蒸気機関車に乗ってパークを一周、夢いっぱいの鉄道旅行へ
この記事でわかること
- アトラクション「ディズニーランド鉄道(パリ)」の基本データやトリビア
- 混雑を回避するコツ
- このアトラクションの見どころ&おすすめポイント
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海外ディズニーパーク&リゾート情報の総合ウェブメディア「ワールド・オブ・ディズニー ‐ World of Disney ‐ 」が、パリのディズニーについて ” 独自 ” の視点に基づく「リアルな情報」「裏ワザ」「攻略法」を全力でご紹介したいと思います★
ディズニーランド・パークの ” 美しい景観 ” を堪能できます
ディズニーランド鉄道(Disneyland Railroad)は、蒸気機関車でディズニーランド・パークを一周する、鉄道型のアトラクションです。メイン・ストリート USA、フロンティアランド、ファンタジーランド、ディスカバリーランドの4つのエリアには ” 停車場(駅)” があり、自由に乗降することが可能です。
アトラクションのデータ
ディズニーランド鉄道(Disneyland Railroad)
- 所要時間:約30分(1周)
- アトラクションタイプ:蒸気機関車(ファミリー向け)
- エリア:メイン・ストリート USA、他(ディズニーランド・パーク)
- 開始日:1992年4月12日
- 混雑状況:★★★★☆
- ファストパス:✕
- シングルライダー:✕
パリ以外でこのアトラクションを楽しめるパークは??
ディズニーランド・パークの「ディズニーランド鉄道」と同タイプのアトラクションは、以下のディズニーパークにも導入されています。
- ディズニーランド(カリフォルニア)
- ディズニーランド鉄道(Disneyland Railroad)
- マジック・キングダム(フロリダ)
- ウォルト・ディズニー・ワールド鉄道(Walt Disney World Railroad)
- 東京ディズニーランド
- ウエスタンリバー鉄道(Western River Railroad)
- 香港ディズニーランド
- 香港ディズニーランド鉄道(Hong Kong Disneyland Railroad)
機関車にはそれぞれ名前が付いています
西部開拓時代を代表するスターが目白押しです
パリ版のディズニーランド鉄道は、全部で4台の「蒸気機関車」が走行しています。各列車にはアメリカの偉人や伝説に由来する名称が付けられています。
WF コーディ
WF コーディ(WF Cody)は、アメリカ西部開拓時代のガンマン「バッファロー・ビル(Buffalo Bill)」の本名「ウィリアム・フレデリック・コーディ(William Frederick Cody)」に由来。
CK ホリデイ
CK ホリデイ(CK Holliday)は、かつてアメリカ合衆国に存在した鉄道会社「サンタフェ鉄道(Atchison, Topeka and Santa Fe Railway)」の初代社長「サイラス・ホリデイ(Cyrus K. Holliday)」に由来。
G. ワシントン
G. ワシントン(G. Washington)は、初代アメリカ合衆国大統領「ジョージ・ワシントン(George Washington)」に由来。
ユーレカ
ゴールド・ラッシュの時代に発展した北カリフォルニアの都市名「ユーレカ(※)」に由来。
補足(※)
ユーレカ(Eureka):古代ギリシアの数学者「アルキメデス(Archimedes)」が叫んだとされる「私が見つけた」という意味を持つ言葉。ゴールド・ラッシュの時代、金を見つけた時の合言葉にもなっていた。
混雑状況について
お昼過ぎに若干混雑が緩和されることも
待ち時間/混雑する時間帯など
パーク内において、比較的、待ち時間の長いアトラクションのひとつとなっています。
待機時間の目安としては、平日は30~45分、休日で60~90分程度といったところでしょうか。混雑日には120分を越えることも。
一時的に混雑が緩和される時間帯(12:30~15:00、など)もあるようです(その場合の目安は「15~30分」程度)。どうしてもスタンバイで並ぶ場合には、朝イチの他、そういったタイミングを狙ってみるのも良いでしょう。
ファストパスには対応しているの?
ファストパスには対応していないアトラクションです。
シングルライダーには対応しているの?
シングルライダーには対応していないアトラクションです。
体験レポート
ここから ” 夢の鉄道旅行 ” が始まります
それでは、ディズニーランド・パークのアトラクション「ディズニーランド鉄道」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
外観について
開園時の ” 名残 ” が、今もなお
メイン・ストリート駅(Main Street Station)には、華やかさを特徴とする ” ヴィクトリア様式 ” のデザインが取り入れられています。現在も駅舎の周りの看板や小道具等には、オープン当初に使用されていたイニシャル「EDRR(※)」表記の装飾が見られるとのこと(上記画像参照)。
補足(※)
EDRR:オープン当初の呼び名「ユーロ・ディズニーランド鉄道(Euro Disneyland Railroad)」の頭文字をとったもの。
Qラインについて
待機列には ” お昼過ぎ ” を狙って並びたい
駅舎の中へと入り、ホームまでしばらく道順どおりに歩いていきます。普段は混雑しているQラインも時間帯によっては、ほぼノンストップで乗り場まで移動することが可能です。
各テーマランドの特色が感じられるポスターとなっています
Qライン沿いには、メイン・ストリート USA、フロンティアランド、ファンタジーランド、ディスカバリーランドのイメージ・ポスターが飾られています。
乗り場にて
メイン・ストリート駅のホームにて
しばらく道なりに進んでいくと、ライドの乗り場が見えてきます。
クラシカルなプラットホームにてしばし待機。ホームに着いてから、列車が到着するまでの時間は「5分」程度でしょうか。キャストさんのコスチュームもカッコいいですね。
ライドは ” 蒸気機関車 ” 型
クラシカルなスタイルがいい味を出しています
ゲストは ” 蒸気機関車型 ” のライドに乗ってアトラクションを体験します。ひとつの列車につき定員は250名(50名/1両 ※ 5両編成)。このノスタルジックな風貌に、郷愁を誘います。
さあ、” 夢 ” を乗せた鉄道の旅へ!
ディズニーランド鉄道は、全部で4つの駅(ステーション)で結ばれています。駅舎はそれぞれ異なった雰囲気や趣があり、列車を乗降する度に、えも言われぬ風情を感じます。
それでは、本アトラクションの乗車体験について「前半」と「後半」に分けてご紹介していきたいと思います。
乗車体験 ①:メイン・ストリート駅 ~ フロンティアランド・デポ
まずは、始発駅の「メイン・ストリート駅」と、西部の町 ” サンダー・メサ ” にある駅舎「フロンティアランド・デポ」の2つについて、ご紹介いたします。
メイン・ストリート駅
パークのエントランスに最も近い駅となっています
パーク1周の夢の鉄道旅行は、1つ目の駅「メイン・ストリート駅(Main Street Station)」から始まります。
私たちは「ジョージ君」に乗車しました
目の前に到着したのは「G. ワシントン」号。鮮やかな群青色したボディが特徴的です。ボーっと汽笛が鳴り響き、ゆっくり、そして、ガタゴトと揺られながら、列車が動き始めます。
片側開きのため、秋のフランスでも寒くはなかったです
シートは前向きではなく、” 横向き ” となっています。これは、パークの内側が見えるようにするためです。このような独特な座席スタイルとなっているため、パリ版のディズニーランド鉄道は「グランド・サークル・ツアー(Grand Circle Tour)」とも呼ばれています。
パリでも ” グランド・キャニオン ” が見られるとは
メイン・ストリート駅を出発し、しばらくすると列車は真っ暗なトンネルの中を通ります。
窓の外側に目をやると、そこには「グランド・キャニオン」の壮大な景色が広がっています。これはTDLの「ウエスタンリバー鉄道」における、” 中生代へのタイムスリップ ” と同様の演出となっています。
しかしながら、パリ版の鉄道で観られるものは「ステゴサウルス」や「アロサウルス」などの ” ダイナソー ” ではなく「ピューマ」や「コヨーテ」、「シカ」といった、北アメリカに生息する野生動物たちです。
フロンティアランド・デポ
タイミング次第では ” 間欠泉 ” の吹き出しも観られます
トンネルを抜けるとそこは「フロンティアランド」だった―。
目の前には、ゴールド・ラッシュで栄えた「サンダー・メサ(Thunder Mesa)」の町並みが広がっています。車窓からは、この町に富と悲劇をもたらした聖なる金鉱山「ビッグサンダー・マウンテン」も眺めることができます。
サンダー・メサの一風景
列車は2つ目の駅「フロンティアランド・デポ(Frontierland Depot)」にて、一度停車します。この駅は蒸気機関車の給水および給油場所としても機能しているとのこと。
この要塞ではカリブの海賊たちが暴れまわっています
新たなゲストを乗せ、列車は「アドベンチャーランド」へと向かいます。
このエリアには危険な古代神殿やジャングルの他、カリブの海賊たちが暴れまわる「要塞」があります。列車がその中へと入ったら、窓の外を注意深く眺めてみてください。かの有名なパイレーツ「ジャック・スパロウ(Jack Sparrow)」と会えるかもしれませんよ。
ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「カリブの海賊」については、以下の記事でも詳しく紹介しております。こちらも参考にしてみてください。
<ブログカード>
乗車体験 ②:ファンタジーランド駅 ~ ディスカバリーランド駅
続きまして、鉄道の中間地点に位置する「ファンタジーランド駅」と、レトロフューチャーの世界に佇む「ディスカバリーランド駅」の2つについて、ご紹介いたします。
ファンタジーランド駅
” アリスの迷路 ” に溶け込む、ファンタジーランドの駅舎
要塞を抜けると、3つ目の駅「ファンタジーランド駅(Fantasyland Station)」が見えてきます。駅舎はディズニー映画『ふしぎの国のアリス』に登場するメイズ(迷路)を再現したアトラクション「アリスのキュリアス・ラビリンス」に隣接しています。
車窓からは ” 眠ってばかりのプリンセスのお城 ” も見えます
花や木々に囲まれ、4つの駅の中で最も美しいステーションだと言われています。駅舎のデザインは英国式建築に基づいているとのこと。
こちらは ” 小さな世界 ” の乗り場です
列車は「イッツ・ア・スモール・ワールド」の ” 裏側部分 ” を通り抜けていきます。タイミング次第では、スモワ乗船中にディズニーランド鉄道の蒸気機関車も見ることが可能です。
その後、G. ワシントン号は、最後の駅「ディスカバリーランド駅」へと向かいます。
ディスカバリーランド駅
エリアをぐるっと周るような形で列車は進んでいきます
4つ目の駅「ディスカバリーランド駅(Discoveryland Station)」は、過去の人間が想像した未来像を意味する ” レトロフューチャー ” をコンセプトとしたエリア「ディスカバリーランド」の中心に位置するステーションです。
ハイパースペース・マウンテンの真後ろにあります
この駅は「スペース・マウンテン」の導入に伴う拡張工事の際に新設されました。パークの開園後に追加された ” 唯一 ” の駅舎となっています(1993年7月オープン)。
そして、列車はメイン・ストリート USAへ…
新たな出発に向けて、汽笛を鳴らす準備をし始めています
空想未来都市から一転、古き良きアメリカの ” タウン・スクエア ” を眼下に望む「メイン・ストリート駅」へ。
時空を超えたこの30分間の旅を無事終えたG. ワシントン号は、誇らしげにも、少し、寂しげにも見えます。
夢の旅路の余韻に浸りながら、蒸気機関車に別れを告げ、この駅舎を後にします。
ウォルトは ” 鉄オタ ” だった!?
シュ、シュ~、ポッポー!
ウォルト・ディズニーは自宅の裏庭にミニチュア鉄道を建設してしまうほど、” 鉄道愛好家 ”として有名だったそうです。
彼は「鉄道の素晴らしさを世界に広めたい」という、自身の鉄道愛を共有するために「ディズニーランド鉄道」を作ったと言われています。
ウォルト亡き後も、「鉄道型」のアトラクションをパークに導入し続けたのは、彼のその鉄道への強い愛情が受け継がれている証なのでしょう。
今も ” ウォルトの夢 ” を乗せた蒸気機関車たちは、世界中のディズニーパークで走り続けています。
ウォルトの想いを体感できる夢の旅
訪問の終盤に乗車すると感慨深さがアップします
今回は、ディズニーランド・パーク(パリ)のアトラクション「ディズニーランド鉄道」についての体験レポートをお届けしました。
鉄道系のアトラクションは、ぐるっとパークを1周するため、その国のディズニーの雰囲気をいっぺんに感じられる夢の乗り物です。車窓から眺める景色はもちろん、汽笛の音、エンジンの響き、車輪から伝わる振動や仄かに香る油の匂いなど、そのどれもが鉄道の旅を盛り上げる小粋なエレメントとなっています。
蒸気機関車に乗って、4つの駅舎と5つのエリアをめぐる、この魅力あふれる ” 鉄道の旅 ” を、是非、パリで体験してみてはいかがでしょうか。
パリ・ディズニーへのご旅行を計画中の方へ
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