴とも言える「巨大な地球儀」に迎えられます。
メインの「地球儀の間」の他、ダイニングルームは、全部で3つに分かれています。
テーブル/座席など
より落ち着いてお食事を楽しめるボックス席も◎
座席数は約200席あるとのこと。
テーブル同士の間隔もしっかりと空けられており、キャパシティ・コントロールも適切であるため、ゆったりとした空間が広がっています。
メニューについて
ココに来たらやっぱり ” ワイン ” は味わっておきたい
マゼランズは「テーブルサービス型(コース形式)」となっているため、料金はメニューによって異なっています。
価格の目安(ディナー時)としては、
- 料理4皿+ワイン(ハーフ):~¥15,000/1コース
といったところでしょうか。
※ 価格は2020年1月時点のものです。
限定メニューを提供中!
ToTの前にも、巨大な「ピクサーボール」が出現!
現在、TDSでは「ピクサー・プレイタイム」が開催されているため、マゼランズでは、本イベントにちなんだコース料理が設けられています。
東京ディズニーシー「ピクサー・プレイタイム」スペシャルコース
- 【期 間】2020年1月9日 ~ 2020年3月19日
- 【内 容】
- 鮪とブロッコリーのタルタル、和風ジュレ
- 平目のヴァプール ヴィエノワーズ仕立て 白ワインソース
- 黒毛和牛のロースト、グリーンペッパーソース
- パン
- ホワイトチョコレート&チョコナッツバニラアイス
- プティフール
- コーヒー、または紅茶
- 【価 格】¥8,900
ピクサー・プレイタイムとは
ピクサーのキャラクターたちが活躍するシーズンとなりました
東京ディズニーシーにて開催される「ピクサー・プレイタイム(Pixar Playtime)」は、『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』といった、日本でも人気の高い ” ピクサー映画 ” に登場するキャラクターをフィーチャーした、冬季限定のスペシャル・プログラムです。
イベント期間中は、ショーやパレード、限定グッズの販売の他、作品をテーマとした料理やスイーツが楽しめます。
料理のご紹介
それでは「マゼランズ」にて、実際にいただいた「東京ディズニーシー ” ピクサー・プレイタイム ” スペシャルコース」の内容について、ご紹介していきたいと思います。
前菜:鮪とブロッコリーのタルタル、和風ジュレ
見た目も鮮やかで、可愛らしいアペタイザーです
まずは「前菜」から。
こちらは、2009年公開のピクサー映画『カールじいさんの空飛ぶ家(Up)』をテーマとしたひと皿となっています。
細かく刻まれた鮪とブロッコリーのタルタルは口に入れた瞬間、ホロっと崩れ落ち、柔らかな食感とマグロの甘みが口の中に広がります。
TDSを闊歩する「カールじいさん」と愛犬の「ダグ」
小さなグラスの中に入っているのは和風のジュレです。クルクルとかき混ぜて、タルタルにかけていただきます。
色鮮やかなタピオカ、そして、ふわふわとした泡状のものはなんと ” ワサビ味 ” のドレッシングとなっています。これはおそらく、カールじいさんの家を大空高く羽ばたかせた「風船」や「雲」を表現したものなのでしょう。
メイン ①:平目のヴァプール ヴィエノワーズ仕立て
パリのビストロでも振舞われそうな逸品です
1つ目のメインは「魚料理」です。
ヴァプールとは「蒸し焼き」のこと。フランスの魚料理においては、定番の調理法となっています。白ワインソースが添えられた肉厚のヒラメは、表面はパリっと固めですが、中はとても柔らかく、白ワインとの相性も抜群です。
パリ・ディズニーには、ホンモノの ” レミーのレストラン ” があります
2007年公開の映画『レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』に登場する「ラタトゥイユ」もこちらの料理にて味わえます。ウォルト・ディズニー・スタジオにまで行かなくても、あのレミーの ” ラタトゥイユ ” が味わえるのは嬉しいですね。
カリカリのパスタ生地で作られた ” エッフェル塔 ” も、レミーが暮らすパリの雰囲気の創出に一役買っています。
メイン②:黒毛和牛のロースト、グリーンペッパーソース
映画共に ” 心 ” が温まる料理(作品)です
メインの2つ目は「肉料理」です。
2017年公開の映画『リメンバー・ミー(Coco)』をテーマとしたひと皿となっています。
黒毛和牛のローストには、映画の主人公「ミゲル」のギターが象られた野菜が添えられています。オレンジ色のソースは、あの「マリーゴールドの橋」を表現しているのかもしれません。ローストビーフはソースと岩塩でいただきます。お肉そのものの味をしっかり楽しみたいという方は、是非、岩塩でご賞味ください。甘みを抑えた紫いものマッシュポテトも◎
デザート:ホワイトチョコレート&チョコナッツバニラアイス
チョコレートで出来た「アイマスク」がチャーミングですね
コースの締めのデザートは、2004年公開のピクサー映画『Mr.インクレディブル(The Incredibles)』をテーマとしています。
Mr.インクレディブルのトレードマークでもある「アイマスク」は、チョコレートで出来ています。斜めにかけられたグリーンのソースは、ジャック・ジャックのレーザー光線をイメージしたものと思われます。
プティフールももちろん「インクレディブル」仕様(笑)
チョコナッツバニラアイスも濃厚ながら、甘さ控えめで ” 大人な味 ” となっていました。
メインのデザートプレートの他に、プティフール(クッキー&マカロン)と、コーヒーまたは紅茶いずれかの飲み物がついています。
総評
ピクサー・プレイタイム・パルズでも「ジャック・ジャック」が登場!
料理の一つひとつに、ピクサー映画を彷彿させるエレメントが盛り込まれており、ストーリーに思いを馳せながら楽しい食事の時間を過ごすことができました。
見た目の美しさ、芸の細かさだけでなく、味付けも繊細で、グルメの舌を唸らせる絶品料理となっています。
前菜に加え、メインとデザートがそれぞれ2品ずつあるため、ボリュームも感じられました。
もう一つの隠し部屋!? ” アーミラリー・チェンバー ” とは
マゼランズにはミステリアスな一面も
ここでひとつ、小咄を(笑)。
こちらのレストランには ” 隠し部屋 ” があることはご存知でしょうか?
マゼランズには、ワインの貯蔵室をモチーフとした部屋、通称「ワインセラーの間」と言われるダイニングルームが「隠し部屋」として存在しているのです。
こちらがその ” 隠し部屋 ” です
しかしながら、この話はあまりにも有名なので、知っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。
それでは、ワイン部屋の他に、もうひとつ ” 別の部屋 ” があることはご存知でしょうか??
この部屋に通されて嬉しいと感じるのは私だけ!?(笑)
それは「アーミラリー・チェンバー(Armillary Chamber)」という、メインの部屋のさらに奥に存在しているダイニングルームです。
部屋の中央には、銀色の ” アーミラリー(渾天儀 ※)” が鎮座していることから「渾天儀の間」とも呼ばれています。
補足(※)
渾天儀(こんてんぎ):天動説に基づいた天体の動きを示した球体型の模型または機器。
天動説には ” ロマン ” が感じられますね
私たちは「マゼランズ」でのお食事が、TDS訪問の楽しみのひとつとなっているのですが、何故かこちらのダイニングルームに通される機会にはなかなか恵まれませんでした。
遂に、憧れの ” 渾天儀の部屋 ” とめぐり逢うことができた際は、感慨ひとしおでした。
絶品グルメを ” ピクサー作品 ” と共に
TDSでのディナータイムはぜひマゼランズで!
今回は、東京ディズニーシーのダイニング「マゼランズ」についての体験レポートをお届けしました。
本記事にてご紹介させていただいたコース料理は、味はもとより、芸の細かさや遊び心が沢山隠された、ピクサー・アニメーションの世界観を ” 楽しく ” 堪能できる点が大きな魅力となっています。この機会に、ピクサー作品をいくつか観ておくと、よりお食事が楽しめるかもしれませんね。
ちなみに、こちらのコースは【2020年3月19日】までの ” 限定メニュー ” となっています。この味を試してみたいという方は、お早めに。
皆さんも、優雅な空間で寛ぎながら ” 笑みが零れる絶品料理 ” を、是非、TDSで体験してみてはいかがでしょうか。